『決着の瞬間(とき)』(2020.12.26)
《粗筋》 
 


 ダイのライディンにより動かなくなったヒュンケルを見て、勝ったとはしゃぎ、調子に乗って近づくポップ。だが、そんなポップをヒュンケルは殴り飛ばす。
 彼は確かに電撃呪文のダメージを受けた。だが、それに耐える強さを持っていたのだ。

 もう一度、ライディンを撃つようにと指示を飛ばすポップだが、それは一歩遅かった。再び闘魔傀儡掌でダイの動きを封じたヒュンケルは、必殺技ブラッディースクライドで止めを刺す。

 ヒュンケルの攻撃を受ける刹那、ダイは圧倒的な敗北感を味わう。
 剣でも魔法でも、ヒュンケルにはかなわない――そう思ったのを最後に、ダイの意識は刈り取られた。
 倒れるダイを見て、勝利を確信するヒュンケル。






 その頃、マァムは大切そうに荷物を抱え、通風口を進んでいた。先に光が見え、出口が近いことを確信する。






 倒れたダイの元に近づき、必死に呼びかけるポップ。ポップはダイを死なせてしまったと自責の念に駆られ、嘆いていた。そんなポップにさえ、ヒュンケルは止めを刺そうとする。
 が、それを止めたのはマァムだった。

 ダイが倒され、ポップが殺されそうになっている光景を見て、マァムは必死になってヒュンケルに訴えかける。
 マァムはヒュンケルの誤解を解こうと、バルトスの残した遺言が封じられた『魂の貝殻』をヒュンケルに差し出す。
 





 ヒュンケルとマァムの会話に見向きもせず、ポップは倒れたダイを心配し、放心状態に誓った。だが、ダイが生きていることに気づき、途端に元気を取り戻す。
 確かめるとダイの胸当ては大破していたが、ギリギリで交わしたため急所はそれていた。

 しかし、強い衝撃で意識を失ったダイは悪夢の中にいた。
 実際以上に巨大に感じられるヒュンケルに対して、剣でも魔法でも勝てないとうなされるダイ。






 一方、ヒュンケルはマァムから魂の貝殻を受けとり、バルトスの遺言を聞く。聞きやすいように兜を落とし、貝殻を直接耳に当てるヒュンケル。
 忘れられないバルトスの声が、あの日、魔王城で起こった真実を語った。

 15年前、地底魔城に攻めてきたアバンと戦い、敗北したバルトスは死を覚悟した。だが、アバンはバルトスが首から提げていた星の飾り物を見て、彼に子供がいることを推察。
 家族がいるバルトスを気遣い、アバンは戦いを止めて剣を納めた。

 そんなアバンに感服し、バルトスはヒュンケルのことを打ち明け、育ててくれるようにと懇願する。魔王ハドラーが死ねば、バルトスも死ぬと分かっていたからこその頼みだった。
 
 これまで知らなかった事実に、ショックを受けるヒュンケル。
 バルトスの回想は、まだ続く。
 ハドラーの断末魔が響いたが、バルトスは死ななかった。いぶかしがるバルトスの元にやってきたのは、手傷を負ったハドラーだった。

 アバンに敗れたハドラーは、大魔王バーンに救われたと言う。身体を癒やすためこれから13年間の眠りに就くというハドラーは、その前にバルトスを処分しにきた。
 情愛を持つバルトスを不良品と呼び、怒りをぶつけるかのように攻撃する。

 勇者に見逃された地獄の門番バルトスは、皮肉にも守るべき魔王ハドラーにより致命傷を負った。
 ハドラーが去った後、ヒュンケルが泣きながら駆け寄ってきたが、すでにバルトスには全てを話す力は残っていなかった。
 だからバルトスは、遺言を魂の貝殻に封じ込めた。





 真相を知ったヒュンケルは、激しい衝撃を受ける。すぐには受け入れきれず、嘘だと魂の貝殻を投げ捨てるヒュンケル。
 だが、その時落雷が走った。

 雷と同時に、ダイがふらりと立ち上がる。
 『剣と魔法……』そう呟くダイは、いつものダイではなかった。光をなくした目で前に進むダイは、ポップが足を掴んで止めようとしているのも振り払う。

 ポップの言葉も聞こえていない様子のダイは、意識がない様子だ。武闘家などが戦いの中で意識喪失しても無意識で戦い続ける時があるが、今のダイもそんな状態らしい。
 無意識のまま戦おうとするダイは、ポップの制止も聞かない。

 そして、戦いに応じようとするヒュンケルをマァムは必至に止めようとするが、その言葉も彼の心に届かない。真実を受け入れきれず、マァムを突き飛ばすヒュンケル。

 魔王軍として戦うと言い張るヒュンケルと、闘争本能のみのダイの戦いが始まる。だが、ダイの動きにいつものスピードはない。
 しかし、魔法と剣だけに拘るダイは、魔法剣を生み出してヒュンケルに攻撃した。

 魔法を弾く鎧すら切り裂く魔法剣に驚くヒュンケル。剣と魔法を同時に使える存在など、人間以上の存在としか思えない。
 驚愕するヒュンケルに、容赦なく続くダイの連続攻撃。
 重い攻撃は、ヒュンケルの無敵のはずの鎧を徐々に壊していく。

 ついにヒュンケルの剣を跳ね飛ばし、止めを刺そうとするダイ。が、ヒュンケルの闘魔傀儡掌のせいで、またもダイは空中で動きを止められてしまう。
 焦るポップは、まだ空に雨雲があるのに気がつき、ダイに稲妻を呼ぶように叫ぶ。

 繰り返した特訓のせいか、ダイは無意識のままで稲妻を呼ぼうとする。そんなダイに、ヒュンケルは剣を持ち直し、必殺技を放った。
 が、ダイは力ずくで闘魔傀儡掌をはね除け、稲妻を呼び寄せて剣にまといつかせる。

 今度は雷の魔法をまとった剣が、ライディンストラッシュとしてヒュンケルを襲う。
 未完成とは言え、今のダイに放てる最高の技だ。
 
 土煙が薄れた中、現れたヒュンケルはボロボロに傷ついていた。だが、それにも拘わらず、まだ立っているヒュンケルを見て、不死身かと驚くポップ。
 が、数歩前進したところでその鎧は砕け散り、ヒュンケルは倒れた。そんなヒュンケルに対して、無表情のまま近づいたダイは止めを刺そうとする、

 それを止めたのは、マァムだった。
 ダイに戦いを止めるように訴え、ヒュンケルを庇い、涙するマァム。
 その時、雲に覆われた空に光が差した。

 倒れているヒュンケルを膝枕するマァム。その姿を見て、ダイは正気に戻る。
 なぜ敵である自分にここまでするのかと戸惑うヒュンケルに、マァムは彼のアバンのしるしを返す。

 マァムの聖母のような優しさに、心を動かされるヒュンケル。
 彼は今こそ、自分の敗北を認めた。
 涙するヒュンケルに、優しく回復魔法をかけるマァム。ポップはヒュンケルが復活するかもと慌てるが、マァムはそんな心配はいらないと一蹴する。ダイも剣を納めるが、ポップは自分よりもヒュンケルがマァムに厚遇されているのに不満がある様子だ。
 
 やっと和解を得たアバンの使徒達――。
 が、闘技場に不気味な笑い声が響き渡る。人の気配にダイとポップは振り返り、ヒュンケルはマァムのベホイミを途中で打ち切り、敵に身構える。
 
 現れたのは、フレイザード。
 自ら魔王軍最強と名乗る氷炎将軍はヒュンケルをあからさまに馬鹿にし、嘲笑う。フレイザードは、勇者ごとヒュンケルを抹殺するためにここに来たのだ。
 
 死火山に炎を打ち込み、マグマを噴出させるフレイザード。
 突如、地震のように揺れ、マグマがじわじわと湧き上がってきた。フレイザードにむかって剣を投げつけるヒュンケルだが、それは当たらなかった。キメラの翼を使って、さっさと逃げ出すフレイザード。

 残されたダイ達はマグマから逃げようとするが、もう周囲を囲まれている。闘技場の上の方まで逃げる体力も残っていない。
 が、マグマに飲み込まれるかと思った時、ヒュンケルはダイ達の乗った岩盤ごと持ち上げる。

 自分の足を焼かれながらヒュンケルが思うのは、クロコダインのこと。かつての盟友の想いを今こそ痛感し、彼の強力を借りたいと願うヒュンケル。
 力を振り絞り、ヒュンケルはダイ達を安全圏まで放り投げる。
 だが、その結果、ヒュンケルは逃げることも出来ずにマグマに取り残される。

 マグマに飲まれそうなヒュンケルを見て、悲痛に叫ぶマァム。
 だが、ヒュンケルの表情は満足げだった。
 マグマが噴き荒れ、危険度を増すのを見てダイとポップは、マァムを文字通り引きずりながらその場を離れる。
 それでも最後までマァムはヒュンケルを心配し、彼の名を呼び続ける。

 そんな彼らに、片手をあげて別れを告げ、マグマに沈むヒュンケル。
 マグマに飲まれたのは、彼だけではなかった。地底魔城も、そこに棲まう怪物達も一緒に消えていく。
 鈴の音をならしながら、モルグもヒュンケルに殉じるのだった――。






 その頃――鬼岩城では、生き残った六団長が集まっていた。
 地底魔城が死火山の噴火に見舞われ、ダイとヒュンケルが死亡したことが告げられる。
 バランは、『死火山』が噴火した不自然さに気づいていた。

 が、フレイザードは白々しく不運な話だと言ってのけ、勇者を道連れにして死亡したヒュンケルに対して、形ばかりの賞賛を口にする。
 無論、その場にいる誰もがフレイザードの真意に気づいていた。だが、わざわざそれを指摘する者はいない。

 ヒュンケル亡き後のホルキア大陸討伐に、フレイザードが名乗りを上げる。すでに勇者亡き後、パプニカの王女レオナを殺すだけ……歯ごたえのない仕事だとフレイザードは高笑うのだった――。


《感想》

 今回の冒頭を見て真っ先に思ったこと……

『寸暇を惜しんであちこち削りまくっているくせに、なぜに冒頭に使い回しシーンを入れるっ!?』

 ヒュンケルが殴る前、ダイがそれに気づいてポップと忠告するシーンも削り、原作ではひっくり返っていたポップのダメージシーンおよび、ダイがポップを抱き起こすシーンをも削っておきながらっ。

 って言うか、ダイ、敵を警戒するのもいいけど、も少しポップのことも心配してあげてよ〜。
 ダイがヒュンケルに後れをとった理由の一つが、ポップを庇っていたからと思っていたのに、アニメじゃそんな理由もナシに負けている〜っ。

 あ、でも、ダイが敗北感に打ちのめされるモノクロ的画面演出はいいですね、すっごく気に入りました♪

 そう言えば、ほぼカットだけだったので良く分からなかったのですが、マァム、右手で荷物を胸に抱え込んだままで四つん這い進みをしていましたが、あの姿勢だと、相当無理があるのでは……。
 アニメとして、どうやって動かすのか見てみたかったですよ。
 
 ゴメちゃんの出番も、思いっきり削られているし! ゴメちゃんが先行し手驚いたり、マァムを呼ぶシーンもまるっとカットされとる〜っ。

 けど、ポップがおれのせいだと嘆くシーンが追加されてるーっ♪
 原作では「おれはダイを……ダイを……」としか言ってなかったので、ずーっと長い間「おれはダイを、それでも助けるんだ」的な意味合いだと思っていましたよっ。
 
 自責の念だったとは思いもしませんでしたが、考えて見ればヒュンケルと戦いたくないと消極的だったダイを説得し、戦法まで考えてヒュンケルとの対決したのはポップだったのだから、そういう意味では責任者ですね。自分が悪かったと考えても、無理もないかも。

 う〜む、これまでは自分で解釈していた部分が、アニメのおかげで思ってもみなかった新解釈が加えられるのって、超新鮮ですね♪

 でも、ゴメちゃんのシーンはカットされがちなのか、ゴメちゃんがダイの元に飛ぶシーンも省略されてる〜。ポップがジリジリと匍匐前進でダイに近づくシーンもないし〜。ポップがダイをひっくり返して傷を確かめるシーンも、省略済み。
 テンポアップのためとは言え、細かな部分が削られまくりですな。

 ダイの悪夢がシリアス化したのは、嬉しい変化。ヒュンケルが巨人化した表現や、ダイの迷いを表すように画像を揺らがせる表現、いいですね♪

 魂の貝殻、なんか乙女チックなパステル色に……ッ(笑)
 ま、まあ、それはいいとして、若きアバンとバルトスのシーン、感動的でよかったです〜。

 小さいヒュンケルが、実に可愛いのなんの♪ ちびヒュンケルがこんなにも可愛いとは……何かに目覚めてしまいそうです♪

 特に、バルトスに上げるための星の首飾りを得意そうに上に掲げているヒュンケルの笑顔がダイっぽくて、無邪気な感じ。
 ヒュンケルにも、こんな可愛い時があったのかーとしみじみしちゃいます。原作バージョンより、格段に可愛さを上げてきましたよっ、ショタ度が250%ぐらい跳ね上がりましたよッ、多分。

 これは、バルトスさんが土下座してまで頼み込むわけです。って言うか、原作では土下座シーンなかったのですが……アニメ版バルトスさん、めっちゃ必至ですね。

 アバンがハドラーのところに向かうのを見て、バルトスさんがため息をついたシーンも追加シーンですね、ここも、よかった!

 バルトスにしてみれば、ヒュンケルのことを可愛がりつつも、いつか人間の元へ返してやらなければという想いがあったでしょうから、信頼できる人間に託せると分かってホッとした気持ちと、寂しい気持ちがあったでしょう。
 そりゃ、ため息の一つや二つ、出るってものですよ。

 ……戦いには不満が残りますが。バルトスさん、せっかく剣を持った手が6本あるのに右上腕一本しか使わないってどういうこと!? アバン先生が剣をはね除けるのも、2本しか払っていないのに全部落とされているしっ。

 腕が複数あるのなら、複数あるなりの戦い方ってのがあるんじゃないでしょうかね!? 打ちかかって相手の剣の動きを止めつつ、他の剣で止めを刺すとか!

 っていうか、原作がそうだったとは言え、せっかく6本剣を持つんなら剣の種類とまで言わなくても長さや細さは変えたらいいのにと思っちゃいましたよ!

 下の方の手には細身の剣を持たせてスピードアップを狙い、大振りをしやすい上の剣は重厚さを強める、とか。

 ハドラーが地下に現れるシーン、血まみれじゃなくなっている〜っ。でも、服の破れ方は原作よりひどくなっていますね、ヘソチラしとりますよ、魔王様(笑) え、これ、サービスシーン? それとも、血まみれイクないの年齢制限? なんか、出血具合が回によって大幅に違うのはなぜ?

 ハドラーが歩くシーンはダメージがある感じになっているのに、見た目は外傷なしで服が破けているだけだし……はっ、こーゆー感じのダメージ描写ってR18なRPG同人ゲームでよく見るパターンだっ(笑)

 と、余計な方向に思考がズレましたが、怒りに燃えるハドラーもよかったです♪

 バルトスの最後の言葉を聞くヒュンケルから、ダイが起き上がるシーンへの流れや描写も良かったですし。
 アニメ版のカットには不満を感じることが多いのですが、今回に限っては話の流れが原作より分かりやすくなっているように感じました。

 原作ではダイとポップ、ヒュンケルとマァムの動きを交互に挟みつつ話を続けていましたが、アニメではヒュンケルの過去をまとめている感じで見やすいし、目覚めた後のダイの動きも自然になりましたしね。

 でも、ポップがダイの足にしがみつくものの、振り切られるシーンがあっさりしすぎていてるのが残念。原作ではポップがズルズルと引きずられている感があったのに。
 
 光のない目の戦闘モードダイは、実に良かったです〜。原作では白目で表現されていたけど、茶一色のみでハイライトもなにもない方が差が際立っていいですね。

 ヒュンケルがマァムを突き飛ばすシーン、ソフトになってるー。女の子には優しいフェミスト設定が強化されてる?

 そして、原作ではマァムは壁に思いっきりぶつけられていたのに、アニメではよろけて女の子座りするだけのダメージのなさ。っていうか、アニメのマァムって女子力が急上昇していない!?
 いや、ポップもダイの側に近づいた時、原作の匍匐前進から女の子座り(笑)に変化していたけど。

 意識喪失中のダイの動きが、少し残念。
 バク転までしながら避けている動きが、いつものスピードがないと言われても……もっと、一目でいつもの動きと違うと分かる変化を見せて欲しかったです。

 魔法剣の派手さには、満足しましたが♪ 原作では炎の範囲がもっと広い感じでしたが、実際に使うことを考えればアニメ版の方がいい感じですね。
 ダイが斬りかかる時のジャンプ力の高さとか、籠手が壊れる演出とかもいいなぁ。

 遠間から一気に踏み込み、一撃離脱を繰り返すヒットアンドアウェイ攻撃、そうそう、こういうのを見たかった〜っ♪♪♪
 ヒュンケルの剣を跳ね飛ばす際、剣の刃にヒュンケルの顔が映る演出も良かったし……バトルシーンは本当にいいですねえ。

 ライディンストラッシュ後、ダイが剣を振って雷の余波を振り捨てる演出、カッコイイ!
 攻撃を食らった後、ヒュンケルが前に進んでから倒れるシーンもいいなぁ。
 無表情のまま敵を殺そうとするダークなダイも、素晴らしい!

 原作では怒りを感じさせる表情を残していたけれど、アニメ版の無表情の方がより殺意に満ちた感じがしていいですね♪

 でも、ダイを止めようとマァムが駆け寄ってくるシーン……ここは必要だったのか疑問。今回のアニメ、全体の位置関係を見せるかのように俯瞰図からキャラを移動させるシーンがちょくちょく入るけど、ここは原作通り、いつの間にかマァムが二人の間に割り込んで欲しかった〜っ。

 全景にされちゃうと、ダメージで動けないポップはともかく、やんわり突き飛ばされただけのマァムが、なぜ戦いが終わるまで離れたところで見ていただけだったの、って突っ込みたくなるし。

 そこに不満はあれど、雲が晴れるシーンの演出は実に良かったです! 原作ではもっと後に青空から光が差しているのが分かりますが、天使の梯子が出現するならこのタイミングしかない、とばかりの感じに空が晴れゆく動きに感動しました!
 ヒュンケルを膝枕するシーンも、しっかりと加えられているし。

 マァムの聖母シーン、原作の表情や構図をちゃんと踏襲しているのは嬉しいっ。だけど……もうちょっとこう、バースというか下から見上げている感が欲しかったぁ〜。
 原作では胸を強調していたのが、略されている……これはバースの問題か、はたまたニチアサ的配慮による物か(笑)

 いや、旧アニメに比べると神シーンと言いたくなるような聖母シーンになっているんですけどね。でも、欲を言わせてもらえばもう少し、見下ろし感が欲しかった〜。

 そう言えば、戦い後、ダイの所にポップが駆け寄ってきましたが、原作ではヨレヨレだったのにそれが表現されていないのが、ちょっと残念。……あれ、そう言えば、ポップって大抵の戦いでヨロヨロになっているか、立つ力も無く這いずっているイメージが(笑)

 マァムのべホイミシーンに、ポップが自分が先だろとぼやくシーンがいいなぁ。
 ヒュンケルの「十分だ」の台詞もいいっ。って、あれ? ヒュンケルって寡黙キャラかと思っていたのに、追加セリフが多くない?

 『女の膝枕』がただの『膝枕』に変化しているなど微妙な差はあれど、フレイザード、基本的に台詞増やされてるー。
 情けなくて笑うしかねえとか、自己紹介に魔王軍最強って、いや、実に言いそうな台詞だけども(笑)

 っていうか、フレイザードのリアクションが全般的に増やされているのがいい感じ。炎を生み出すシーンでは、ちゃんと炎側の身体が燃える演出になっているし、去る時もちゃんとキメラの翼を使って去る演出が加えられているし。

 ん? ……ってことは、フレイザードってルーラが使えない人だったの!? うわーっ、30年経って初めて知りましたよっ(笑)

 ヒュンケルがクロコダインを回想するシーンが、超絶格好いい! マントをなびかせたクロコダインの後ろ姿、絵になりますな〜。
 今回のアニメで、男性キャラの背中で語る率がアップしている気がしてなりませんっ。

 でも、アニメで見てもやっぱり、突然ダイ達を岩の上に載せて投げるシーンは、不自然というか無理がある気が……。
 岩を投げた後、ポップが痛がるギャグシーンは削られるだろうなとは思っていましたが、マァムがいつまでも嘆くシーンもカットされていましたね。
 ナレーションはなくなってもいいかな、と思っていましたが。

 マグマの噴出も派手になったのは、やっぱりガルーダがこっそりヒュンケルを助けた伏線のためですかね?

 モルグさんの死亡シーン、きっちりと出てきたのは嬉しいけど悲しい〜。
 あ、そういえば火山の噴火に焦るバダックさんのシーンはカットされとりましたね。バダックさん……(泣)

 魔王軍勢揃いシーン、フレイザードの目立ちっぷりが楽しかったです♪ フレイザード、いい味出してますねえ。

 予告では、なんと言っても三賢者に興味津々!
 エイミさんとマリンさん、口紅を塗っていますね! 暴れまくっているフレイザードや久々登場のレオナを差し置いて、美人姉妹に目が釘付けです! 

 そう言えばコマーシャルで、クロスブレイドやダイコロが第二段発売されたとかでていましたね♪

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