『ダイ大アニメ2年目 エンディング』(2021.10.2〜) |
アニメでのエンディングの素晴らしさにも感動して、細かく書いてみたくなりました! 《エンディングの概要》 画面一杯に広がる、温かみのある黄色い光。 少し画面が引き、黄色の巨大な丸は月だと分かる。 『思えば僕は不器用で』 大きな窓のある部屋で、窓越しに月を見上げているレオナ。 『しょうがないくらいに遠回りした』 同じく一枚絵のカット。 いつもの武闘着のまま上を見上げるマァムだが、その髪は解かれ、自然に垂らされている。 『孤独感すらも武器にして』 魔槍の穂先と、ヒュンケルのブーツの先だけが見える。 『単純な答えを探したダンジョン』 一枚絵で、パプニカ城の城壁上。 『正しさ、優しさ、投げ出しても』 大きな満月を隠すかのように、空に向かって目一杯広げられる右手。ちょっとゴツゴツした無骨さがあるものの、まだ子供っぽさの感じられる手。 屋根の上で膝を抱え込んで座り込み、空に手を伸ばしているダイの姿。そのすぐ近くには、ゴメちゃんがちょこんと座って、ダイをじっと見上げている。 白いシャツに青いズボンだけの格好。屋根裏部屋のある屋根なのか、近くには屋根に設置された小窓が見える。 『ただひとり君の味方でいたい』 画面が流れ、蹲るダイのアップ。その後ろの煙突にも立てかかって立っているのは、ポップ。 嘆くダイを慰めるでもなく、わずかな距離を置いて見守っているポップ。 突然、青空の中に黄色と桃色の羽が無数に飛び交う。 『君の名前を呼ぶことが』 ゆっくりと上から映し出されるのは、壊れて大きな穴の開いた遺跡の壁。 『こんなにも近くにいたのに』 宵闇に覆われたテランの湖の、竜の神殿跡。空の色はほの暗く、藍色に染まっていてとても美しい。 『愛している。今更、気づいたのさ』 破壊された柱の中、台座の上に鎮座するドラゴンの石像が見える。お香が備えられ、細く煙が立ちなびいている。 『君の名前を呼ぶために』 朝明けとも夕焼けともつかぬ空の中、ドラゴンが大きく身を翻して飛ぶ。 『僕はきっと生まれてきたんだ』 先程までよりも闇が濃い空の下、それでも輝きを見せる太陽を見つめているバランの後ろ姿。 『しがみつく夜 振りほどいて』 バランが見ているものと同じ空の色の中、揺れるダイの癖っ毛。
驚いたように立ち上がるダイの後ろでは、煙突によりそうポップが立っている。ポップの肩には、ゴメちゃんが乗っている。 『逢いに行く』 仲間達の光景が、左から右へと流れる。 バダックはダイと目が合うと、両手でガッツポーズを取り、笑顔を見せる。 『今すぐ君の元へ』 笑顔になるダイ。そのまま、みんなのところへ駆け出そうとする。 《感想》 満月と珍しく落ち込んでいるダイの姿が、原作でも屈指の名シーン『月夜の散歩』を彷彿とさせてくれて、感動しまくりでした! 空を飛ぶドラゴンはてっきりマザードラゴンかと思っていたのですが、最後に二匹に増えて混乱しました。え、あのドラゴン、なにもの?(笑) それはともかく、武闘家姿で髪を下ろしているマァムは、アニメ初登場♪ ポップがダイの側にいながら、彼が自力で立ち直るまで待っているシーンがものすごく好きです。 特に、ダイから目を離すシーンがいいですね。 『まあ……そんな気分の日も、あるよな』 そんな風に思って急かすこともなく、でも、ダイが一人じゃないと思える場所にずっと居続けるポップの優しさを感じます。また、ダイの側で悲しそうにしていたゴメちゃんを、いつの間にか自分の肩に乗せて慰めてあげていますね。 壊れた竜の神殿、煙を焚くテラン式のお祈りが捧げられているのも、『月夜の散歩』っぽい演出だと思いました。 最後に、ダイがみんなのおかげで元気を取り戻すのが最高に感動的ですね。こうなることなんて、最初っから分かっていたとでも言わんばかりのポップのドヤ顔も大好きです。 しかし、ちょっと心配なのが屋根の上なのにみんなに向かって駆けだしたダイのその後。……まあ、トベルーラが使えるはずだし、問題は無いですか(笑) |