『親子竜出陣』(2021.10.9) |
《粗筋》 突然、人間達の拠点にやってきて、自分とダイこそが魔宮の門へ挑むと宣言したバラン。 レオナ「あなたが、なぜ私達に協力するの?」 クロコダイン「それはオレが話そう。だが、その前にこいつの手当てを頼む」 クロコダインが前に進み出た結果、彼に抱きかかえられたヒュンケルの惨状が露わになった。 一同「ヒュンケル!?」
ベッドに横たわったヒュンケルの額を、水に濡らした布で丁寧に拭う手が見える。そっとおこなったことなのに、それでも苦痛を感じたのかわずかに眉を寄せるヒュンケル。 そんなヒュンケルの枕元に付き添うのは、エイミ。 ふと、目を上げたエイミは魔槍を見つめる。 一方、その頃のダイ達はバランを交えての会議を続行していた。 レオナ「なるほど。大魔王バーンが共通の敵だと言うことは、お互い一致しているわけね」 腕を組み、目を瞑っているバランは、出入り口付近の柱の側に立っているだけで何の反応もしない。そんなバランを肩越しに振り返りながら、レオナは言う。 真正面に向き直り、レオナははっきりと宣伝する。 ダイ「レオナ、おれはひとりで……っ」 動揺したように反対しかけるダイを、レオナが遮る。 レオナ「メルル、クロコダインの回復をお願い」 クロコダイン「うむ」 不満そうなダイの声をまたも無視して、レオナはバランへ声をかけた。 レオナ「なにか、必要な物はありませんか?」 素っ気なく答えてから、初めてバランは目を開けた。彼が目を向ける相手は、ダイ一人だけだ。 バラン「分かったな、ディーノ」 バランの呼びかけに、ダイはムッとしたように口を引き結び、何も答えずに横を向いてしまう。
カール城跡地の近く、一際高い岩山の上に立つ人影が二つ。 だが、反発し合っているのは遠目にも一目瞭然だ。 ポップは未だに信じられないとぼやくが、バランと会うのがこれが初めてであるマァムは、好印象を抱いている様子だ。 ポップ「そうそう!」 それもヒュンケルのおかげだと言うクロコダインに、みんなの目が集まる。ヒュンケルの命がけの説得の成果は大きい……だが、それと引き換えにヒュンケルが戦線離脱してしまったことを惜しむクロコダイン。 だが、その時、エイミがこれで良かったのですと、思い詰めたような口調で呟いた。 対して、いいカッコしすぎだと呟くポップは、口調とは裏腹に明るさがあった。 仲間達がそんな話をしているとも知らず、傷ついたヒュンケルは一人、眠り続けていた。
それに応じ、ダイは一つだけ聞きたいと言って母親のことを尋ねる。 見上げる空に、バランはかつて愛した人の面影を見いだす。 初めて出会った時のこと、置いていかないでと抱きつかれた時のこと、二人でテランの粗末な小屋で暮らしていた時の姿も、彼の中では鮮明だ。 微笑むソアラの顔も、愛おしげに我が子を抱きしめるソアラの姿も、未だにバランの中に焼き付いて離れない。 それを、少し寂しそうに聞いていたダイは、ふと顔を上げて昇りゆく太陽を見る。 もう誰も愛さないと決めたバランだが、おそらくダイだけは例外だと内心、思うバラン。 だが、不安を吐露してしまったメルルは、周囲の沈黙に築き、慌てたように後ろを振り返って気にしないでくれと謝罪する。 レオナ「(こっそりと)占い師の言うことを気にするなって方がねえ〜」 こっそり耳打ちするレオナに、ポップもマァムも苦笑を浮かべているだけだ。 メルルを励ますために、マァムは頑張るから大丈夫だと前向きに話しかける。 メルルを励ました後、みんなを振り返ったポップは勢いよく出陣を告げる。さっきまでの気が抜けた表情とは別人のように、引き締まった顔。 勝つためではなく、ダイ達の援護のために親衛騎団を引きつけておけばいいというクロコダイン。 レオナ「月並みな励ましは言わないわ……みんな! 死力を尽くして!!」 ポップ「……いつもそうさ!!」
気をそらしたダイに注意を促すように、バランも彼を促す。力が足りなければ置いていくというバランを追い、死の大地を目指すダイ。
悔しさが滲む声ながら、自分の実力不足を認めたノヴァは援軍の再編成に協力するという。 ダイとバランが力を合わせてもバーンに勝てないのだとしたら、全ては無駄かもしれないと理解している。 それを見たメルルは、自分の心の弱さを反省する。
こんなところに来るのは最後にしたいとぼやくポップ。その言葉を肯定するクロコダインだが、それは楽観的な物ではなかった。 マァム「とりあえず、ハドラー親衛騎団を引きつけることに全力を注がなくちゃ」 それに対し、もうちょい味方が欲しいと呟いたポップは、何かに気づいたようにジロジロとマァムを見る。 マァム「なによ?」 さすがに不審げな顔をするマァムだが、ポップはまだまだ彼女の胸をじいーっと見上げ、さらには回り込んで彼女の前垂れのあたりもじぃーーっと見やる。 そして、いきなり「ここだっ!」と指でマァムのお尻をつついた。 マァム「きゃあぁあー!?」 さすがに顔を真っ赤にして、悲鳴を上げるマァム。が、もぞもぞの膨らみはお尻から前に回り込み、更にはマァムの服を突き上げる勢いで膨れ上がる。 得意げに空中で翼を広げるゴメちゃんは、マァムの肩にちょこんと止まる。 最初からの付き合いだから最後まで一緒に行こうと言うポップの呼びかけに、気合いを入れて返事をするゴメちゃん。 ポップ「いやぁあ〜、マァムのケツがいつもにましてでけえなぁーと…… 得意げにそんなことを言うポップに、マァムは顔を赤らめながらも怒り、重い一撃でポップを地に沈める。 と、記されたポップのステータスがH 135に減った。一撃で、30ポイントのダメージを受けたのである。 くだらないことで体力を減らすなと騒ぐポップに、くだらないことを言い出したのはポップだと怒鳴り返すマァム。 クロコダイン「おまえ達が夫婦になったら、間違いなくかかあ天下だな」 その言葉に、同時にビクッとするポップとマァム。 そのやり取りに、クロコダインは豪快な笑い声を上げる。 一度、目を伏せてから、絶対にみんなで生きて帰ろうなと宣言するポップ。それに力強く頷く仲間達。 その時、金属的な足音が鳴り響いた。 崖の上に見えるのは、親衛騎団のシルエット。ヒム、アルビナス、ブロック、シグマが並んでいた。 一方、ダイ達は死の大地間際の海へ飛び込んだところだった。激しい気泡を上げながら、海へ突入するダイとバラン。 そのダイの肩に、バランが手をかけて「焦るな」と告げる。 ダイ『(この声……まさか!?)』 バラン『(そうだ。私は今、思念派でおまえに語りかけている。我々二人の紋章の共鳴を利用すれば、可能なことだと思っていた)』 一瞬だけ、バランの額に竜の紋章が浮かぶ。 ダイ『(しねんは……)』 ダイに魔宮の門を砕く目的を思い出させ、使命を果たす意義を説くバラン。それに納得したのか、ダイは真剣な表情で頷いた。 バラン「(こっちだ)」 今度はバランに先導され、泳いでいくダイ。 同じ頃、地上にいるポップはヒュンケルに攻撃されたはずのアルビナスが無傷なことに驚いていた。クロコダインは、ハドラーの魔力で修復されたのだろうと推理する。 ヒムは前よりも勇者一行の人数が減ったのが不満とばかりに、文句をつけてくる。が、ポップも負けてはいない。 それを聞いて、アルビナスを初めとする親衛騎団は初めて周囲を見回し、フェンブレンの不在に気づく。 それを見て、驚くヒム。 一方、海底を進むダイ達は対に魔宮の門に辿り着いた。バランと目を見交わし、うなずき合う親子。 その頃、バーンパレスでは、バーンがチェスの盤に黒の僧正の駒をさしているところだった。酒を片手に、バーンはそれがハドラーの指示ではないなと呟く。 海底のダイ達は、相手がフェンブレンだと気がつく。
それに驚く女性陣の中で、一番強く反応したのはエイミだった。 死の大地へ行くというヒュンケルを、必死に止めようとするエイミ。 エイミに、武器の場所を問うヒュンケル。 この発言には、ヒュンケルのみならずレオナはメルルも驚く。 気迫の込められたエイミを、ヒュンケルはじっと見返る。 だが、そんなエイミを見ていたヒュンケルは、目を前に向け、そのまま歩き出した。しっかりと掴んでいたはずの腕が、するりとエイミの手から抜けていく。 レオナ「エイミ……あなた、ヒュンケルのことが……」 それを聞いて、一瞬、ビクッとするエイミ。 それを聞いたエイミは、その場から走り出しヒュンケルを追う。
ヒュンケルを心配し食い下がるエイミだが、ヒュンケルはダイやみんなのために捨て石になる覚悟だ。エイミを振り払い、そのまま歩を進める。砂の上に倒れ込むエイミ。 なんとか起き上がったエイミの目に、涙が滲む。 足を止めるが、振り向かないヒュンケル。 ヒュンケル「オレのことは……」 額を、ヒュンケルの後頭部へとこつんと押し当てるエイミ。 エイミ「……好きなの……」 押し殺すような声で、エイミは思いを打ち明ける。 エイミ「ずっと……ずっと好きだったんです」 涙をこぼしながら、エイミは今度こそヒュンケルを案ずる本音をぶちまけ、喜んで死にに行くような真似は止めてと言い、彼を引き留めようとする。 そして、ヒュンケルもまた、自分の本音を吐露する。 ヒュンケルの懺悔に、涙をこぼすエイミ。 ヒュンケルの話を聞いて、たまらないように彼から目をそらし、彼を捕まえていた腕を離すエイミ。が、その目が大きく見開かれる。 城の近くの森に隠したはずの魔槍の出現に、動揺するエイミ。 エイミの手が、力なく落ちた。 しばらく金属音が響いたかと思うと、ヒュンケルがエイミに呼びかけた。顔を上げると、そこには完全武装をしたヒュンケルがいた。 所は変わって、海底。 ダイ「ビショップ……フェンブレン!」 フェンブレンと前に会ったことを、バランは思い出す。 バランへの恨みを忘れないよう、フェンブレンは敢えてバランに傷つけられた目だけは治さないでもらった。 怒りに燃えるフェンブレンに身構えるダイだが、バランが手でそれを制する。 バラン「(ハドラーの部下全てが地上に集まったわけではないようだな。この場は任せろ)」 フェンブレンの狙いが自分だと悟ったバランは、額に竜の紋章を浮かび上がらせ、背中の剣に手をかける。 そして、フェンブレンの身体に魔法力の光が浮かび上がるのに気がつく。身体から五箇所の光を放つフェンブレンを見て、ダイはバランに危ないと忠告する。 だが、その忠告は一歩遅かった。 バランはダイの様子に気を取られ、構えた剣から手を滑らせてしまった。荒れる水の勢いに飲み込まれ、真魔剛竜剣は離れた場所へと飛ばされ、岩に突き刺さる。 目が見えないものの、生命反応からバランが離れたことを悟り、フェンブレンは今こそが攻撃の好機と考える。 刃物状の腕をより合わせ、身体をドリルのように高速回転させ始めたフェンブレンは、止めのためにバランへ体当たりをしかけようとする。素早い動きで飛び出すフェンブレン。 波がいくぶんか収まったため、目を開けたダイはフェンブレンが門の前からいなくなったことに気づき、驚く。 しかし、バランが剣の刺さっている岩に近づいた時、その岩に亀裂が入った。 バランの目の前で岩は粉みじんに砕け、その中から復讐の鬼と化したフェンブレンが突撃してきた。 フェンブレン「バランッ、破れたり!」 《感想》 『……これは壮絶なタイトル詐欺っ』 ポップ贔屓の筆者でさえ、ポップとマァム、ポップとメルルの絡み以上に、エイミさんの大胆ながらも切ない告白シーンに目を奪われ、ついついときめきましたよ! さすがは、ダイ大界で一番美味しいところを持っていく男……!(笑) それはさておき、原作では語られなかったバランとのやり取りが入っていたのは嬉しかったです。 ヒュンケルのケガを見て、心配そうにしているエイミさんが非常に可愛いです。 カール城跡地の拠点内の様子はこれまでそんなに見る機会は無かったですが、廊下がものすごい勢いで荒れていました。 敵に対するカモフラージュもあるのでわざわざ修理をしなかったのかもし得ませんが、これだけ壊れかけている場所なら、ノヴァがこれぐらいはいいだろうと天井を壊す気になったのも分かるかも……(笑) エイミさんが傷ついたヒュンケルに付き添うカットは、アニメの改変ですね。槍を親の敵のように睨むエイミさんが、いい伏線になっていますね。 レオナがダイを無視する形で、テキパキ話を進めているのはらしくっていいなと思っちゃいました。メルルの役目もちゃんとあったのは嬉しいですが、ホイミしか使えない彼女で大丈夫かちょっと心配な気も。 ポップ達が返事をするシーン、多分マァムも何か言っていると思うのですが、声が重なって聞き取れませんでした〜。 ポップがヒュンケルに反発する時と違って、相手への当てつけのようにわざと大げさにそっぽを向くのではなく、どう反対していいのか分からなくって、怒りつつも困っているように見えるのが萌えです♪ 夜明けのシーン、波の音とBGMに丁寧に描写されていたのが驚きでした。カール城、壊れているのに外伝の『勇者アバン』のカール城の外見にちゃんと合わせてあるのがいいですね。 ポップの『親子そろって頑固〜』の台詞が気に入っていたのでカットされたのは残念ですが、マァムがバランを褒めるシーンの上目遣いのカット、すっごくいいですっ♪ 時々、上目遣いのマァムが吊り目で作画されている時があってやや不満に感じていたのですが、バランの強さを素直に認めるマァムの上目遣いはすごく自然体な印象でドストライクですよっ。 エイミさん、原作では片手の肘に手を当てたポーズで、しおらしさを強く感じますが、アニメではずっと腕を組んでいました。 ポップがヒュンケルにこっそりと礼を呟くシーンがカットされていたのは残念ですが、モノローグを省く方針の一つと見ました。 ソアラの回想、なんて美しい……。 そして、ソアラに焦点を当てた回想シーンが青空に次々と浮かんでは消えていくのが、これまたびゅーてぃーほー! 少し寂しそうな顔から顔を上げたダイが太陽を見るシーン、後ろ姿と太陽の輝かしさを見せる形になっていて、どんな表情を見せているのか、想像の余地があるのがいいですね。 バランのダイに対しての愛の言葉は、微妙な改変がありました。 原作バラン(あれほど人を愛することは、もうあるまい。唯一例外があるとすれば……それはダイ、おそらくおまえだ……) ダイとバランの飛行を見て、『天国のダイのお母さんもお喜びになる〜』と語ったレオナの台詞がカットされているのは残念な気がします。 メルルの失言シーン、原作ではメルルに対してレオナ、ポップ、エイミが、困った表情で振り返るシーンがありましたが、アニメではただ沈黙に抑えられていますね。 苦笑しているポップとマァムの顔と、申し訳なさそうなメルルの顔のカットが好きです。そう言えばレオナが噂好きのおばさんよろしく、耳打ちするシーン、原作ではレオナはポップの背中に隠れるようにしてマァムに話しかけているのですが、アニメでははっきりとポップに話しかけていますね。 ポップが軽口でメルルを励ますシーン、『おれたちがいるかぎり、黙ってダイ達をやらせやしねえ!』の台詞がカットされていたのが残念です。 ポップが出陣の台詞を言うシーン、原作でもメルルはポップの背後にいるのですが、目を伏せて恥ずかしさに耐えているような感じでした。 レオナとポップのやり取り、すごく好きなシーンなのでアニメで見られて嬉しいです♪ 原作では強気に聞こえたこの台詞が、アニメでは声優さんの声によって勇気を振り絞って戦っていた自分を思い返しているような感じに聞こえて、とても気に入りました。 レオナが珍しく弱気を見せるシーン、台詞が改変されていますね。 原作レオナ「確かに、ポップ君の言う通り……大魔王バーンがダイ君とバランの力を合わせても勝てない相手だったら、全ては無駄なんだけど……。 アニメレオナ「確かに、大魔王バーンは竜の騎士二人がかりでも勝てない相手だったら、全ては無駄なんだけど……だからって、なにもしないってのもね。私達も出来る限りのことをしましょう」 原作の方が悲壮感が強いですね。 メルルが竜の神に祈るシーン、手を組み合わせる姿が可憐だっただけに、原作と違って死の大地の山を見、上げながらの後ろ姿がメインになったのが残念。いや、雰囲気があっていい構図だとは思いますよ? 思いますが……お願い、もう少しメルルの正面側の顔も見せて! めったにない見せ場なのに〜。 ここで、アニメではポップ達の行動を先に移しています。 作戦上、ポップ達が親衛騎団を引きつける囮になる作戦なので、彼らが先に到着する方が理に適っていると思います。 原作クロコダイン「いやでもそうなるだろう。今度こそ、奴らも全力で来る! 敵を倒してしまわなければ、生きては帰れないに違いない」 アニメクロコダイン「いやでもそうなるだろう。魔宮の門が開けば、大魔王バーンと決戦だ。敵を倒してしまわねば、生きては帰れんだろう」 今、気がつきましたが、アニメのクロコダインの方が口調が武人風ですね。 原作ではポップがちょっと怯えた風を見せて、マァムがそれをフォローするように「最悪の事態だけを考えちゃだめよ!」と忠告するのですが、アニメではカットされています。 しかし、マァムの身体からゴメちゃんが出てくるシーン……そこまでやるっ!? しかも、屈み込んで前から後ろから、何回マァムを見ているんですか! 明らかに原作の注目カット数よりも多いですけど!? それにしても、膝の後ろに注目したカット、マニアックですね。 原作では背中にも回り込んでいたゴメちゃん、今回は身体の前面部分のみ動いていますよ。それに、悲鳴を上げるマァムが原作のきょとんとした表情よりも、格段に色っぽい系に傾いているのですが。 と、思わずツッコみたくなるぐらいに見事なセクハラシーンでしたが、残念なのが原作にあった胸を両手で押さえるマァムのカットが省略されていたこと。あのシーン、好きだったですが。 それはそうと、原作ではポップは少し心配そうな表情でゴメちゃんの頭を撫でていますが、アニメではポップは笑顔でウインクをしています。 そして、台詞からは「強くなさそうだけど〜」部分や、服にへばりついていたなどの部分をカットされています。 ポップを殴った時のダメージ表現を、ファミコンゲーム的のステータスで顕したのもいいですね。 ぽっぷ まさか、アニメでファミコン風ステータス画面を見ることが出来るとは(笑) しかも、このパラメーターは本邦初公開です♪ 4回目はレベル30、5回目はレベル51なので、この数値は初めて。 まあ、あれほどのセクハラが実行された以上、さすがにポップを擁護する気にはなれませんが。 ポップとマァムの喧嘩、見てて楽しいです♪ ゴメちゃんが、まったく理解できていないようにきょとんとしているのがまた、可愛い♪ マァムが「こんなの!?」で怒るシーン、原作ではポップは目をギュッと閉じているのですが、アニメでは鼻水を垂らしつつ、メッチャ細い目になっています。 原作ではこのシーン、ポップもマァムも上半身しか描かれていなかったのですが、アニメでは地面にへたり込んだポップの上にマァムが馬乗りになっていて、まるで押し倒したように見えますね、本人達は気づいていない感じですが(笑) クロコダインの台詞、ほぼ原作通りでしたが、「嫁探し」だけはアニメでは「かみさん探し」になっていました。そういえばかかあ天下もそのまま言っていましたし、嫁はだめでもかみさんはいいんでしょうかね? しかし、クロコダインの「もし、戦いが終わって生きていたら〜」の台詞が死にフラグに聞こえてヒヤヒヤしましたよ〜。ポップの生還宣言も、今思えば思いっきり死にフラグだし。 ここでCMを挟んでダイのターンへと戻るとは思いませんでした。 バランが思念派でダイと会話するのは、ハドラーとの戦いの最中だったはずなのですが……原作より、少し展開を早めています。 ヒムとポップのやり取りで、傷ついたチウの回想シーンが入らないかと期待したのですが、そこはカットされていました。残念! しかし、ヒュンケルの出番が大分早まっていますね。 ヒュンケルを止めるレオナの台詞、原作の「言っても無駄かもしれないけど〜」の部分がカットされていました。そのせいか、より断定的な印象で、毅然とした雰囲気が実に良かったです。 原作では、ヒュンケルがこのタイミングで動き出したのが、メルルと同様に敵の存在を察知したのかもしれないというレオナの推理がありましたが、そこは当然のようにカットされていますね。 アニメでは、なぜここでヒュンケルが起きたかは不明です。ただ、目が覚めただけなのかも。 エイミさんの引き留めシーン、思っていたよりもずっと押しつけがましいと言うか、強さを感じました。もっと、しおらしげに頼むのかと思いましたが、これが正しいと言わんばかりの強気さは嫌いじゃないです。 ヒュンケルがエイミさんから離れるシーン、手をそのまま引き抜いただけなのは優しいなと思いました。振り払いもせず、そのまま手を抜いただけです。 レオナがエイミさんを諭すシーン、原作では「好きだったのね」と限定していますが、アニメでは言葉を濁していますね。 話の最中、窓の外側から室内を見る構図でエイミさんの姿が見えるシーンもアニメの改変ですね、いい構図です。室内が暗く、ほとんどシルエットになっちいる中、額の賢者の冠だけが軽く光っているシーンは見応えがあります。 エイミさんが去った後、レオナが彼女の名を呟くシーン、原作では心の中の呼びかけでしたが、アニメでは口にしていますね。 海辺でのヒュンケルとエイミさんのシーン、背景の眩いぐらいの海のきらめきがゴージャスの一言。え、これ、デートスポット? 告白シーンで一番楽しみにしていた、ヒュンケルに襲いかかる敵の幻はなかったことになりました(泣) 代わりに、エイミさんの表情や仕草に全てをかけたみたいですね。 原作では「行かないで!」と叫ぶながらガバッと抱きついていたエイミさんが、抱きつきながらも控え目に額を押し当てる静かなシーンになっていたのは目を惹かれました。 告白も、原作の大胆路線から静かな告白になっていて、一気にロマンチック度が増しましたね。 ヒュンケルの台詞、ところどことカットされていますが、一番大きな変化だと思えたのは、エイミが目をそらし、自らヒュンケルの手を離すシーン。 エイミさんの嘆きが実に美しい告白シーンではありますが……無粋を承知で、疑問が浮かびます。 ? ガルーダに頼んだ。 この三つのどれが一番可能性が高いか、前々から悩んでいます(笑) それはさておき、フェンブレンの回想シーン、バランとの戦いが流れる中、フェンブレンの傷ついた目をフレームにして終わらせる演出が素晴らしいです。 そして、怒りと共にフェンブレンの目の傷跡を赤く光らせる演出もいい感じですね。ホラー感があるし、迫力満点です。 バランの台詞、他の部分で飛ばした台詞を入れてみたり、一部をカットしたりと、多少の改変がありますね。 ダイがフェンブレンがおかしい理由を一生懸命説明するシーン、まるっとカットされているのは、悲しいです〜。 バギクロスのせいでバランが剣を取り落とすシーン、原作では波の勢いに推されただけの感じでしたが、アニメでは苦しそうなダイを気にして振り返ったせいで、手を滑らせていますね。 フェンブレンの攻撃直後、原作ではバランが先に剣を取り戻すために動き出し、ダイがフェンブレンの姿が消えたのに気づく展開になっていますが、アニメでは逆ですね。 フェンブレンの台詞、原作では「決まった! バラン破れたり!!」と叫んでいましたが、アニメでは前半は省かれていました。 次回予告で『フェンブレンとの決着』って言っちゃってますけど、思いっきりネタバレですね、ありがとうございます。 ポップ達の戦いについて告げているシーンで、すでにハドラーとダイ、バラン戦いシーンが流れているのですが。いや、もう少し後でポップ達のカットも入っていたのだから、そちらを先に流して欲しかったです。 |