『黒の核晶(コア)』(2021.10.30) |
死の大地では、巨大な岩山をブロックが一撃で粉砕しているところだった。 そのマァムを追うブロックだが、鈍重さを感じさせる動きではリズミカルなマァムに全く追いつけない。 低い姿勢から、弾き飛ぶ勢いでブロックに攻撃するマァム。それは防がれるものの、マァムはすかさず回し蹴りを放ってブロックのバランスを崩し、彼を倒すことに成功する。 そして、それから少し離れた場所では逃げるヒュンケルを追うヒムの姿があった。 ただ躱すだけではなく拳をヒュンケルへと打ち込むが、ヒュンケルは槍の柄でそれを受け止めた。 ヒュンケルとヒムが火花を散らし合っていた頃、クロコダインは手にした斧から真空魔法を放っていた。 突進の勢いを乗せたランスの一撃を、クロコダインは大きく振りかぶった斧で迎え撃つ。 と、そこに高速で飛んできたのはポップだった。 アルビナス「さあ! 私がお相手しますよ?」 軽くそれを振り返ったポップは、不敵な笑みを浮かべる。 ポップ「へっ、そう簡単にやれると思うなよ!」 さらにスピードを上げて、アルビナスを置き去りにする速度で空を飛ぶポップ。
遠くから見た死の大地は、島の一番高い山を巡るように空を飛ぶ軌跡や、魔法や闘気がぶつかり合った爆破の光が見える。 一方、死の大地の地下深くでは、バランの拳がハドラーの顔面をまともに捉えたところだった。 が、全く動じた様子もなく、殴り返すバラン。それを避けながら殴ろうとするハドラーとバランの攻防が繰り広げられる。 体勢を立て直し、バランに殴りかかるハドラー。それを迎え撃つバランとハドラーの額がぶつかり合い、互いに火を噴くような勢いで相手を睨みつける。 だが、バランは堪えた様子はない。 強烈な一撃に、壁まで吹き飛ばされるハドラー。 竜魔人と化したバランのその姿には、普段の姿とはかけ離れた猛々しさがあった。 ダメージを受け、竜魔人の力を実感したハドラーは、自らを鼓舞するように相手にとって不足は無いと言い、手から地獄の爪(ヘルズクロー)を出してバランに襲いかかる。 固い金属音と震動が響く中、眠ったままのダイは動かない。ただ、小さな勇者の前には、まるで彼を守るかのように真魔剛竜剣が突き立てられていた。 一方、ハドラーは驚愕に目を見張る。 バラン「まだ分かっていないようだな……ハドラー!」 バランの蹴りが、ハドラーを弾き飛ばす。よろめくハドラーを追って、バランの強烈な拳が鳩尾を捉えた。 続け様に顔面に叩きつけられた拳は、ハドラーの身体を吹っ飛ばす。壁の高い部分にぶち当たってから、落下するハドラー。桁外れの実力の差に歯がみするも、バランは当然のような顔をしてハドラーを見下ろす。 ゆっくりとハドラーに歩み寄りながら、バランは竜魔人こそが竜の騎士の最終戦闘形態だと語る。 悔しさに顔を歪め、歯を食いしばるハドラーを、バランは平然を眺めるばかりだ。 ありったけの殺意を込めた渾身の突き――が、バランは片手でいとも容易くハドラーの手首を掴む。すかさずバランは反対側の手でハドラーの腕を砕いた。 折られた腕を押さえ、痛みに叫ぶハドラー。あまりの痛みに、ハドラーはその場に倒れ込んでのたうち苦しむ。 腕を押さえながら、ハドラーは改めてバランの強さを思い知っていた。
ミストバーンは黒の核晶を爆破させるのかと驚くが、バーンはハドラーに勝ち目がない以上、そうしてやることが情けだと考えている。 バーンの小指の爪に、バーンのマークが黒く浮かび上がった。
バーンに自分の一挙一動を見られているとも知らず、空中に舞い上がったハドラーは折れた腕に反対側の手を添え、剣を構える。 しかし、激痛に腕をふるわせながらも、ハドラーの戦う意志は変わらない。せめて一矢を報いると、気迫を込めて覇者の剣に炎を纏わせるハドラー。 どこまでも冷静なバランと違い、今も苦痛に苛まれるハドラーの腕は震えが止まらず、脂汗を滲ませている。 赤い闘気を全身に纏い、雄叫びを上げて斬りかかるハドラー。 赤と青、正反対の色を纏った戦士は、凄まじい気迫と共に空中でぶつかった。 先程までの戦いが嘘のように静まりかえった部屋の中で、一滴の滴が床に落ちる。 上を見上げれば、破けた天井から差し込む光が天使の階段を描いていた。その光の中、翼を持った魔人と魔王がぶつかり合った姿のまま固まっているのが、影となって見える。 眩いまでの光の中で、ハドラーの大きく見開かれた目は血走っていた。 絶叫するハドラーだが、その声に笑いが混じる。それをいぶかしみ、目を上げるバラン。 ハドラー「腹立たしいものだな、バランよ。あと一歩……剣が及ばぬというのは……」 苦痛の中、苦笑交じりにそう言ったハドラーの腕がだらりと下がる。今度こそ、戦う力をなくした彼は、もうピクリとも動かなかった。 その戦いをずっと見ていたバーンは、ハドラーの最後の執念を褒め、黒の核晶を爆破させようとする。 その言葉が聞こえたわけではないだろうに、バランが笑った。 バラン「ぬかったな……大魔王バーンよ」 なぜ自分がハドラーの挑戦を受けたのか、バランは語り出す。 バランの行動の意味を悟り、驚愕するバーン。
伝説の超兵器が体内にあったことが、信じ切れないハドラー。 主君に裏切られた衝撃もさることながら、ダイとバランが力を抑えてて戦っていた理由が黒の核晶にあることも、ハドラーは気づいてしまう。 したたり落ちた水滴は、先程落ちた血の上に落ち、地面に跳ねた。
ハドラーの嘆きをみっともないと言ってのける彼は、全くハドラーに同情した様子は無い。 だが、それはハドラーを庇う言葉では無く、バランの予想以上の力を認め、褒めるものだった。 ついに動いた大魔王の姿に、ミストバーンもキルバーンもそろって息をのむ。 自分で黒の核晶を爆破させに行くと言うバーンに対し、キルバーンは軽い口調ながらもそれは自分達の役目だと引き留める。 キルバーン「フフ……いったか、ミスト」 わかりきっていたことのようにそう言ってのけるキルバーンに対し、バーンもまた笑みを浮かべる。
その時、バランは何かに気づいたのか、手を止めて上を見上げる。それに吊られて、同じ方向を見るハドラー。 バランは冷静に、彼が自分達を消しに来たと判断するが、ハドラーはすがりつくようにミストバーンに問いかける。 だが、バランはあくまでも冷静だった。
それと同時に、ミストバーンの白い衣を繋いでいた胸飾りにヒビが入る。不吉な予感に顔を強ばらせるバランとハドラー。 ミストバーンの着ていた白い衣が、風にたなびく。
弾けよと命じるミストバーンの意志に応じて、赤く脈動する黒の核晶。ハドラーやバランでさえ、それに恐怖を覚える。 ミストバーンの正体を問いただそうとするバランだが、彼は詮索は無駄だと突き放す。 バランが抑えている黒の核晶から、光の柱が立ち上り、それが強くなっていく。周囲を震わす震動は強まる一方であり、その震えは地上にも伝わっていた。 その頃、地上ではヒュンケルとヒムが戦いの中、足を止め、鳴動を感じ取っていた。 それと同時に、弾かれたように別れて飛ぶヒュンケルとヒム。 岩山に叩きつけられたヒムに見向きもせず、ヒュンケルは近くの岩山に跳び上がり、仲間に向かって集合を呼びかけた。 それを聞いたクロコダインは、やり合っていたシグマを突き飛ばすように離れ、ブロックと向かい合っていたマァムも、後方に大きく飛んで離れた。 岩からようやく抜け出したヒムも、事情が分からずに戸惑っていた。
エイミ「落ち着いて!!」 メルルの力を知っているレオナは、不安そうに上を見上げる。 そこに飛び込んできたのは、ノヴァだった。 迷うレオナに対し、指示を仰ぐバウスン将軍に、勇者達への救援を送ることを提案するアキーム将軍。 ?「お待ちなさい!!」 驚いた彼らは、入り口を見やる。 エイミ「……誰?」 メルルを除く、その場の全員が声をかけてきた人物に注目した。マントを羽織り、騎士の足甲(グリーブ)をはいた人物がそこには居た。 レオナ「あなたは……」 バウスン将軍「おお……! ご無事だったのですね」 驚きを見せるレオナに、喜色を見せるバウスン将軍。
それを見切ったのか、ミストバーンは手から魔法力を放出するのを止めた。だが、黒の核晶の光は弱まりはしない。 それと同時に、バランの手を弾き飛ばすように空中に浮き上がった黒の核晶は、さらに爆発的な光を発する。 黒の核晶の外壁にヒビが入り始めるのを、バランだけが見ていた。敵を睨む目で黒の核晶を見据えるバラン。 暴力的なまでの白い光が、眠ったままのダイを包み込む。 光は、敵味方の区別をつけない。 誰も知るよしも無いが、その光は星を外側から見ても目視できるほどの、強烈な爆破だった。
キルバーンはこの揺れは爆破では無く、バーンパレスが動き出したのだと発言する。 その先に居るのは、ミストバーンだった。バーンの魔法力を受け、白い衣を抑えていた胸飾りが元通りになり、ミストバーンの姿は普段の暗黒の姿へと戻った。 素顔を早々と隠したミストバーンを、キルバーンは軽くからかうが、バーンはあの力は危険だからさらしておく物ではないとたしなめる。無論、ミストバーンも同意見だ。 全てが終わったと判断するバーン。 後は地上そのものが消えて無くなるだけ……バーンは笑っていた。 バーン「余は今、バーンパレスの結界を解いておる。個々を覆っていた岩山の残りが落ちていくからな」 空中に巨大な何かが浮かび上がり、その表面に貼り付いていた岩が崩れ、次々と海へ落下していく。 ハッとしたようにバーンに注目する、キルバーンとミストバーン。 天井に張り付く無数の悪魔の目玉が、一斉に走り出した。 その目玉が見つめているのは、整えられた床部分では無く、大きく地べたが抉りられた辺りだった。 クロコダインの足下からは、ポップが水から這い上がる時のように顔を出し、大きく息をつく。 左翼に生存者四名を発見したことを、機械的な声で報告する悪魔の目玉。 バーン「フッフッフ……なんとまあ、悪運の強い奴らよ」
ポップはクロコダインが生き埋めじみた緊急避難を実行してくれたと、悟っていた。が、やり方に不満があるのか、少々非難がましい口調だが。 ポップを持ち上げたまま、クロコダインは説明する。 が、クロコダインは遅いと言い、パッと手を離した。そのせいで、無様にも背中から地面に落下するポップ。 マァムとヒュンケルはここがどこなのか、気にしていた。死の大地とは全然違うことに戸惑うマァムに、ヒュンケルはこここそがバーンパレスだと考えていた。 黒煙のせいでよくは見えないが、遠くに見える建物……それが大魔王バーンの城だった。 それを見て顔色を変えたポップは、突然、空に飛び上がった。 ポップ(おれ達はいつの間にか、バーンパレスごと空に飛び上がっていたのか!?) 雲の上まで跳び上がったポップは、振り返って下を見下ろし……目を見張った。 ポップ「ぁあああああぁあああああああっ」
《感想》 冒頭部分にポップ達のバトルが追加されているのが、嬉しい〜っ! マァムとブロック戦、マァムの動きがいいですねえ。 ヒムの駆ける姿、思っていたよりも必死そうで笑っちゃいました。アルビナスなどは滑るように高速で移動していますが、ヒムはなまじ一番人間に近い姿をしているだけに、走る姿もなんとも人間っぽいですね。 ヒュンケルの振り向きざまの攻撃で、ヒュンケルが槍の穂先から少し下ぐらいの位置を掴んで攻撃しているのに、感心しました。 時代劇か何かで、家の中などの狭い場所での戦いでは槍の持ち手を変える描写を見たことがありますが、それを思い出しました。 その後の跳躍しつつの戦いもいいですね。 そして、ポップの飛行シーン! 確かにアルビナスを司令塔にして戦略的に戦われるより、個人戦に持ち込んだ方が効果的な気がします。ヒュンケルの体調が心配とは言え、彼ならば空の技でコアを砕けるので、メドローアを持つポップと同様に切り札にはなりますし。 ポップとヒュンケルが距離を空けて別行動することで、親衛騎団側も攻撃を集中させにくくなっているため、マァムやクロコダインの攪乱にも付き合わざるをえません。 バランがハドラーを殴るシーン、思いっきり顔面パンチになっとりますね。顔が変形するほどの殴り描写、原作よりもずっと荒っぽくなってますよ! ハドラーとバランの殴り合い、バランの動きが洗練されたボクサーのように無駄なく見えるのに対し、ハドラーどことなく自分の勢いを持て余している印象が。 ハドラーとバランが額をぶつけ合って、睨み合いをするシーンもいいですねえ。相撲やボクシングなどで、たまに超接近で睨み合いをしている選手がいますが、それを彷彿としました。 ハドラーとバランのガチ喧嘩ってイメージですね。額をぶつけ合う戦いはダイとの戦いでもありましたが、原作にはないワイルドさ、荒々しさが感じられて好きです。 ハドラーとバランの戦いの中に、ダイのカットを挟んでくるのも心憎い演出ですね。 フラグ演出とは別に、眠っているダイの前に真魔剛竜剣が突き立ったままなのが、バランがダイを庇うためにそうしているように見えて、感激しました。 ハドラーのヘルズクローがバランに胸に無効化されるシーン、原作とは刺さっている角度が違っていました。 つまり、アニメの方がより力がこもる体勢なのに、まったく利いていません。アニメでは血を見せないように演出を変えることが多いですが、このシーンばかりは思いっきり原作通りです(笑) バランがハドラーの腕を折るシーン、原作ではバランはハドラーの突きを脇の下をくぐらせるようにスカした後で手首を取っていますが、アニメでは直接手首を取っていますね。 しかし、片方の手首を掴んだまま、腕を強引に折りにいってる図、怖っ。二の腕が折れたような描写になっていましたが、あの技のかけ方だと肘を完全に破壊する勢いで関節技をかけたように見えましたよ〜。 ハドラーが超魔生物は竜魔人と互角以上のはずだと混乱しきっていましたが……大言壮語の気のあるザボちゃんの言葉を、そんなに素直に信じなくても(笑) そもそも、ザムザの研究で竜魔人のデータを取ったのはたった一回きりのはずだし、それも悪魔の目玉を通しての間接的なデータ収集しか出来なかったはず。 いくら竜の騎士とは言え、混血児にすぎないダイと互角に戦った超魔生物を少しぐらい底上げしたからって、オリジナルの竜の騎士、ましてや竜魔人バージョンに勝てるとは言い切れないでしょうに。 バーン様が小指を伸ばした姿勢で水晶玉を見つめるシーン、驚くほどにかっこよかったです! 原作の小さなコマとは全く違って、手を軽く上に上げる姿勢を取りながら、真正面に向かって不敵な笑みを浮かべているアニメ改変のカットが実に素晴らしいですよ。 枯れ専な覚えなど微塵もないのですが、老バーン様ってば驚くほどに渋くてかっこよく、動きに色気があると言うか雰囲気が合って、見惚れてしまいますね。 バランが翼を広げるシーン、手を一度、胸の前に組み合わせてから広げる仕草、原作には無いけどいい感じです! ○ビルマンの漫画かアニメ化で見たことがあるような動きです。 気合いを入れて向かい合う二人の遠景を、ダイの足側から眺めるような視点で書き起こしているのもいい感じ。原作ではハドラーとバランの戦いの時は、ダイの存在はほぼ空気だったのですが(笑)、アニメではちょくちょく絵が差し込まれているのが嬉しいです。 それに、ハドラーとバランの戦い、たっぷりと間もとっていて演出がすごくいいです。 しかし、バランがハドラーの胴体を手でぶち抜くシーン……アニメでは明らかに背中からの出血していますよっ。原作でもそこまで派手じゃないのにっ。 バランがハドラーから黒の核晶を奪う時も、ぬちゃあっとした感じの音とかして、むっちゃ痛そうなんですけど!? ホントに、魔族が傷つく時には手加減しませんよねー。 キルバーンのセリフで、「ハドラー君にかなりご執心のようだったけど〜」の部分がバッサリとカットされていたのは残念です〜。 それにしても、今回のハドラーの嘆きは見所たっぷりでした。 ミストバーンの素顔、思っていた以上に美形ですね♪ 黒の核晶、動作し始めると赤く染まるとは予想外でした。 ヒュンケルが集まれと呼びかけるシーン、岩山の上に飛び乗る際、尖った岩を両足で挟んでいるポーズがちょっと珍しくて、面白かったです。相撲の蹲踞のような姿勢ですが、これって足腰の強さと柔軟性がないと取るのがきついんですよね。 仲間達が集合する際、ポップは速度を上げてアルビナスから逃げていますが、その時、アルビナスが悔しそうに息を飲んでいました。 しかし、メルルが黒の核晶の爆破を感じて叫ぶシーン……なんか、顔が楳図かず○っぽいような……(笑) もうちょっと可愛く叫ばせて欲しかったですよ〜。 エイミさんの台詞は原作にはないので、アニメの改変ですね。 ノヴァの突入シーン、階段を一気に飛ばして降りてくる姿が、まるで少年漫画の元気系主人公のようでちょっと嬉しかったです。 レオナがどうしようか迷うシーン、アップで表現されていて嬉しかったです。普段は即断即決のレオナが、時間を取って迷うことで事態の大きさ、彼女が背負った決断の重さが感じられると思いました。 しかし、謎の人物、声が聞こえたので最初から女性と分かってしまったのは 後、エイミさんはフローラ様とは対面したことがなく、バウスン将軍は面識があったと言うのは、アニメの改変です。 黒の核晶の爆破寸前、雷のような光が四方八方に散らばり、めっちゃ派手でした。 最終回で見せる画像を、ここに持ってきた辺りにスタッフ様の本気を感じますね。 キルバーンがミストバーンの素顔を褒めるシーンで、首をのけぞらすような感じで傾げている図が、相手を小馬鹿にしている彼らしくていい感じでした。 バーン様が結界を解いた云々のセリフは、アニメの改変です。 悪魔の目玉の移動シーン、初めて見ました! 動きが予想以上に速いところとか、触覚をなびかせて動く様とか、嫌な感じでとあるGのつく昆虫を思い出させてくれましたよ! ついでに、悪魔の目玉が異変を発見した際、目の玉が小さくなる描写、細やかですごいですけど……やっぱ不気味です(笑) クロコダインにより地下からみんなが登場するシーン、原作通りにポップだけが自力脱出できずに埋もれているのには笑っちゃいました。 アバンの使徒生存についてのバーン様の説明台詞、思いっきりカットされていましたね。説明が無くても、大物感を感じるのがバーン様の威厳というものでしょうか。 ポップとクロコダインのやりとりが、そのまんまだったのは嬉しい限りです♪ 手を組んでクロコダインの機嫌を取ろうとするシーン、手の組み方まで原作通りに再現されている細かさがいいですね。 ポップが飛び上がるシーン、原作では地上に居るマァム達の姿が小さくなるコマを重ねることでポップの飛行を表現していましたが、アニメではそれはほんの一瞬で、下から上に流れる空の風景の中、ポップの横顔を追う形でポップの上昇を表現していました。 バーンパレスこと空に飛んでいると気づく台詞も、アニメの改変ですね。原作ではポップは自分が何に気づいたのか、口にしていませんでしたし。 ただ、ポップが振り向いてから驚くシーンは、もうちょっと間が欲しかった気がします。 アニメでは、バーンパレスを見るなりポップが悲鳴を上げて思いっきりビビりまくっているのが、ちょっと残念です。 次回予告の画像では、さすがにバランの死を伏せてくれたのかとホッとしたものの……タイトルがアレでは、思いっきりネタバレしまくりのような気もするのですがね(笑) |