『ダイとヒュンケルとマァムのフィギュア』 写真提供者:Rena様 |
こちらの写真は、ダイとヒュンケル、それにマァムの三つ巴のフィギュアです♪ 送ってくださってRena様には、心からの感謝を! 実は、こちらの写真の方を先に送ってもらいました。 憎しみに目が眩み、真実を知らぬまま鬼気迫る勢いで襲いかかってくるヒュンケルとの対峙が、まるで物語のようで実に良かったです。 特に、ダイの頭を掠める形で突き出されたヒュンケルの剣がいい感じです。ついでに、マァムのミニスカから見える健康的な脚線美にもご注目ください(笑) 『マァムの奇策』 「死ねえぇッ!!」 込められた殺気は、本物だった。 が、ダイは全く怯まなかった。 「……ッ!!」 瞬間、鉄仮面の奥でヒュンケルが舌打ちする。 一瞬の迷いもなくヒュンケルの懐に飛び込んだ小さな勇者は、その勢いのまま、敵の剣を跳ね上げる。 カァアアンと、高い金属音を立てて剣と剣がぶつかり合う。 身がまえる剣という邪魔物がなくなり、ヒュンケルの顔がはっきりと見えたのだから。兜を被っているせいで顔の大半が隠れてはいるが、視覚を確保するために最低限の隙間は空けられている。 マァムは訓練を重ねた者だけが持つ確かな動きで、慎重に、だが素早くその目元に狙いを定めた。 だが、隙間が存在する以上、完璧とは言えないはずだ。たとえ呪文そのものの効果が無効化されるにせよ、人間である以上目を炎で焼かれたのならば、一瞬とは言え戸惑うはずだ。 「うぐっ!?」 ヒュンケルの仮面を、炎の塊が襲う。 「今よっ、ダイ!」 マァムが叫ぶよりも早く、ダイは動いていた。 《後書き》 ダイのサポートに徹する、僧侶戦士マァムの活躍の巻です。 ダイがヒュンケルとの初戦で本気で戦わなかった一番の原因って、ヒュンケルがダイを狙っていてポップやマァムに対しては本気の敵意を向けなかったからだと思うんですよね。 ポップやマァムを徹底して傷つけていたのなら、クロコダインに対してそうした方に本気で戦ったと思い、妄想してみました。 そう考えると、ポップはただ自滅してやられたってわけじゃなく、自らの身を犠牲にして勇者の覇気を取り戻させるという重要な役目を負っていたわけですよ、ええ。物は言い様ですね(笑) なお、この話のタイトルの『マァムの奇策』もRena様に命名していただきました。写真掲載のご許可も快くしてくださいましたし、重ね重ね感謝いたします♪ |