『ダイ大スマホゲームレポート02 ストーリーについて』

 

 ダイ大ゲーム、毎日やりこみまくっています♪
 初級で見ることの出来るメインストーリー部分などは、二日目にはすでに見終わってしまいました(笑) 

 なにやらレビューが低かったりするのが少し悲しいですが、個人的にはすっごく楽しんでおりますし、かなりのレベルで満足していますよ! ダイ大のゲームで遊ぶのは、連載当時からの夢だったんです!

 その夢が叶っただけでも僥倖ですし、自慢じゃないですが筆者はファミコン時代からの年季の入ったクソゲーゲーマー(笑)

 当時、悩みに悩んで乏しいお小遣いをはたいて買ったゲームの数々が、後に歴史に残るクソゲーぞろいだったと、成人してネットを巡るようになってから知りました。
 選り抜いたかのような己の勘の恐ろしさに、今更ながらおののきます。

 そうか……そんなにも評価がひどかったのかと、今になって冷静に思い返せば納得できるのですが、貧乏性なせいで大金をはたいたゲームを放置も出来ず、苦労しまくりながらも半分ぐらいはクリアしましたっけ。

 友人と二人がかりでマッピングしたゲームとか、とてつもなくバランスの悪いRPGだとか、徹夜の挙げ句に迎えたあきれ果てるまでに拍子抜けのエンディング……クソゲーについて語るべき嘆きなら、実はうんざりするほどたくさんあります(涙)
 その経験に比べれば、このぐらいの低評価など問題にはなりません。

 キャラの出来の良さや動きだけでも、必見の価値があります! ファミコン時代のイラスト詐欺ときたら、もう、そりゃあ涙がちょぎれるほどにひどかったですしねえ(笑)

 余談ですが、○闘士星矢の黄金伝説というファミコンゲームをご存じでしょうか?

 当時、原作の大ファンだった姉が買ったものの、画像が全然違うと開始3分で押しつけられたゲームでした。そして、エンディングが見たいと言われ、苦労に苦労を重ねて一ヶ月かかってエンディングまで漕ぎ着けたのに、やっぱり画像のひどさを姉が文句を言うだけだったという、理不尽な思い出のゲームです(笑)

 そんな愚痴はさて置き、ダイとポップが走る後ろ姿や必殺技シーンを見るのが、楽しくてたまりません! さらには時々入る台詞を聞き逃さないため、スマホのボリュームを大きくしてしまい、他のゲームをやる時にビックリすることもしばしば(笑)
 ここ10日あまり、ずーっとダイ大ゲーム三昧でしたよ♪

 おかげで楽しさもたっぷり堪能しましたが、さすがにこれだけやりこめばゲームに対して感じる問題点や疑問点もなども分かってきました。
 
 まずは、ストーリー面について触れたいと思います。
 チュートリアル以来、声優さんのフルボイスがなくなってしまったという非常に残念なポイントはありますが、ダイ達を追憶の形で追っていくストーリーと、主人公が存在する絆の世界でのストーリーを、並行して追っていく展開になっています。

 どちらか先に全部を見ることは出来ず、片方クリアしなければ解放条件が満たされないので、必然的に両方を交互にやっていく形になります。
 正直、ダイ達の話を一気にやり進めたいと思ったのですが。悪いですが、主人公らの世界にはほぼ興味が湧かないですし。

 まあ、ストーリー構成上そうなっているのでは仕方が無いと思い、話を進めてみました。
 ストーリー的には、台詞とキャラ表示のみで進行するストーリーパートと、バトルの最中にキャラの会話によりストーリーが進行するバトルパートに別れています。

 このバトル中の台詞がいつ発生するのか分からないので、初見時はバトル中は敵ほったらかして台詞発生待ちのガン見状態でしたよ(笑)

 正直、台詞のやり取りはストーリーパートだけにして欲しかったです。でなきゃ、バトルパートの冒頭だけにまとめて欲しかった……! 走っている最中に突然、台詞が発生して会話をおっぱじめるので、話を追いかけたい時には非常に不便です! 一時停止も出来ないし!

 スマホゲームとしては当然でしょうが話をかなりはしょっている感は、まあ……致し方がないですね。アニメでさえあちこちではしょりまくっているのですから、スマホのゲームという制約上、原作の展開をそっくりそのままなんて無理はさすがに望んでいませんし。

 そう言えばスマホでの章や項ごとのタイトルが、基本的に軽い感じの分かりやすいタイトルになっているのは楽しかったです。

 ただ、最大の謎のなのが絆の勇者側のストーリーパート。
 気になるのが、ダイ達の時間の流れが不思議な形で平行していることです。

 たとえば、クロコダイン編ではマァムとクロコダインが仲間入りしますが、マァムが主人公達の世界に召喚された時、ダイとポップは彼女を未知の存在と受け止めました。
 『誰だ?』と問いかけるぐらい、知らない人だったのです。

 が、ダイとポップに突如として記憶が蘇り、相手がマァムだと認識し、マァムもまたダイとポップだと意識します。
 この時点ではダイとポップは魔の森に入る前の認識でいたのに、マァムと会うことで『彼女とは仲間だ』という記憶を再認識しているのです。
 絆の勇者のゲーム展開に合わせ、ダイとポップの意識も進行しているみたいですね。

 が、この記憶の再認識が少々分かりづらくて、クロコダインが仲間入りした段階では『クロコダインを倒した直後のダイとポップ』が、出会うことで意識が改変され彼を仲間だと認めます。
 ヒュンケルとも同様で、戦った直後の感覚から仲間となった意識へと変わります。

 この、仲間になった意識がどこら辺までを指しているのかが分からないんですよね。
 キャラクター別の個別イベントを見る限りでは、彼らは基本的に原作中盤以降の仲間意識や友情を抱いているように見えるのですが……絆世界にいるダイ達の時間の流れって、いったいどうなっているんでしょうかね?

 筆者はてっきり、現実世界というかダイ大世界のダイとポップが、島を旅だってロモスに向かう船の上で見た一夜の夢であり、別の世界の勇者の力を通じて自分達が未来に辿る旅を体験する、言ってしまえば夢落ちなストーリーだと思っていましたよ。

 で、完全に目を覚ましたダイとポップは当然、絆の勇者や未来の記憶は無く、ただ漠然とこの先への希望を抱いて話が終わる、的な展開かと思っていました!

 が、どうも絆の世界とダイ大世界は時系列が多少ずれながら平行している感じで、絆の世界にいるはずのダイとポップは元の世界での記憶も少しずつ進行している風に思えます。

 そして、二日目で知った悲報……なんとこのゲームって四章、ヒュンケル戦までしか話ができていませんでしたよっ(驚)
 え、ええー、ゲームが出来るまでさんっざん時間をかけまくっていたんだし、てっきり全ストーリーは当然のように出来ているとばかり思っていたのですがっ。

 今月19日にフレイザード編が追加されると言っていましたから、毎月少しずつストーリーを追加していくシステムなのかもしれませんが、それにしたってひどすぎません!?

 原作の熱烈ファンとして、また無課金派として、ゲームシステムやらバトルシステムやら課金をしなけりゃ進めないよ〜といわんばかりの露骨なガチャ比率には文句を言う気は無かったですが、このストーリーの自転車操業っぷりにはさすがに一言言わずにはいられません!

 話が気になって、どんどんストーリーを追いかけようとした途端にこの展開はあんまりですよ!

 そこには不満がプンプンですが、このゲームストーリーの最大のポイントであり、最大の不満ポイントなのが各キャラクターごとに設定された個別ストーリー。
 ダイやポップ、マァムなどが自分だけの悩みに遭遇し、仲間に助けられて解決していくちょっとしたオリジナルストーリーになっています。

 そうそう、こういうのを待ち望んでいたんです!
 公式から派生するおまけ話を、もう何年……いや、十何年待ち望んできたことか!

 短いながらも互いの友情を感じさせるダイとポップのやり取りとか、自分の強さについて悩むマァムの自立心の高さとか、見ているだけで嬉しくなるストーリーがそろっています。
 
 ……が、せっかくのお話なら、そのお話に没頭させてくださいっ!
 キャラクターストーリーは、主人公との絆ポイントを溜めることで解除されるので、そのキャラクターを成長させる必要があります。
 詳しくはバトルパートで愚痴るつもりですが、キャラクターのレベル上げが結構……いや、ものごっつうキツいのですが。

 さらに、ストーリーを進行させるためにはバトルパートに勝利する必要がありますが、この敵が強めに設定されているのが悩みどころです。
 ううっ、レベルが足りなくて話を見られないのが一番きつい……っ!

 メインストーリーは、初級をクリアすれば全部の話を見ることが出来ますが、キャラクター話は先に進めるに連れて上級並の強さが要求されてきます。
 ううっ、まとめて話を見たいと思っても、全然見られない辛さが……っ! しかも、気になるところで続くにしないでくださいよっ、せっせとレベルを上げても上げても、全然たどり着けないレベルの強さに設定しておく意味は!?

 キャラストーリーがもう少し多ければ、どんどん強くしてストーリー開放していく楽しみが勝るでしょうが、今のやり方だと出し惜しみ感が半端ありません。

 さらに、強くするために時間がかかるため、一つのストーリーを全部読み通すのに時間がかかるせいで、途切れ途切れ感があまりにも強すぎて興を削ぎます。
 今のところ、ストーリーは5話で一話分となっていて、最初と最後が台詞のみのストーリーモードですが、真ん中の三つのバトルパートが曲者。

 強さが足りないので、どうしてもプロローグとエピローグを読むまでに間がかかり、一気に話を読むという感激が薄いのです。
 もっとストーリー密度を上げて、一つのバトルに対してプロローグとエピローグをつけてくれたのならなぁと、嘆かずにはいられませんよ〜っ。

 今のところ、ストーリー部分に関しては出し惜しみ感と薄めて伸ばす感があまりにも強いので、その辺がなんとかなって欲しいですね。
 
 で、最後に主人公である絆の勇者設定。
 正直な話、ストーリー的には……『持ち上げられているくせに、空気』な存在だと思いました(笑)

 絆の勇者という存在がものすごく重要だと力説されている割には、彼(もしくは彼女)は生まれたての存在らしいです。
 あちこちで選択肢が発生するも、その選択肢がほぼ無意味。まだDQのはい、いいえの方が変化があるレベルですね。

 大事な相談などにも声はかけられますが、根本的に問題を解決しあうのはダイ達メンバー同士なので、主人公はまさにそこにいるだけの空気(笑)
 まあ、一ファンとしては空気になりきって一同の冒険をストーカーしたい願望があるので、ある意味でぴったりかもしれません♪

 
 

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