『因縁の魔軍司令現る』 |
1話『魔軍司令現る』 アバンやダイとの戦いで傷を負った魔軍司令・ハドラー。再びダイを追っていたその時、不思議な光に包まれ、まぶしさに閉じた目を開くと、ハドラーはもうひとつの世界である『ミラドシア』に降り立っていた――。 木々の生い茂る夜の森。 ポップ「ハドラー!?」(!マーク) ダイ「どうしてミラドシアに……!?」(!マーク) ハドラー「ダイ、ポップ……そしてお前が絆の勇者というわけか」 主人公「はじめまして!」 主人公「新しい仲間……?」 ダイ「ハドラー、どうして絆の勇者のことを知っているんだ! もしかしてゼバロに命令されておれたちを倒しに来たんじゃ……」 ハドラー「ゼバロ? 一体なんの話だ。ここに降り立った時、貴様らのパワーに気づいただけのこと。絆の勇者のことはモンスター共が話しているのを耳にした。 ダイ「!!」(!!マーク) 緊迫感のあるBGM ポップ「ダイ、来るぞ! 主人公も構えろ!」 主人公「みんな! 戦っている場合じゃないよ!」 足音が聞こえてくる。 ダイ「モンスターの大群だ!」(!マーク)
2話『気になる人物』 ハドラー「モンスターがオレに刃向かってくるなどありえん……!! ええい、無礼な部下など必要ない。一匹残らず処分してやる」 ハドラー(モンスター共の様子がおかしい。オレの命令を一切聞かん……。先程、ダイがここをミラドシアだと呼んでいたが、やはりここはオレが居た世界とは異なる場所だと言うことか) ダイ「敵の数が少なくなってきたよ! もう少しだ!」 ハドラー(ダイはこの世界でも強さを得ているようだな……。そして、もうひとり……絆の勇者……あの強さ、一体何者だ) 3話「ハドラーの目論見」 ダイ「敵の数が多いね……うまく連携していこう!」 ポップ「ああ! へっ! 何匹来ようがおれたちに敵う相手じゃねえ! ハドラー(あの絆の勇者、なかなかいい腕をしている。あいつをオレの部下にすれば、いい戦力になるかもしれん。そうなれば、オレの魔軍司令の地位は確固たるものになる……) 4話『部下になれ』(イベント) 夜の森。 ハドラー「おい、絆の勇者よ。貴様、オレの部下にならないか?」 ポップ「な、なに言ってんだおまえ!」(!!マーク) ポップ、ビックリしている。 ハドラー「その強さ、もっと自分のために使ってみるのはどうだ? オレの部下になれば、世界の半分をおまえにやろう」 主人公「もらっても困るかな……」 ポップ「ハドラー! こんな時にくだらねえこと言ってるんじゃねえ! 今は世界自体がなくなっちまうかもしれねえ危機なんだぞ!」(怒りマーク) ハドラー「小僧、どういうことだ?」 ダイ「ゼバロってやつがここミラドシアを消滅させようとしているんだ……。ミラドシアはおれたちが住む世界とつながっている……」 ポップ「ここが消滅すればおれたちの世界だって消えてなくなっちまうんだよ……!!」 5話『ダイたちの危機』 ポップ「ああもうしつけえな! また出やがった!」 ダイ「ゼバロがどんどん手下を送り込んでいるんだね……」 ポップ「こんなところでちんたらしてる時間はねえってのに……」 ポップ、目を閉じる。 ポップ「クソッ……結構魔法力を使っちまった……」 ダイ「体力も減ってきたね……ここからは気をつけて進もう……」 ハドラー(ダイたちは疲れが見え始めたようだな。絆の勇者を仲間に引き入れるのが一筋縄でいかぬのなら……ここで先にダイたちを倒すか……) 6話『真の勝利とは』 ポップ「ダイ、主人公、まだいけるか……!?」 ダイ「だ、大丈夫! ここで諦めるもんか……!!」 ダイ、苦しそうな表情。 ダイ「はぁ……はぁ……」 ハドラー(あいつらもここまでのようだな。倒すには絶好のチャンス。 ハドラー、瞑目する。 ハドラー(スキをついて勝ちを得ても、それは真の勝利と言えるのか? 小手先の戦い方で、これまであいつらに負けてきた……) ハドラー、目を開ける。 ハドラー(これ以上の失態は許されん……ならばオレのやるべきことは……) 7話『矜持』 ポップ「ちくしょう……こんなところで倒れるわけにはいかねえんだ……」 ハドラー「その通りだ、小僧! ぼさっとするな! 行くぞ!!」 ダイ「え!? ハドラー!?」 ダイ、驚きの表情。 ハドラー「どうした! ダイ、ポップ! そして、絆の勇者よ!! 敵ボスとして、ハドラー出現。 ハドラー「雑魚が!! どけえーーー!!」 ダイ「ハドラーがおれたちを援護している……どうして……」 ポップ「終わった……か……?」 ダイ、ポップ共に苦しそうな表情。 ダイ「!! ポップ構えて!!」 ダイ、戦いの表情。 ハドラー「最後はこのオレが相手……勝負だッッ!!」 8話『共通の敵』 夜の森。 ハドラー「……グッ!」 ハドラー、攻撃を受けて苦痛の表情。 主人公「大丈夫ですか?」 ハドラー「情けなど無用! 絆の勇者よ、おまえがとどめを刺すがいい……。それともなにか……? ただでは殺さんとでもいいたいのか?」 ポップ「どうしたんだよ、りゅう。こんなヤツ、早くやっつけちまおうぜ」 ダイ「どうかしたの?」 主人公「……ハドラーを仲間にしたい」 ダイ「ええっ!?」(!!マーク) 戦闘BGMが消え、ダイ、驚きの表情。 ハドラー「なにっ!?」(!!マーク) ポップ「そ、そんなことできるわけねえだろ!?」 ダイ「そうだよ、主人公。一体どうしたの?」 ダイ、ポップ共に驚きの表情。しっとりなBGM。 主人公「無理かな……?」 ポップ「無理だ、無理だ! こんな卑怯もん、仲間にできるか!」 主人公「悪い人じゃないと思う」 ポップ「主人公がここまでいうなんて……」 ポップ、目を閉じる。 ハドラー「おい、さっきからなにを言っている。オレは仲間になる気など毛頭ない。ゼバロとやらを倒したければ勝手にしろ」 ポップ「世界が終わっちまう危機だってのに自分勝手なやつ! それにどのみちゼバロを倒さないと元の世界には戻れねえんだよ!」 ハドラー「なに……?」(!マーク) ハドラー「ならばオレがそいつを殺すまでだ。どこにいる?」 ポップ「な、なんでおれがお前に教えなきゃいけねえんだ」(汗マーク) ハドラー「グズグスしている時間はないのだろう」 ダイ「………………」 ダイ、目を閉じて考えてから、目を開く。 ダイ「……最近、モンスターもどんどん強くなってるよね。こうしてる間にもゼバロが世界を滅ぼそうと動き出している……」 ポップ「ダイ……」 ダイ「ポップ……おれ……どうしたらいいかな。ハドラーのことは絶対に許せない。 ポップ「………………」 ポップ、真剣な表情でダイを見返している。 ポップ「おい、ハドラー!! 言っとくがな、元の世界に戻ったら、おれたちは敵同士だ!! そのつもりでいるんなら、一時的に休戦してやってもいい!」 ハドラー「誰に向かって言っている……身の程をわきまえろ。オレとて元の世界に戻る以外に貴様らと手を組む気はない。ゼバロとやらを殺さん限りはそれが叶わぬというなら、やることはひとつだ」 ポップ「わ、わかってりゃいいんだよ……」(汗マーク) ポップ、強気の表情のまま汗マークが浮かんでいる。 ハドラー(フン……小僧が) ハドラー、目を閉じるがすぐに不敵な笑みで刮目する。 ハドラー(その若さが甘さに繋がると言うことに気づかぬとは……この旅の中で、いつか思い知るだろう) 《感想》 バランに引き続き、意外すぎる人選が仲間入り! 説明文からはアバンに負けた直後かなと思いましたが、ハドラーがバルジ島衣装ってことは、フレイザード戦後の記憶と解釈していいんでしょうかね? それにしても、5話でダイ達の危機というタイトルから、危機に陥ったダイ達をハドラーが助けることで絆が結ばれるのかと思いきや、ハドラーが危機に陥れようとしているんかーいっ、とツッコみたくなりました(笑) 7話ではボス的ハドラーにハドラーが参戦しつつ、なおかつ裏切ってダイ達に襲いかかるという超展開! 8話で、ハドラーに拘りを持たずに仲間にしたいという主人公に対し、ダイが珍しく迷っていてポップに答えを求めているシーンが好きです。最終的にポップが判断していますが……このパーティーはそれでいいんでしょうか?(笑) |
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