『偉大なる勇者の特訓!』 |
1話 『時空共鳴』(イベントシーン)
アバン「ふぅ〜、お洗濯も一段落ですね! では、私はこれを干しに行ってきます」(♪マーク付き) アバン、満面の笑み。 アバン「あ、これくらいならひとりでできますので、みなさんは修行の準備でもしていてください」 アバン、真顔。 地の文『――ゴゴゴゴゴゴ』 黒い字幕が揺れる演出。 ピラちゃん、驚きの表情。 ピラ「主人公、ちょっと悠久の間に行ってみましょう!」 場面転換して、ミラドシアを上空から見た図が一瞬映り、扉のシーンへ以降。 ピラ「あら? 新しい扉!?」 ピラ(……こんなことあり得るのかしら? なにか良くないことじゃなきゃいいけど) ピラちゃん、ゆっくり瞬きして閉じ目に。 主人公「扉……開けないの?」 ピラ「そうね……鍵も光っているし……」 鍵のイラストカット。 ピラ「ええい、ピラッとガチャリ!!」 ピラちゃん、戦いの表情。 ???「おや……ここは?」 アバン、眼鏡が真っ白。 ピラ「アバン! って、……服……いや、いつもと少し雰囲気が違うわね?」(?マーク) ピラ「ハッ!! まさか……『時空共鳴』が起きたの!?」(!!マーク付き) ピラちゃん、驚きの表情。 アバン「………………」 アバン、閉じ目。 主人公「時空……共鳴……?」 ピラ「時空共鳴は……主人公の絆の力ではなく、ミラドシアそのものがどこか別の世界と時空を越えて共鳴してしまうことなの……。この世界に来れるはずのない者が現れてしまうことがある現象よ」 ピラ「この『アバン』は、過去か、未来か……ダイたちの居た世界ではない」 ピラちゃん、閉じ目。 ピラ「別の世界から来たアバンかもしれないわ!」 ピラちゃん、驚きの表情。 一瞬の暗転。 アバン「別の世界……異空神ゼバロ……なるほど、事情はわかりました」 アバン、目を瞑っている。 アバン「私も元の世界にやり残したことがありますし……またいつ時空共鳴が起きて戻るかもわからない状況……」 アバン、目を開ける。 ピラ「ええ、でもあなたが来たことにきっとなにか理由はあるわ」 ピラちゃん、目を閉じている。 ピラ「絆の勇者やアバンの使徒たちに力を貸してもらえないかしら?」 アバン「わかりました、力を貸す……というより、みなさんに修行をつけましょう。限られた時間で私が出来ることは、それぐらいです」 ピラ「それでも構わないわ!」(♪マーク付き) ピラちゃん、満面の笑顔。 アバン「では、勇者の家庭教師と名乗る以上、しっかりと務めさせていただきますよ」 アバン、眼鏡が真っ白。 2話『勝負服の先生』(イベントシーン)
明るい森の中の小道。 ポップ「あれ? 先生、洗濯終わって着替えたんすか?」(?マーク付き) ポップ、驚きの表情。不思議そうな印象。 アバン「コホン、そうです。これから始める修行は特別なモノですから!」 ダイ「なんかいつもよりカッコいいね!」 ダイ、満面の笑顔。 アバン「そうでしょう、そうでしょう。大切な『勝負服』なんですよ〜!」(♪マーク) アバン、満面の笑顔。 アバン「さて、みなさん。修行の準備はいいですか?」 アバン、眼鏡が真っ白に。 主人公「はい!」 主人公「え、あ、はい……」 アバン「時間があまりありませんので早速参りますよ〜!」 ポップ「ああいう笑顔のときの先生はマジやべえからな……」(汗マーク) ポップ、ジト目。 ポップ「スペシャルハードどころか、スペシャルウルトラスーパーベリーハドも覚悟しといたほうがいいぜ、主人公」 ポップ、ジト目のまま。 ダイ「ポップは先生の修行、苦手にしてたもんなぁ」 ポップ「そういう問題じゃねぇって!」(!マーク付き) ポップ、怒りの表情。 アバン「はいはい、おしゃべりはそこまで!」 アバン「では、いきますよぉーー! ベリーベリー気合い入れてくださいね!!」 アバン、身がまえて戦いの表情。 3話『超特訓な修行の連続』(イベントシーン)
森の小道。 ポップ「うへぇ……しんどい……」(汗マーク付き) ポップ、苦痛の表情。 ダイ「先生の修行はやっぱり面白くて厳しいなぁ」 ダイ、驚きの表情。 マァム「でも、しっかり修行できて嬉しいわ」 マァム、嬉しそうな表情。 アバン「はい、休息するのも修行のうちですよ。水分補給はしましたか?」 主人公「休息……まだやるんですか?」 アバン「厳しい修行、負担の少ない修行、織り交ぜていきますからねぇ」 アバン「しっかり休んで、しっかり戦う。まだまだ修行は続きますよぉー!」 アバン、満面の笑み。 ポップ「マジか、まだまだって……」(黒渦巻きマーク付き) ポップ、苦痛の表情。 ダイ「つかれて力が抜けてからが本番かぁ。前もそんな修行してもらったなぁ……」 マァム「さ、いまのうちにしっかり水分補給しましょ!」 ヒュンケル「………………」 マァム「ヒュンケル、どうしたの? アバン先生のことジッと見たりして」 ヒュンケル「……いや、なんてもない」 ヒュンケル、目を閉じる。 マァム(久しぶりの先生との修行だから、なにか思うことあったのかしら……?)(?マーク付き) 4話『休むのも修行のうち』(イベントシーン)
森の小道。 ポップ「あっち行ったりこっち行ったり、くあーもう動けねぇよ!」(黒渦巻きマーク付き) ポップ、苦痛の表情。 マァム「んもう、またへたりこんで! 主人公の方がまだ元気あるわよ?」 マァム、身がまえて怒りの表情。 ポップ「おれは勇者じゃねぇの、魔法使いなの」 ポップ、目を閉じている。開き直ったドヤ顔風。 ポップ「ダイや主人公とは違うんだってばよ……」 ダイ「そうかなぁ? マトリフさんにだって走り込みとかさせられてたでしょ」(?マーク付き) ポップ「おれは頭脳派なんだよ!」 ポップ、怒りの表情。 ヒュンケル「ポップ、しっかり休息をとっておけ」 ポップ「言われなくても、もう休むしかできねぇよ……」(汗マーク付き) ポップ、目を閉じている。 ヒュンケル「……多分、この修行の最後はアバン自身と戦うことになる」 ポップ「うへぇ!?」(!!マーク付き) ポップ、驚きの表情。 ダイ「また先生と対決かぁ!」 ダイ、驚きの表情。 ポップ「主人公、今日の先生の笑顔はマジヤバイからな」 ポップ、戦いの表情で目を閉じている。 ポップ「またドラゴラムでも使われたら、きっと前とは違って手加減なしだぞ!」 ポップ、戦いの表情。 ヒュンケル「ああ……そう思っていたほうがいい」 主人公「……が、がんばるよ!」 マァム「ええ、先生、いつになく真剣だものね」 アバン「みなさーん! 休息もうすぐ終わりにしますよー!!」 ダイ「まだ先生、変身しないみたいだね」 ポップ「もっとヘトヘトにさせるつもりか……けど、いまのおれは負けねぇぜ!」 ポップ、戦いの表情。 マァム「いい気合いじゃない、ポップ!!」 マァム、嬉しそうな表情。 ダイ「よぉし、みんな行こう!」 ダイ、満面の笑顔。 5話『ドラゴラム・アバン再び』(イベントシーン)
空の上から、大地を見下ろした構図。水平線がわずかに丸みを帯び、天から差し込む光に照らされた大陸が見える。 ダイ、ベンガーナ衣装。ポップ、ロモス衣装。マァム、武闘家衣装。ヒュン アバン「ピラさん……主人公くん。私の感覚的なものですが……」 アバン、目を閉じている。 アバン「そろそろ元の世界へ戻る時間が近づいているようです……」 ピラ「そんな……思ったより早いわね」 ピラちゃん、悲しそうな表情。 アバン「時空共鳴……もしかすると人為的なものが働いているのかもしれません」 ピラ「なんですって!? そんなことができるなんて……」 ピラちゃん、驚きの表情。 アバン「異空神ゼバロくらい……ですか、ね」 アバン、眼鏡真っ白。 ピラ「……ッ!!」(!!マーク付き) ピラちゃん、驚きの表情。 アバン「本当にミラドシア自体の時空共鳴なのか、人為的なものなのか……私が調べるすべはありませんが、気になったことは伝えておきたかったので」 ピラ「わかったわ、時空共鳴の調査もアタシのほうで進めるわ」 ピラちゃん、戦いの表情。 暗転。森の小道へ。BGM、神秘的なものから戦いのものへ変化。 アバン「コホン! さぁて、みなさん、最後の仕上げに参りましょうか」 ダイ(……っ!)(!マーク付き) ダイ、戦いの表情。 ポップ(来たな……) ポップ、戦いの表情。 マァム(先生のドラゴラムね……) ヒュンケル(主人公、大丈夫か?) 主人公(……うん!) アバン「おやおや、みなさん、もうお気づきのようですね! では、行きますよぉー!」 アバン、眼鏡が真っ白。 アバン「ド・ラ・ゴ・ラ・ムーーーーーーッ!!」 アバン、戦いの表情。 6話『残された言葉の意味』
森の小道。 ダイ「はぁ、はぁ……やっぱり先生のドラゴラムは強いや……」 ダイ、苦痛の表情。 ポップ「いままでのと全然違うじゃねぇか……」 ポップ、苦痛の表情。 マァム「アバン先生、こんなに強かったのね」 マァム、驚きの表情。 ヒュンケル「………………」 アバン「お疲れ様でした! 特別な修行はこれまでです」 アバン、満面の笑み。 アバン「……みなさん、これからも今日の修行を忘れずに精進してくださいね」 ポップ「こんなしんどい修行……忘れたくても忘れらんねぇよ」(黒渦巻きマーク付き) ポップ、ジト目。 アバン「ピラさん、主人公くん、ちょっと悠久の間へ来てもらえますか?」 暗転。ミラドシアを空から見下ろす光景を一瞬経てから、扉の前へ。 アバン「そろそろ、おいとまの時間のようです。あちらの世界で待ってる人もいますしね」 アバン、目を閉じている。 ピラ「ええ、ありがとうアバン」 ピラちゃん、目を閉じている。 アバン「それと、ひとつだけ……キルバーンには注意してください」 アバン、眼鏡が真っ白。表情の読めない顔。 ピラ「……キルバーンにはゼバロがついてるものね。わかったわ」 ピラちゃん、戦いの表情。 アバン「主人公くん。また会いましょう、あなたを待ってますよ」 主人公「アバン先生……っ!」 ミラドシアを上から見下ろす構図。 アバン「やー、よく乾きました! 服持ってきましたよ」 アバン、満面の笑み。 ピラ「あなた、アバン……よね?」(?マーク付き) ピラちゃん、驚きの表情。 アバン「ん? どうしたのですか? いかにも私がアバン・デ・ジュニアール……」 ピラ「大丈夫、わかってるわ!!」 ピラちゃん、驚きの表情。 アバン「なんだかおかしな反応ですねぇ……」(汗マーク付き) アバン、眼鏡真っ白。 ピラ「フフ、あなたと似た素敵な方と会ったのよ!」 ピラちゃん、満面の笑み。 主人公「あれ、あそこに……」 ピラ「これは……! 魂の水晶!?」 ピラ(これはさっきのアバンの……。時空共鳴……本当にどうなっているのかしら?) ピラちゃん、目を閉じている。 アバン「おや、いいものを手に入れましたね!」(♪マーク付き) アバン、満面の笑み。 アバン「さぁ、服をたたんで食事の準備をしましょうか!」 アバン、満面の笑み。 エクストラステージ『強襲! キルバーン』
壊れはてて、廃墟となった無人の城。玉座に続く赤い絨毯が破け、あかりもなく暗い印象。 キルバーン「フフッ、本当に面白い世界だね、ミラドシアというところは……」 ピロロ「おもしろい〜!おもしろい〜!」 ピラ「キルバーンッ!?」 ピラちゃん、驚きの表情。 キルバーン「どうやら『彼』は知ってしまったようだね」 ピラ「あなた、なにか知ってるの!?」 ピラちゃん、戦いの表情。 キルバーン「いいや、知らないよ。時空共鳴なんて不思議な現象はね」 キルバーン「『彼』がいないんじゃぁ、退屈だな。そろそろおいとましようかな。フフ、キミたちと本気で遊ぶのは次の機会に取っておくよ!」 《感想》 エクストラステージのキルバーンが、異常に強すぎ……っ。 と、あまりのキルバーンの強さに愚痴が先に出てしまいましたが、アニメと連動して大勇者アバンの復活に絡めたイベントは面白かったです♪ ……不運にもアニメが不正アクセスのせいで中断してしまい、単なるネタバレになってしまいましたがね(笑) もう一人のアバンがやってきてみんなに修行をつける中、ヒュンケルだけはアバンに違和感を覚えているような描写がいいですね。キルバーンの圧倒的悪役感にも感激です! そして、今回のシナリオはものすごく書き写しやすかったです。 例外はエクストラステージのキルバーン戦のみで、他のシーンでは戦闘中は台詞が出ないので安心して書き起こしできました。 初級 始まりの特訓! その1〜4 中級 スライム系と特訓! 上級 様々な特訓! その1〜4 |