『残虐非道の氷炎将軍』 |
1話『不可思議な世界』(イベントシーン)
一面暗闇。 『ミストバーンに足蹴にされ、口惜しさにまみれたフレイザード。 岩だらけの場所。 フレイザード「なんだ、ここは? どこなんだ? オレはあいつに踏み潰されたはず……?」 フレイザード、驚きの表情。 ピラ「……いたわ! あなた、フレイザードね?」 フレイザード「は? ……なんだお前は?」 フレイザード、不機嫌そうな表情。 ピラ「あたしはピラ、そしてこっちが絆の勇者の主人公よ」 ピラちゃん、満面の笑顔。 フレイザード「はぁ? 勇者だとぉ!?」(!!マーク付き) フレイザード、驚きの表情。 ピラ「ちょ、ちょっとまって話を聞いて!!」(汗マーク付き) ピラちゃん、驚きの表情。焦っている風。 暗転。 ピラ「……というわけなの。一緒に戦ってくれないかしら?」 フレイザード「………………」 フレイザード、目を閉じている。 ピラ「ねぇ、聞いてるの?」 ピラちゃん、怒りの表情。 フレイザード「聞いてねぇ」 フレイザード、目を閉じている。 ピラ「ちょっと、なによそれ!」(怒りマーク付き) ピラちゃん、怒りの表情。 フレイザード「意味がわかんねぇし、興味もねぇ」 ???「フッ……おまえも来たのか」 シルエットのみの男が登場。尖った耳と肩当てから、ハドラーだと分かる。 フレイザード「ッ!! ま、魔軍指令・ハドラー様!?」(!マーク付き) フレイザード、驚きの表情。揺れる演出つき。 ハドラー「フン、ここでは魔軍指令ではない」 フレイザード「……?」(?マーク付き) フレイザード、驚きの表情。戸惑っている風。 ハドラー「ここに大魔王バーンはおらぬからな」 ハドラー「オレは勝手にやっている。おまえもそうするがいい」 ハドラー、目を閉じている。 フレイザード「……どういう? ことです……か?」 ピラ「ちょっとハドラー、急に口を挟まないでよ!」(黒渦巻きマーク) ピラちゃん、不機嫌な表情。 主人公「待って、ちょっと様子を見ようよ」 ピラ「主人公がそういうなら……」 ピラちゃん、目を閉じている。 ピラ(でも……大丈夫かしら……) 2話『自由とはなにか』
場所は同じく、岩だらけの小道。 ハドラー「ここは別世界、何をしても自由だ。だからオレも好きにやることにした。なんにも縛られず強さを求めたい、どこまで行けるのか試すつもりだ」 フレイザード「ハドラー……様……?」 フレイザード、驚きの表情。戸惑っている風。 ☆ ☆ ☆ ハドラー「大魔王のいない世界だが、ゼバロと言う者がこの世界にはいる。オレはそいつを倒すほどの力を得て、元の世界に戻り、大魔王をも倒す!!」 ハドラー、怒りの表情。 ハドラー「残虐非道と呼ばれたおまえなら、ここで……なにをする?」 3話『ゼバロと言う敵』
場所は変わらず、岩だらけの場所。 フレイザード「オレは……オレは……勝ちたい! 勝って六団長の頂点に立ちてぇ!」 ハドラー「六団長はもう無いも同然だぞ?」 フレイザード「だったら、この世界の頂点にッ!!」 フレイザード、戦いの表情。 ☆ ☆ ☆ ハドラー「フン……しかし、この世界ではどうやらさっきのヤツらの力がないと、ゼバロという者を倒すことができないかもしれぬぞ……」 フレイザード「……!?」 フレイザード、驚きの表情。 4話『命令ではなく自由』(イベントシーン)
場所は変わらず、岩だらけの場所。 ハドラー「オレはゼバロを倒すために、あいつらから情報を得ている。だが、おまえは頂点を目指し、ひとりで動いてもいい」 ハドラー「また、あのピンクドラキーが言うように……絆の勇者と行動をともにしてもいいのだ」 ハドラー、目を閉じている。 フレイザード「隙に……動く?」(?マーク付き) フレイザード、驚きの表情。戸惑っている風。 フレイザード(オレは……ハドラー様に生み出された。そのハドラー様が好きにしろと言う。一度死んだはずのオレが、頂点を目指す……か……) フレイザード、目を閉じている。考え込んでいる風。 ハドラー「………………」 ハドラー「すぐには理解しがたいかもしれん。だが、オレはおまえに命令はせぬ」 ハドラー「おまえが頂点を目指すのならば、最後の戦う相手はオレかもしれぬからな」 ハドラー、怒りの表情。真剣に諭している風。 フレイザード「ハドラー様と戦う……。命令がない……頂点……」 フレイザード「………………」(黒渦巻きマーク付き) フレイザード、目を閉じている。混乱中。 フレイザード「あああああああああああああっ!! 難しいことはオレはわかんねぇッ」 フレイザード、目を閉じている。 フレイザード「でも、倒していいヤツは倒してぇ、すべての者に勝ちてぇッ!!」 フレイザード、怒りの表情。やや狂気じみている。 フレイザード「オレは……頂点に立ちてぇッ!!」 フレイザード、怒りの表情。揺れる演出付き。 ハドラー「……フッ」 ハドラー、不敵な笑み。 5話『確信をつく言葉』
場所は変わらず、岩だらけの場所。 フレイザード「倒しちゃいけねえヤツも倒す、オレは勝ち続ける、この世界で! それで……それで……ッ」 ハドラー「……それで、どうなりたいのだ?」 ☆ ☆ ☆ ハドラー「おまえは誰かに認められたいのではないのか? オレや大魔王に、そうであったように」 フレイザード「……ッ!!」 フレイザード、驚きの表情。 6話『勝って手にするもの』
場所は変わらず、岩だらけの場所。 ハドラー「この世界ではおまえはある意味、勇者にだってなれるのだ」 ハドラー「ゼバロを倒せば、この世界の者たちから大いなる称賛を受けるだろう」 ハドラー、目を閉じている。 フレイザード「オレが……勇者……?」 フレイザード、驚きの表情。 ☆ ☆ ☆ ハドラー「勇者であるかはともかく、世界を手にすることは可能だ。オレが頂点に立つか、おまえが頂点に立つか……」 ハドラー「おまえの言う通り、勝ち続けた者だけが称賛を得るのだ」 ハドラー、戦いの表情。 7話『勝つのが好きだからこそ』
場所は変わらず、岩だらけの場所。 フレイザード「称賛……世界……」 ハドラー「今のおまえには難しいかもしれぬ。だが、あの先にいるのが……」 ハドラー、目を閉じている。 ハドラー「ゼバロの息がかかったヤツだ、さぁ、どうする?」 ☆ ☆ ☆ フレイザード「クソ、なんだかわからねぇが、オレは倒す、絶対に勝つ! 倒しまくって、勝ちまくって、それから考えてやるッ!! ハドラー様と戦うまで、勝ちまくるんだぁッ!」 フレイザード「オレ様は勝つのが好きなんだよォっ!!」 フレイザード、勝ち誇った笑い。 8話『勝ち続けるために』(イベントシーン)
場所は変わらず、岩だらけの場所。 フレイザード、勝ち誇った笑い。 主人公「フレイザードすごい!」 フレイザード「は? なんだお前は?」(?マーク付き) 主人公「すっごい強いんだね!」 フレイザード「お、おい、なんだよ……?」(汗マーク付き) フレイザード、驚きの表情。 ハドラー「それが称賛というものだ。おまえの功名心もくすぐられよう」 主人公「そんなに強いなら一緒に戦ってよ」 フレイザード「な、なんだよ……いきなり」(照れマーク付き) フレイザード、驚きの表情。照れている風。 ピラ「あら、いきなりじゃないわよ。最初からお願いしてたわよ」 プラちゃん、半目でニヤリ。 フレイザード「……ぐ、なんだ、そのあれだ」(黒渦巻きマーク付き) フレイザード、驚きの表情。困っている風。 フレイザード「ハドラー様の言うように、情報収集にお前をつかうだけだ。そのゼバロってのを倒すのに、必要、なんだろ」 フレイザード、目を閉じている。 ピラ「そう、ゼバロを倒すには皆の力が必要なのよ」 フレイザード「オレが勝ち続けるために必要なら、仕方ないな」 画面中央に、鍵のイラスト出現。すぐに消える。 ピラ(あら、案外素直なのね……!) フレイザード「まぁ邪魔になったら消せばいいだけのことだ、ケケッ」 フレイザード、狂気じみた笑み。 ピラ(前言撤回だわ……)(黒渦巻きマーク付き) ピラちゃん、目を閉じている。 フレイザード「この世界で……勝って、勝って、勝ちまくってやる!」 フレイザードが一瞬揺れる演出。 フレイザード「最強になって、もしミストバーンの野郎がこっちに来たらぶっ殺してやるッッ!! 」 フレイザード、狂気じみた笑み。一瞬揺れる演出。 フレイザード「オレはどこでだって勝ち続けてやるゼ! ウオオオオオオオオオォォォォォォッ――!!」 フレイザード、狂気じみた笑み。一瞬揺れる演出。 《感想》 まさかのフレイザード参戦イベント! え、なに、このゲーム、もはやニュー魔王軍育成ゲームになりかかってるんですけど!? まあ、フレイザードは敵キャラとしては好きな方ですが、それが味方側に来ると言う展開にびっくりです。 ダイ達がまったく絡まないのが少々寂しいですが、ハドラーとフレイザードの間にも、ハドラーと親衛騎団達のような絆があったのかも知れないなと改めて思えるストーリーでした。 イベント的にはオーソドックスな区分で、敵の難度もそれほど難しくありませんでした♪ ただ、やっぱりマルチイベントがエラーばっかでるのが辛かったです〜。 初級 2、3話、5〜7話 |