H.6.06.27 (月)No30 『いざ!! 大破邪呪文』

 

 混戦状態の戦場だったが、チウやクロコダイン達の活躍のおかげでレオナはミナカトールの準備を進めていた。
 そんな折、エイミは願い通りヒュンケルに武器を手渡していた。

 「生きてほしい」と胸の内を告げるエイミに、ヒュンケルは感謝の気持ちを伝える。そんな二人を見て、マァムは一人、心を痛めていた。
 これが、恋かどうかも分からぬまま――。

 そんな微妙な恋愛模様はさておいて、レオナがミナカトールの説明を始める。光の円に並んだ五人は手を繋ぎ、精神を集中させて想いを次の人に渡し、最後に円を繋いだ時にミナカトールが完成する。

 自分の順番が最後と知ったポップは、プレッシャーのあまり冗談めかして「成功しなかったら……」などと、口にしてしまう。
 そうなれば間違いなく失敗すると判断するレオナの言葉に、目に見えて落ち込むポップに、マァムやヒュンケルが励ましの言葉をかける。

 それでかえって反発心を起こしたポップは、半ば自棄気味のように始めようと怒鳴った。 まずは、レオナがアバンのしるしを光らせ始めた――。


《タイムスリップな感想》


 いや〜、引っ張ること、引っ張ることっ。
 実に気を持たせてくれる展開で、もう毎回毎回、罠に嵌まったように来週が待ちきれないぐらいっ♪

 ほんのちょい役扱いとはいえ、チウやクロコダイン、バダックさんがいい味出しているし、エイミさんとマァムの乙女心がまた泣かせてくれる。
 愛する人に生きていてほしいと、ただそれだけを望むエイミさんに、自分の気持ちにただ戸惑うだけのマァム。

 ヒュンケルにとっては、生きることの大切さを教えてくれた女性と、闇から引き出してくれた聖母のような女性  はたしてどちらを選ぶのか、興味津々っv
 そして、なによりもポップの心境描写がいい。

 ほとんど失敗すると分かっていることから、逃げずに立ち向かうのはすごく勇気が要る。それでも自分から始めようとするポップが、やっぱり大好きだ。文句無しに、一番のお気に入りキャラクターである♪

 それにしても、主役のダイの呑気なこと。
 微妙な恋心にも気づかず、「立っていればいいの?」なーんて、間の抜けたことをいっているとは……。本当に突っ立ているだけのキャラクターになりそうである(笑)
 
 

次へ続く
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