H.6.09.19 (月)No42 『逆転!! 女王の死角』

 

 とどめを刺される寸前にまで追い詰められるマァム――アルビナスの強さに圧倒されたマァムは思う……この強さならばいつでも自分達を全滅させることができたはずなのに、なぜ今まで彼女は動こうとしなかったのか、と。
 マァムは、昔、故郷のネイル村でチェスについて習ったことを思い出す。

 その記憶に導かれるように、マァムは女王の弱点をつくため、なんと無防備に仰向けに横たわった。
 そのマァムに、アルビナスはとどめを刺そうとする!!

 だが、その瞬間、マァムは自分の鎧を自ら砕き、アルビナスに投げつけた。
 高速移動していただけに、アルビナスのダメージは大きかった。だが、全身にひびの入ったアルビナスはそれでもなお戦おうと、マァムにかかってくる。

 しかし、そのスピードはすでに半減していた。悲しいことに、マァムの目にははっきりとその動きを捕らえられるのだ。
 一瞬目を伏せたマァムは、迷いを払い、渾身の力を込めて猛虎破砕拳でアルビナスの核を砕いた――!!

 倒れた女王を見て思わず近寄ろうとしたマァムだったが、アルビナスはそれを止めた。 核を失った自分は、大爆発を起こすから、と――。
 勝ったはずのマァムは、少しも嬉しくはなかった。むしろ、悲しい思いでマァムはアルビナスに謝罪する。

 だが、アルビナスは気に病むことはないと言い切った。
 マァムの方が強かったのだから  力だけでなく『誰かのため』にと言う思いの深さも。駒は人間にはかなわないのかと、独白するアルビナス。

 戦いには悔いのないアルビナスだったが、断った一つの心残りはハドラーのこと。
 ハドラーを一瞬でも、一秒でも長く生かしたい  それが、彼女の願いだったのだ。
 それを果たせないまま死を迎えるアルビナスは、マァムに、自分の代わりにハドラーの最期の勇姿を見届けてと言い残し、散った……!
 アルビナスの想いの深さを抱き留め、マァムはその場から走り去った――。


《タイムスリップな感想》


 マァムvsアルビナス戦、ついに決着〜っ!!
 しかし、マァムに勝機をもたらしたのが村長との思い出とは、ちょっと残念。まあ、久しぶりに村にいた頃のマァムの姿を見れて、嬉しかったけどv ゴーグルをした村娘マァムも、結構好きなもので♪

 ハドラーに全てを賭けたアルビナスの女性らしさ――それが、マァムにどう影響を与えるかが今後の見所っ。
 そんでもって、来週こそはポップかヒュンケルの戦いだろうけど……予告ではポップvsシグマ戦みたいに書いてあったけど、ジ○ンプの予告って全く当てにならんもんな(笑)

 それに、今までこれといった出番のなかったシグマよりも、ヒムの方が出番が多かったのが不安の種。……ヒュンケルvsヒム戦の方が盛り上がる可能性を、否定出来ない(笑)
 
 

次へ続く
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