H.7.5.15(月)No24 『激突!! 男の拳』

 

 オリハルコンで出来たヒムの身体を、人間のヒュンケルの拳で砕けるはずがない。
 だが、ヒュンケルは自分を敢えて背水の陣に追い込み、ヒムに勝つか、自分が死ぬかの道を選んだ。

 ヒュンケルの戦いへの執念に感心しながらも、ヒムはそれをやめるように忠告する。
 今のヒムの拳は、生半可な凶器ではない。人間の身体などを一撃で原形も残さない程、打ち砕くことさえ出来る。

 ヒュンケルにはそんな惨めな死に方をしてほしくはない――それが、ヒュンケルをライバルと認めたヒムなりの美学だ。
 最強の自信に満ちた戦士に、最期までかっこよく散って欲しいと願うヒム。

 だが、ヒュンケルの思いは違う。
 確かに昔はそう思ったこともある……だが、多くの仲間達が教えてくれた。真の戦士は、たとえ泥を啜ってでも戦い抜き、使命を果たすものだと。

 どんなに無様で見苦しくても、勝算のある方を選ぶと言ったヒュンケルの思いを、ヒムはようやく理解する。
 ヒムが勝ちたいと思ったのは、実はヒュンケルのそんなところだったのだ。

 そして、ヒュンケルもヒムの強さを認めている。
 彼にここまで覚悟させたのは、亡きラーハルトに次いで二人目――形見の槍を見て、ヒュンケルの脳裏に友の姿が過ぎる。

 距離を取り、全力を込めた一撃を打ってくるヒムを、迎え撃つヒュンケル!!
 凄まじい激突音が交差する。
 勝利を確信するヒムだが、血を吐いたのはヒムの方だった。

 ヒムの拳がヒュンケルの身体に触れる寸前に、ヒムの胸に彼の渾身の一撃がつきささっていた――!


《タイムスリップな感想》


 うーむ、漢っぷりの見事な戦いは天晴だけど、やっぱりポップの出番が欲しい〜っ、回想シーンにちょっぴりしかでていないよ〜。
 ダイ、ポップ、マァムとミストバーン戦が気になって気になって仕方がないのに、こやつらは何を趣味丸出しの個人戦をやっているんだろ?(笑)

 当てにならない予告では、ジ○ンプ12号に出てきたシルエット……バーンパレスの守護者が出てくるみたいだけど。
 そういえばいつの頃からか、キルバーンの出番もないままっすね(笑)
 

次へ続く
30巻に戻る
タイムスリップ日記部屋に戻る
トップに戻る

inserted by FC2 system