H.7.6.26(月)No30 『白い宮庭の決闘!!』 

 

 戻ってきたアバンを見て、手放しに喜ぶダイ、ポップ、マァムの三人。あんまりみんなが『先生、先生』と騒ぐせいか、レオナが少しむくれてしまうぐらいだ。
 それはさておき、アバンとレオナはこの先の構造を調べ、キルバーンのトラップも潰してきた。

 『ミエールのメガネ』というふざけた印象のアイテムを見せびらかし、おどけて見せるアバンを見て、4人の弟子達もあきれてしまう。……昔っからこーゆーネタでウケを取らずにはいられない性格だとは分かってはいたのだが(笑)

 しかし、意外にもミストバーンがそれを見て笑う。
 噂は知っていても、ミストバーンはこの時、初めてアバンと顔を合わせた。ふざけた態度に惑わされず、アバンの秘められた実力を感じ取るミストバーン。

 元六大団長の最期の一人となったミストバーン――だが、彼はそもそも六大団長など最初からものともしていなかった。
 元々、以前の魔王軍の構想そのものがバーンにとってはお遊びにすぎない。個性の強い最強の軍隊を作ろうとしたのだが、ダイ達の活躍によりそれは砕かれた。

 しかし、それはミストバーンにとってはどうでもいいことだった。地上殲滅の使命に、いささかの支障もでない。
 なぜなら魔王軍など所詮、わずか十数年の泡沫の夢  ミストバーンは幾千年も前から一人でバーンを守り抜いてきた自負があった。

 ミストバーンの見せる気迫に、思わず圧倒される三人。やはりミストバーンだけは別格だと、ポップは強く思う。
 掛かってこいと挑発するミストバーンに対して、ダイは全力で戦おうとナイフをしまってダイの剣に手を掛ける。

 だが、それを止めたのはアバンだった。
 自分一人で戦うというアバンに、ダイ達は危険だからみんなで戦おうと呼び掛けるが、アバンはそれには答えない。

 そのアバンの横顔を、不安げに見つめるレオナ  。
 敵と戦うために前に進み出るアバンだが、ミストバーンは挑戦を断った。

「……忘れていたわ、あの男の存在を……。ひどく執念深い奴だからな…。自分の獲物を横取りされたと知ったら、何をされるか分からん……」

 思わせぶりなミストバーンの言葉が終わるか終わらないかのうちに、空間を裂いて巨大な鎌が現れた。
 危険を感知して、ダイがアバンへ呼び掛ける。だが、それも一瞬遅く、鎌の刃はアバンの胸を捕らえていた――!!


《タイムスリップな感想》


 ふえ〜っ、新展開っ?!
 先生っ、大丈夫ですか――っ?! 復活したばっかりでいきなり死んじゃわないでくださいよっ、おーいっ、おーいっ?!

 しかし、やったのは多分キルバーンだと思うけど、鎌がニューリアルしている! 仮面だけじゃなくて、鎌もおニューにしたみたいだ(笑)
 結局どんな仮面を選んだのか、見るのが楽しみ♪

 しかし、長々と続いたヒュンケル編が終わって、やっとダイ達の活躍になるかと思ったら……今度はアバン編?

 やれやれ、アバンがレオナに話したことが三人に伝わり、さらにはラーハルトからヒュンケルタチの事情が分かるのはいつになるやら。みんなで一致団結して敵陣に乗り込んだのに、連携が全く取れてないんですけど(笑)
 
 

次へ続く
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