H.7.10.30 (月)No48 『不安な優勢』 |
切り離されてなお、意思があるかのようにキルバーンの足を掴み続けるアバンの手を、彼は無造作に蹴り捨てた。 バランが死んだ場所に戻ったキルバーンは、今、まさにバーンとダイの戦いの最中だと知っていた。だが、バーンに対して義務感のないキルバーンは、ミストバーンのようにバーンを守ろうとする意志がない。 一方、バーンと戦っているダイは優勢にも関わらず、戸惑いを隠せずにいた。 そんなダイに、バーンは余裕たっぷりに思わせぶりな台詞を言う。 それと同じ頃、ポップ、マァム、ラーハルトの三人は、ミストバーンと死闘を繰り広げていた。 だが、ミストバーンには全くダメージがなく、逆に痛んでいるのはラーハルトの槍の方だ。疲れを知らぬミストバーンを相手に長期戦を続けていれば、不利なのは間違いなくラーハルト達の方だ。 バーンがダイと戦い始めたのを悟り、そろそろ決着を付けようとするミストバーンに、ポップはラーハルトの回復をマァムに任せ、その間ミストバーンの気を引きつけようとする。 不意を突く形で襲いかかる爪を、ポップは避けきれなかった。 「こうやっておまえを庇ってやるのは、確か二度目……だったよなっ…!!」 突然現れたヒムに驚くポップに、彼は新しい仲間だと言ってのけたのは、ヒュンケルだった……!! 《タイムスリップな感想》 わぁいっ、ひっさびさにポップが出たぞっ♪ ついにクロコダイン達とも合流したし、賑やかになってくれて嬉しいぞっ。 やっぱりキルバーンの狙いって、ポップなのだろうか? しかし、ダイvsバーン戦もラーハルトvsミストバーン戦も結構見所がありそうなのに、なぜか同時平行でバトルしているけど、来週はどっちか寄りになるのかなー? |
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