H.8.6.10(月)No28 『生命でぶつかれ!!』 |
バーンの圧倒的な力の前に、ダイ達はなす術もなくやられる一方――その威力は地上にいるフローラ達にまで伝わっていた。 『瞳』と化した仲間達は、一方的にやられるダイ達を悲痛な思いで見つめていた。もうやめて欲しいと叫んでも、彼らの耳に届くことはなく、目を逸らすこともかなわない。 ほとんど動けないほど痛め付けられた彼らだが、万一の可能性を求めてラーハルトはポップにさっきの話を聞かせろという。 自分達を盾に、ダイを反撃に専念させてやりたかった。――それが過去形になったのは、それが甘い考えだと気付いたからだ。今のままでは、盾替わりになることさえできそうもない。 『瞳』が巻き添えになると知りつつ、バーンは早さを遅めにして彼らに痛みを味あわせようとカラミティウォールを放った。
その結論はダイと同じものだった。 まずはカラミティウォールを凌いで、バーンをその気にさせること……それ自体がもうすでに大博打だ。 ヒムは、ポップの無謀な博打に乗る覚悟を決めたのだ。結果を見られないのは承知の上で……。 「……はじめて…おまえを尊敬した。……だが、おまえごときにダイ様への献身で負けるわけにはいかない…! 無理やりカラミティウォールを破ったヒムとラーハルトは、捨て身でバーンへと向かっていく。 「くれてやるぞ!! オレの生命!!」 《タイムスリップな感想》 こーゆー燃える展開、大好きだっ。話は相変わらず進展してないけど(笑) それにしても、チウがちょっと心配。『瞳』の犠牲者第一号は、なんとなく彼な気がする(笑) |
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