H.8.9.21(月)No43 『世界が輝く時』 |
その瞬間、世界が輝いた――!! そして、世界中の人々は、見た。 空へと舞い上がる金色の粒……それはゴメちゃんの告げる『さよなら』だった。 その思いは、『瞳』に閉じ込められた仲間達も同じだった。ことに、ゴメちゃんと関わりの深いマァムは、こんな時に動けないのがもどかしい。 だが、ダイはゴメちゃんに別れは告げない。 その時にはダイはもう、子供じゃなくなっているかもしれないが、また同じ願いをかけるのだ。 (……だから……! またね……!) ダイ、ポップ、レオナの目の前で、ゴメちゃんは天へ帰っていった。 「どうだ、バーン……!! おれ達は勝ったぞ!!」 絶対覆せないはずの地上の破滅を、ゴメちゃんや世界中の人達が止めてくれた。この奇跡は、今までの冒険の旅で培ってきた、人々との絆のおかげだ。 地上はバーンには壊されないと叫ぶダイに、バーンはうつむいたまま不気味な沈黙を保っていた……。 《タイムスリップな感想》 さんざん気を持たされまくっていたけど、うまくいってよかった〜っ。ゴメちゃんがいなくなったのは寂しいけど……。 それにしても、バーンの沈黙が逆に怖いな……。素直に負けを認めて魔界に撤退するとも思えないし、まだ奥の手がありそうな雰囲気だ。 |
◇次へ続く→
◇36巻に戻る
◇タイムスリップ日記部屋に戻る
◇トップに戻る