変身したバーンが、ダイをぶちのめす。
　巨大化したバーンの強さは、今のダイをも上回っていた。それが本体かと問うダイに、バーンはさっきまでの自分が本当の姿だと答える。

　鬼岩城に近い今の姿は、バーンの魔力を全開にして生物をパワーアップさせる邪法……自分に使えば、二度と元には戻れなるため封じていた力だった。
　しかし、バーンはダイに勝利するために、ダイのように自分自身を捨てたのだ。

　圧倒的な腕力を振るうバーンに、ダイはドルオーラをぶちまかす!!
　が、それさえも鬼岩王と化したバーンには通じない。はるかにリーチの違う相手の猛攻にさらされて、ダイは剣があれば　　と痛切に思う。

　そんなダイのスキを突いて、バーンの爪がダイの脇腹をえぐった。力尽きて倒れるダイに、バーンは勝ち誇って高笑う。
　しかし、奇跡は何度も起こる……ダイの死骸を砕こうと近付くバーンを阻むように、突如バランの剣、真魔剛竜剣が飛んで来て床に突き刺さった!!

　驚くバーンの目に、昇りゆく太陽が見える。
　失われたはずの父の剣が、太陽の光を受けて輝く――その輝きを浴びて、ダイは目を開けた……!!

《タイムスリップな感想》

　エスカレートしていくパワーゲームに、果たして終わりは来るんだろうか？　それにしても、バーン編が終わったら今度は魔界でヴェルザー編かな？
　まずは、ポップ、メルル、マァム、ヒュンケル、エイミの決着がついてほしいんだけど。