『無駄な一手間』
  
 

「うっせえな! だいだい、余計なお世話なんだよっ!! 大丈夫って言ってんだから、もうおれのことはほっとけよ!」

 そう怒鳴ったポップは、これ以上は聞く耳持たないとばかりに勢いよくそっぽを向く。

 弟弟子のその反応について、ヒュンケルが言いたいことは山ほどあった。
 まず、今のポップはどう見ても「大丈夫」なようには見えないという点だ。やけに顔色が青白く、元気がないように見える。そもそも、ポップの体調不良が指摘されたのは、つい昨日の話だ。

 昨日の今日で、そうそうすぐに完全回復するとも思えないし、大丈夫と思えないのは、むしろ当然というものではないだろうか。

 だが、ヒュンケルが次の言葉を選んでいる内に、短気なポップはさっさとその場を立ち去ってしまった。呼び止めたかったが、朝のこの時間は人目が多い。

 ちょうど、朝番の勤務時間に当たるこの時間は、それぞれが己の仕事場に行く者がごった返すため、パプニカ城の回廊は人波に溢れている。もし、こんな場所で大魔道士であるポップの体調がよくないなどと言う話をすれば、噂好きの侍女達に話の種を撒くようなものだ。

 仕方がなく口をつぐんだものの、どこまでも反抗的な弟弟子の態度に、ヒュンケルはため息をつきたい気分だった。

 ポップの体調――それはヒュンケルにとって、大戦後の懸案事項の一つだった。魔王軍との戦い、そしてその後の勇者捜索の際に無茶を繰り返したポップは、かなり体調を崩している。

 日常生活には何の問題もないが、無理をすると途端に調子を悪くする不安定な体調は、ヒュンケルのみならずそれを知っている者全員にとって、悩みの種だ。

 だが、何よりも問題なのは、本人にその自覚がないことだろう。
 なぜあれほど頭が良く、さらに言うのなら医療や薬草の知識があって、回復魔法まで使えるくせに、自身のことになると棚上げするのか、ヒュンケルには全く理解できない。

 昨日はダイの発言がきっかけで、ここ数日のポップの体調が悪化していたのを隠していたのが、バレたばかりだ。

 そのことで、ポップはさんざんレオナやアバン、果てはマトリフにまで絞られた。もう、二度とこんな無茶はしないようにと、釘を刺したはずなのだが……。

(あの様子では、あまり意味がなさそうだな)

 まさに、糠に釘とでも言おうか。
 どんな注意も、ポップにはたいした効き目がない。

 これがダイやヒュンケルならば、レオナの命令に逆らおうなどとは夢にも思わない。
 素直な勇者はレオナの判断を重視しているし、ヒュンケルもそれは同じだ。

 たとえそれがヒュンケルの意思や主義に反するものだったとしても、いざとなればレオナの命令を遵守しようとすでに心に決めている。
 それこそが魔王軍時代、一度パプニカを滅ぼした自分ができるたった一つの贖罪だと信じているからだ。

 幸いにもあの聡明な姫は、ヒュンケルのそんな心理を見通した上で、ヒュンケルのためにもパプニカ王国のためにもなる道を選択し、命じてくれる。時に単なる気まぐれなわがままさに振り回されることもあるが、それでさえ許せると思える君主だ。

 少なくとも、ヒュンケルはレオナのいかなる命令においても、不満を言ったこともなければ逆らったこともない。

 だが、困ったことにと言うべきか、ポップにはそれほどの忠誠心も心の広さもない。ダイのような素直さとも、無縁だ。

 それが君主としての命令だろうと、レオナ個人のわがままだろうと、ポップは自分の納得しきれないものならば平気で逆らう。それは、レオナではなく師匠であるアバンやマトリフの言葉だったとしても、同じ事だ。

 意地っ張りのポップは、むしろ反対されればされるほどムキになる傾向すらある。
 魔王軍との戦いの時にはこの上なく頼もしく感じたポップの自由気ままさは、護衛対象としてみるのならばひたすら厄介だ。

 ため息を押し殺し、ヒュンケルは少し、考える。
 ――余談ではあるが、眉を寄せて何やら考え込むヒュンケルの姿を見て、通勤途中の侍女達がうっとりと頬を染めていたりもしたのだが、本人はそんなことなど気がつかない。

 ヒュンケルが考えていたのは、これからどうすべきか。それだけだ。
 真っ先に浮かんだのは、このまま放置することだった。
 傍目からは多少危なっかしく見えたとしても、自分は大丈夫だと言い切ったのはポップ自身だ。ならば、その責任は本人が負うのが当たり前だ。

 実際、同じ状況でこれを言ったのがラーハルトやクロコダインなら、ヒュンケルは迷わずそうしただろう。心配を全く感じないとは言わないが、それでも本人らの意思を尊重すると言うのが、ヒュンケルの基本精神だからだ。

 たとえ、結果的に危険や時には死が待っていたとしても、人は己の選んだ道を進むべきだ――それが、魔王軍時代……いや、アバンに弟子入りした時からのヒュンケルの信条だった。

 この考えが戦場でいかに役に立つか、ヒュンケルは実体験として理解している。

 だが――今は、平和な世界だ。
 魔王軍との戦いが終わり、一度は滅びかけたパプニカ王国も活気を取り戻し、日に日に賑やかさを増している。そんな中で、戦地の心得を振りかざすのはいささか場違いだとヒュンケルも感じている。

 それに、感情的な問題もある。
 魔王軍との戦いの中でも、また行方不明のダイを探す間も、ポップの無茶を止められなかったことはヒュンケルの中に禍根を残した。その度に、ヒュンケルは自分の過ちを悔い、罪悪感じみた感情を覚えたものだ。

 大げさに言ってしまえば、これは信条を取るか、感情を取るか、だ。そう思い至って、ヒュンケルはわずかに笑んだ。

(……悩むまでもなかったな)

 思いをため込まず、自分で確かめろ――。
 魔王軍との戦いの時、自分がマァムへと言った言葉だ。なのに、くだらないことを気にしすぎて悩むなど、馬鹿馬鹿しい。
 引っかかるものがあるなら、それを確かめに行けばいいだけの話だ。

 そのせいでポップをより怒らせて、無駄足を踏むことになるかもしれないが、それならそれで構わない。過ちを放置したまま腐らせてしまった悔恨を残し続けるより、ずっと気楽というものだ。

 そう思ってポップの執務室に向かったヒュンケルだが、幸か不幸か、それは無駄足にはならなかった。
 執務室の前で、ばったりと倒れて動かないポップを発見したのだから――。






「やれやれ、やっと落ち着きましたね。大事にならなくてなによりです。あなたのおかげですよ、ヒュンケル」

 アバンの優しい労いの言葉に、ヒュンケルは首を左右に振る。
 自分のおかげなどとは、到底思えない。事態を収束させたのは、決して自分などではないのだから。

 倒れているポップは、意識が混濁しているのか呼びかけてもろくに反応がなかった。だが、大魔道士が倒れたと周囲に知られては、大騒ぎになる。

 そこで一旦ポップを執務室に運び、ヒュンケルはすぐにアバンの元へ行った。マトリフは昨日、すでに自宅である洞窟へ戻ったが、アバンはせっかくだからとパプニカ城に泊まることになったのだ。

 正直、一国の王が気軽に外泊するのはどうかと思ったのだが、それが幸いしたと言っていい。

 アバンにポップの手当を任せ、ヒュンケルはレオナに命じられるまま、ポップの休暇手続きを手伝ったにすぎない。急ぎの書類を別の者へ回し、予定していた公務の変更を告げるなどの雑務を済ませてから、ヒュンケルは今度はポップの自室に向かった。

 さぞやポップが怒っているだろうなと思い、文句をぶつけられるつもりで行ったのだが、彼はすやすやと眠っていた。
 その顔を見ながら、ヒュンケルはわずかの後悔と共に本音を吐き出す。

「いえ……、オレではポップを止められませんでした。最初からあなたに任せていたら、こんなことにはならなかっただろうに……」

 思い返せば思い返すほど、自分が下手を打った気がしてならない。
 もし、自分ではなく、アバンだったらきっと巧くやっただろう。ポップの顔色の悪さに気づいた時点で、彼を説得し休ませるように誘導できたに違いない。

 あんな風に無理をさせて、倒れさせるようなことなどなかっただろうに――。

 しかし、ヒュンケルの言葉を聞いて、アバンは一瞬だけ驚いたような表情を見せた後、いつも通りのにこやかな笑顔を浮かべた。

「おやおや、あなたはずいぶんと私を高く評価してくれていたのですね、嬉しく思いますよ」

 そう言われて、ヒュンケルはどうしても目を泳がせてしまう。
 今も昔も、ヒュンケルはアバンを低く評価したつもりはない。弟子となったばかりの頃も、魔王軍にいた時でさえも、ヒュンケルはアバンに対して敵対感情を持っていたが、それでもその能力を甘く見たことはない。

 奥底を決して見せない、油断の出来ない相手だとずっと思っていたし、それは今も変わらない。……が、それはそれで面と向かって言うには失礼な気がして、口をつぐむ程度にはヒュンケルも成長したつもりだが。

 しかし、微笑したままのアバンに見つめられていると、そんな思惑まで見透かされているような気がして、どうにも居心地が悪くなる。
 そんな気を知ってか知らずか、アバンは変わらずに微笑みながら言った。

「ですけどね、それは過大評価というものですよ。一番弟子からの期待には応えたいところですが、残念ながら私にもそれは無理というものです」

「は?」

 思いがけない返答に、ヒュンケルは意図せず間の抜けた声をあげてしまう。が、アバンはけろりとした顔でぬけぬけと続けた。

「私が言ったぐらいでポップが素直に安静にしてくれるのなら、苦労はしません。だいたいこの子は昔から体調の悪い時ほど意地を張る子でしてね、前々からずいぶんと手を焼かされましたよ」

 ため息交じりにぼやきながらも、アバンの眼差しは優しい物だった。そんな我が儘さえ愛おしいとばかりに、アバンはポップの頭をそっと撫でる。普段のポップならばそんなことをされて大人しくはしないだろうが、今は余程深く眠っているのかピクリとも動かない。

「ポップを安静にさせておきたいのなら、説教したって無駄です。なだめすかしても、ご褒美で釣っても効果は薄いですしね〜。呪文で騙し討ちをかけるか、でなければ一服盛るのが一番ですよ」

 挙げ句に、すました顔でそう言いきる師にヒュンケルは絶句せずにはいられなかった。同時に、これまで療養中はいつも苦しそうだったにも関わらず、眠りが酷く浅くてじっとしていなかったポップが、今は深く眠っている原因を思い知る。

 ――いや、別に知りたくはなかったのだが。
 少し考えてから、ヒュンケルはとりあえず一番気になることを聞いてみた。

「………………それだと、起きてからポップが怒るのでは?」

「ええ、腹を立てまくりますね。拗ねて、ずいぶんご機嫌斜めになる時もありますね、この子の場合」

 笑顔のままでそう答えるアバンは、全く悪びれた様子もない。

(ああ、そう言えば――いざとなると手段を選ばない人だったな……)

 何やら諦めにも似た感情がこみ上げてきて、ヒュンケルはそれ以上深く考えるのを止めた。どうせ、いくら考えたところですでに事は済んでしまったのだ。

 後でポップが怒りまくるのは確実だが、とりあえず彼を休ませたいというヒュンケルの希望は通ったのだ、ならば細かいことなどどうでもいい。
 むしろ、ポップが怒れるほど元気になるのなら、ヒュンケルにとって望むところだった。

「やれやれ、やっと落ち着いたことですし、どうです、ヒュンケル。お茶でも飲みませんか?」

 明るい声でそう聞きながら、アバンはすでにお茶の支度を始めていた。今でも料理が趣味と公言している元勇者は、慣れた手つきでお茶を入れる。
 本格的に入れるのなら、お茶というものはなかなか煩雑な手順が必須になるものだ。

 まず、ティーポットにスプーンで茶葉を入れる。その際、人数分よりも一杯多く入れるのは、アバンの昔からのやり方だ。

『一杯は、ポットさんの分なんですよー』

 初めて聞いた時は、馬鹿にされているとしか思わなかった説明だが、その方がお茶が美味しくなるらしい。後に、茶葉をケチったお茶の味気なさを体験したことで、ヒュンケルはようやくその意味を思い知った。

 じっくりと茶葉が味を引き出すのを待つため、ポットにカバーを掛けて保温しつつ、少し放置する。その間も、アバンの手は休むことはない。
 空のティーカップにお湯を注ぎ、暖める手間をかけるのを、ヒュンケルはなんとなく見ていた。

 昔は、それはひどく無駄な手順としか思えなかった。
 食事など、食べられればそれでいいと思っていたヒュンケルにとって、多少の味の差など無意味な拘りだと決めつけていた。お茶だけでなく、料理にも一手間も二手間も惜しまないこの師のやり方に、イライラしたことも何度となくあった。

 いや、そう思うだけでなく、当時は思いっきり文句をつけた覚えもある。
 今思えば、世話になっておきながらよくもまあそんな態度を取ったものだと我ながら呆れるが、当時のアバンは特に気にした様子もなかった。

『いいえ、これは無駄な手間なんかじゃありませんよ。私がやりたいからこそ、やっているんですから』

 そう言って笑いながら受け流し、常に凝ったやり方での料理を惜しまなかった。

 その流儀は、今も変わっていない。
 配偶者が女王という立場とは言え、仮にも一国の王と呼ばれる地位に就いたというのに、たかが弟子のために茶を入れるのに真剣になっている。

 ヒュンケルのような不器用者には到底真似の出来ない見事な手際で、アバンはお茶を入れる。

「はい、どうぞ。お口に合えばいいのですが」

 そう言ってアバンが差し出したお茶は、独特の香りが混じっていた。いかにも紅茶らしい香りに混じるその匂いには、覚えがあった。

「ジンジャー・ティー、ですか?」

「ええ、そうですよ。ちょうど、材料がそろっていましたからね」

 身体を温める効力があるジンジャー・ティーは、ヒュンケルにとっては数少ないアバン直伝の料理法の一つだ。たかがお茶を入れるだけのことを料理と呼んでいいのかどうかが疑問だが、ヒュンケルでもかろうじて実行できる調理だ。

 このお茶はポップもアバンから教わったらしく、熱がある時でも好んで飲む。大戦中にヒュンケルが一度だけポップのために作って以来、このレシピは着々とパプニカ城に広まったらしい。

 今ではパプニカ城の料理長どころか侍女達までもが得意としているレシピの一つであり、特に風邪の流行る冬場はちょくちょく振る舞われるお茶だ。
 しかし、アバンが直々に作ったジンジャー・ティーを飲むなど、何年ぶりだろうか。

 懐かしさを感じながら紅茶を一口含み――ヒュンケルは、驚きに目を見張った。

「おや? お気に召しませんか?」

 ややからかいを含んだ悪戯っぽい問いかけに、ヒュンケルは首を横に振った。

「いや……驚いただけです」

 その言葉は、真実だった。
 ジンジャー・ティーを飲む時、ヒュンケルは無意識に甘さに対して身構えていた。

 パプニカ城でいつも飲まれているジンジャー・ティーは、昔、ヒュンケルとポップがそれぞれアバンから習ったジンジャー・ティーの味をモデルにしたものだ。

 かすかなショウガの風味と、たっぷりの砂糖で甘くした風味――それを予想していたのに、このお茶の味は不意打ちだった。

 ピリッと舌を刺す刺激的な風味は、まさにギリギリのバランスだった。思い切ってショウガを強く利かせて、逆に甘味は減らしてある。この独特の甘味は、蜂蜜か。少しクセのある申し訳程度の甘味で、ショウガの苦みを消している。

 甘さよりも、刺激を前面に押し出したその味は、ヒュンケルが今まで抱いていたジンジャー・ティーの味とは大きく違う。
 だが、それは思いがけないぐらいに美味しく感じられた。気がつくと、ヒュンケルはそのお茶を全部飲み干していた。

 自分でも、その速さに驚くぐらいだ。いつもなら、ジンジャー・ティーの味を懐かしみつつも、甘さを持て余すようにゆっくりと飲むのだが――。

「気に入りましたか? 今のあなたなら、このぐらいの味の方がいいんじゃないかと思ったんですよ。昔、あなたやポップに飲ませたのは、子供用にうーんと甘くしたものでしたからね」

 得意げに笑う師の姿に、ヒュンケルは脱帽せざるを得ない。
 これまでヒュンケルは一度も、パプニカ城で供されるジンジャー・ティーに不満を言ったことなどなかった。確かに甘すぎるとは感じていたが、ヒュンケルにとって優先されるのは、自分の味覚ではない。

 体調を崩すと決まって食欲がなくなるポップが、喜んで飲むこと――その方が大事だと思っていたからだ。

 しかし、アバンはそんなヒュンケルのちょっとした我慢もお見通しだったらしい。それを見逃さず、懐かしさにさらに一手間加えることで、今のヒュンケルの好みに合ったお茶を勧めてくれた。

 このお節介な師は、未だに世話焼きなようだ。
 ――だが、昔と違って今のヒュンケルは、それが無駄な一手間だとは思わなかった。

 他人のために、余分な手間を買って出る――それは、多分、幸せなことなのだろう。

 自分がダイやポップ、それにパプニカのために、進んで手を貸したいと思うように。特にポップからは、ちょくちょく余計なお世話だと言われるが、それでもヒュンケルは自分のやっていることが無駄な手間だとは思わない。

 おそらく、ヒュンケルはこれからも繰り返す。
 いくら言ったとしても、ポップが無茶やら無理を繰り返す奴だと知り抜いていても、それでも彼を止めるだろう。それが、無駄な一手間になるとわかりきっていても、だ。

(……なんだ。結局は、オレもアバンと同じ事をしていたのか……)

 そう気がつくのは、なんだか気恥ずかしいような、それでいて嬉しいような、奇妙な感覚だった。
 だが、決して悪くはない。

「どうです、気に入ったのならお代わりもありますよ〜?」

 アバンの誘いに、ヒュンケルは迷わず空になったティーカップを差し出した。美味いという一言さえ口にできない不出来な弟子に、アバンはこれ以上ないほど嬉しそうに笑う。

「そうやって、熱心にお代わりを願われるなんて、ありがたいですね。作り手にとって、これ以上の賛辞はありませんよ」

 そう言いながら、アバンはまたお茶の用意を始める。再び、周囲にはジンジャー・ティーのいい香りが漂い始めた――。   END 


《後書き》

 『胸に手を当てて』の後日談の一つです♪ と言うより『わがままを言おう』のヒュンケル視点からのお話ですね。
 時系列的には、

 1 『胸に手を当てて』事件の翌朝、ポップが倒れる。
 2 ヒュンケルが倒れているポップを発見。
 3 アバンがポップを看病。レオナは現状把握、および情報隠匿。
 4 午前中にヒュンケルがポップの部屋に見舞い、アバンとお茶をする。
 5 正午、ダイがヒュンケルからポップが寝込んだ話を聞く(倒れたことは意図的に伏せています)
 6 午後、ダイがポップの部屋に見舞い、アバンとお茶をする。
 7 ダイ、お昼寝。
 8 夜、ポップが起きてダイを発見。
 9 後日、ポップが具合が良くなってから、ヒュンケルの部屋に訪問。

 ってな感じになっています。
 ところで、この話は最初、ただお茶をするだけのつもりだったのですが、ちょうど拍手コメントでジンジャー・ティーの話のご感想をいただいたのが嬉しくて、また登場させちゃいました。

 今のヒュンケルには、スパイシーめで甘味の薄いジンジャー・ティーがお似合いだと思います。でも、エイミさんは多分、ヒュンケルが甘いジンジャー・ティーが好きだと誤解したまま、甘いお茶をせっせと入れ続けそうな気がします(笑)

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