『DragonQuest mix 王者たちの会談 キャラクター設定&没ネタ集』by メンゲツ

注意事項

「この設定にはダイの大冒険、ドラクエ1、5、8を最後まで知っていることを前提としており、また出演者たちの性格に違和感を持たれる可能性があります。この話には独自解釈が含まれております。それでもいいぜ!という方はどうぞお楽しみください。」





主演人物                    
アレフ:名前こそ小説版cdシアター版と同じながらも別人。イメージとしては剣神・・・と言うよりMBの“ロトの血を引く者”。よって実は金髪で一部の剣神の技を使えたりします。
書いていて一番性格が変わった人。

構想当初はまさに「孤高の勇者」といった風で性格も厳格、かなり近寄りがたいオーラを醸し出していたのですが、書いてみて場の雰囲気が悪くなってしまったので、性格をマイルドにした上でFC版の“正面グラしかない”剣神版の“常に主人公視点です基本ひたすら直進する”という要素から“前しか見えない向こう見ず”な性格にした結果、こんなキャラに。
戦いではもっとキリッとするのですが…。

なお語尾がたまにカタカナになるのは知られざる伝説やモンスター物語など昔のドラゴンクエスト作品のノリが元になっています。
また4人のなかで唯一の勇者ということもあり他世界の勇者への感心が最も高く、この場にいない勇者の話題を出しやすくしてくれました。

小説版のアレフはローレシア建国43年後に亡くなったとのこと。(ドラクエの主要キャラに享年が書かれるってかなりのレアケースなのでは…?)この人がこんなだということは、彼のご先祖様と子孫たちも……?

リュカ:DQ5主人公。イメージとしてはCDシアター版をベースに小説版も踏まえた合いの子といった感じ。

CDシアター版で印象的なのは告白のシーン(原作では「はい」「いいえ」としか言わなかった主人公が「ぼくはずるい男です」や「君しかいないんだ」などと言い出すのが衝撃的でした。やはり主人公からの言葉の有無は大きいです)や船上で双子を抱きしめるシーン(小説版では息子が正直かわいそうで…。)でした。

私はCDシアター版の彼の方が好みですが、小説版のリュカも、腐った死体のスミスの手を躊躇いなく握りしめたり、イブールに対し「生まれながらの負け犬」と吐き捨てながらもしかばねとなった彼のまぶたを黙って瞑らせるところが好きです。

小説版のリュカは後に「慈愛王」と讃えられる善政をしき、それ以前の彼のことは「虜囚王」「探究王」と呼び分けるのがならいとなったとのこと。……なんだか小説版とCDシアター版の事ばかりになってしまいましたが、まぁ名作なので問題ないでしょう!

エイト:DQ8の主人公。長編○○ナイズ化がされておらずゲーム内情報も増えたので人によって解釈に差が出るキャラだと思います。
例えば自分たちを襲い自滅した初対面の山賊(ヤンガス)を助けたかと思えば、日頃世話になっているチームモンスターをエキシュビションマッチで殺害してしまうことで彼が優しいのか恐ろしいのか判断に迷う人もいるでしょう。

このお話では原作での城仕え歴と完全3Dかの冒険感、戦歴システムの存在により“忠義心と好奇心”の溢れる性格にした結果、こんなキャラに。
基本的にオリジナル準拠ですが「最近人気の辛いチーズ」は3DSネタです。チーズケーキなんぞ焼いてきましたがトロデ(前)王はチョコクレープなるものが好物で新アニメ版レオナもタピオカっぽい物を口にしていたのでチーズケーキも多分あるでしょう。

エイト本人は(某所の影響)プリンも好きです。彼のその後は明らかになっていませんがトロデーンの繁栄に生涯を捧げたと思っています。(人によっては結婚END後ミーティアが女王になったりしばらくはトロデが王でいると考える人もいるかもしれません。カール夫妻はどうでしたっけ…?)
いつか公式で彼が人格を持つ日は来るでしょうか…?

レオナ:皆様ご存知パプニカの王女にして正義の使徒。
投稿にあたり、ダイ大サイトに送るお話として主人公をレオナにし、タイトルもレオナメインにする案も考えましたが、4人を同じ扱いにした方が面白くなると判断し「主演者の1人」にとどめた次第です。(1人だけ会場入り前のパートがあるのはその名残)会談中の1人称を「私」「あたし」のどちらにするかで少々迷いました。もしも後者ならば会談の雰囲気もまた変わったと思います(少なくともアレフの1人称はオレでした)。

フレイザードや魔力炉に捕まったり戦力的にダイ達に遠く及ばないことを彼女は少なからず気にしていると私は思うのですがあまりグズグズしたお人ではないため今回はサラッと流させました・・・・・・それでも心残りを吐露するシーンは長くなりましたが。

彼女のその後は最終回で何かの本を携えるシーン以降明らかになっていませんが、己の正義と信念を貫きパプニカひいては世界をより良くするために尽力すると信じています…がやはり彼女の人生は勇者の運命に少なからず影響を受けることになるでしょう…。

使徒中唯一幼年期の描写がなくコミックスの質問コーナーにも出なかったりと公式での掘り下げは意外に控えめながらそれを感じさせない辺りそう考えると結構すごいお人なのではないでしょうか。

その他の出演者たち
ローラ:アレフの妻。
やはり(分かるはずないが)剣神・MB準拠。アレフはローラのことが大好きなので口喧嘩すら滅多にしませんが2人の性格上一度例のアレにはまると、それはもう、移るほどに…。

ビアンカ:リュカの妻(小説・CDシアター版準拠なので彼女と結婚していますがフローラ・デボラを選ぶのも決して間違いとは思いません)。
CDシアターではイブール戦後の夫婦の会話が印象的です。

ティミー:リュカの息子にして伝説の勇者。
名前は小説・CDシアター版から。このお話では何だか間の抜けた扱いになってしまいましたが、小説版では青年時代後半編のボス戦におけるフィニッシャー率が最多だったりします。

ポピー:リュカの娘。
名前は以下略。CDシアターにおいて天空装備を揃えた兄に向かって「何とかにも衣装」といい放ったりします。

ミーティア:エイトの妻。
文字通り馬車馬扱いされながら泣き言1つ言わなかったえらい人。せめて例の泉に着いた時点で特技か何かで戦いに参加できるようにしてくれれば…。

ハルク・ホークル・のっひー:エイトのチームモンスター。
呼び出しにあたってプリスト(デスプリースト)、デューラ(デュラハーン)、ファッツ(リザードファッツ)の8初登場勢をだそうかと考えていましたがレオナとキラーマシンを絡ませるためのっひーを出し、ならば8初出に拘る必要もなく感じたので残りを8でよく起用する2体にしました。
原作では一切台詞がない連中なのでどんな性格かは想像するしかありませんが。なお2つ目のチーム名は「エイトしんえいたい」でした。…手動でチーム名をつけるときも漢字を使わせて…。


没ネタ集
アレフ「ローラと実際に3人が会話する」→あまりいい会話が続かなかったので没に。

ちなみに本編でのぶつ切り台詞は前半は王女の愛を使った際のメッセージで後半が「久しぶりに使ったからか調子が悪いみたいです。また後でかけ直します。ではいつもの〜」と言っています。

しかし、仮にクロスオーバー系でことあるごとにローラ姫と通話する勇者というのも何だかシュールかもしれません…。

リュカ「運命の選択および夜の砂漠」→前者がCDシアター版、後者が小説版のネタ。王者達の会話にあまりにそぐわなかったので没に。

特に後者はモノがモノなので…。「砂漠での行為→それによってデキたのが勇者」と繋げる案もありましたが「息子が勇者」ネタはアレフが引き出してくれました。

仮に没にしなければ“運命の選択”にレオナは「まるで恋愛物語みたい!ロマンチック~」とときめき、“夜の砂漠”にアレフは「なんと言うお楽しみを…。」と呟いていました。


エイト「呪いが効かないことを証明するためにわざと破滅の盾を装備し、突然流れる例の音楽に3人がもがき苦しむ」→閲覧者様、(特に3のやりこみを無に返されたりゅう様の気分)を激しく害する恐れがあり没に。

それによく考えると…。
アレフ「じゅもんがちがうだけ」
リュカ「小説・CDシアター版がベース。しかし一番ダメージを受けるのはオリジナルがSFCのこの人」
レオナ「漫画のキャラ。それにダイ大に呪われた装備は出てこない(某ベルトはさすがに冗談でしょう)」…とあまり大ダメージは受けないとも言えるかも知れませんし。

レオナ:「本名レオナ=リュスティーン=ド=パプニカ」→せっかくりゅう様のところへ送るのならばと2017年3月の座談会企画の設定に合わせようかと思い、また小説版5主人公の「リュケイロム=エル=ケル=グランバニア」と合わせて本編でも言及された「戦いの最中王座についた者」と「戦いの後で王になった者」を対比させられるかと思いましたが、招待状が拝啓に名前が書かれるパプニカ王女はともかくグランバニア王が上下の王と比べやたら長くなってしまうことやそもそも全員3文字できれいにまとまっていたため、結局没にしました…。


 メンゲツ様から頂いた素敵SS『DragonQuest mix 王者たちの会談』の設定集です! DQ小説やCDシアターを知っている人なら、ついニヤリとしてしまう満載で、嬉しかったです♪(←DQ小説読破済み、CDシアターゲット済みの筆者) それにしても夜の砂漠、DQ1の宿屋さんみたいな扱いになっていて、笑っちゃいました。

 レオナに関しては、筆者の捏造名前設定を尊重してくれていて、感激です! ついでに言えば、3のやりこみを覚えてくれていただけで嬉しくて、気分を害することなんか有りえませんとも。気分を害する相手は、何度となくデータが吹っ飛んだファミコン版DQ3カセットの野郎です! 些細なことであっさりと何度も何度もデータが消えるショックときたら……比較的頑丈だったSFC版でも、二度ほど悲劇はありましたしね〜。

 素敵なおまけを、どうもありがとうございました!

 

 


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