注：念のための注意書き。こちらのレスはK方様の書かれたSS「四界の楔　続編」への感想なので、ネタバレ満載です。
　この作品はいずれ神棚への奉納を予定しておりますので、純粋をお話を楽しみたい方はこのレスはお読みにならない方がいいかと思います。

　SS、ありがとうございます♪
　

　おお、ヒムちゃんが生きていたとはっ！　いや、確かに彼ならば壊れない、さびない金属なので千年単位で生きていそうですが、実際に出会うと感動しますね。

　しかも、ヒムちゃん、子守をしているとは……彼が子供達に勇者の冒険談を語る際、魔王ハドラーの伝承部分が必要以上に美化されていそうなイメージです（笑）

　が、そんなヒムとの再会にほのぼのしたのもつかの間、ヒュ……ッ、ヒュンケルが――っ。
　殺されたも死ななかった不死身の人間が、魔族になった後で天寿を全うしたとは皮肉な話ですね……。

　墓の粗末さや、ダイやヒムを通じてポップへの言葉を残さなかった辺りに、ヒュンケルらしい潔さを感じました。

　ごく普通の人間らしい幸せは味わえないままだったとしても、自分が行きたいように生きた結果、それが幸せだと本人が思えて、第三者であるヒムにもそう思ってもらえたのなら、良かったのだと思います。

　ヒュンケルの想いが、今のポップの心のあり方を少し変えたのなら、彼の思いも人生も無意味ではなかったと思えますし。

　ダイでは動かせなかったポップの心の奥の深い部分に、今はもういないヒュンケルが一瞬だけ先に触れた気がしました。死んだ今でさえヒュンケルがリードしている感がありますが、でも、これからずっといる方が有利なわけだし、これまで通りダイを応援しますとも！

　それはそうと、ブラスじいさんをスルーしてしまったと言うお言葉に、真っ先に「えっ、もしやまだ生きてたの!?　死んでたかと思った」と思ってしまったのですが（笑）　いえ、その、申し訳ないです、ブラスじいちゃんっ。
　
　好きなんですけど、ブラスはあまり長生きするタイプの怪物には思えなくって。話の展開的にこの先もブラスさんに触れる機会があるとは思えないので、おまけはなしとして聞いておきたいのですが、クロコダインでさえ死んでいるんだから……多分、亡くなっているんですよね？
　
　ダイにとってはつらい別れだっただろうなと、想像しています。仲間達を次々と見送っていたダイは、ポップには見せていない部分で大人びた部分がありそうですね。