創作者バトン (2011.1.18回答)

 

 AIRIN 様からまわして頂いたバトンです。いつも、楽しいバトンをありがとうございますっ♪

 

Q1小説、漫画などの創作媒体は何ですか。
 またそれを選んだ理由はありますか。

 現在は、小説メインです。
 実は、出だしは漫画の方に比重を置いたスタートだったのですが、自分の絵を描く速度の遅さに耐え兼ねました。ネームを考えるのも、絵を描くのも、めちゃくちゃ遅いんですよ、これが。

 基本的に話を作りたい派なので、もし、漫画で自分の描きたい話を作っていくとすると、3、4の週刊連載を抱えている漫画家並の体力とやる気と絵を描く早さが必要になると気付いたもので。

 ……神様である手塚先生や石ノ森先生らのような、漫画家創世記のような超人方のような真似は、どう逆立ちしたってできっこないですよ、絶対!
 しかし、脳内妄想を吐きださないと落ち着かないので、早さを重視して小説メインに変更することにしました。

 

Q2主に行っているのは一次創作ですか二次創作ですか。

 現在は、二次創作メインです。
 しかし、一次をやっていた時間の方が長かったし、全てを長編で書いていた分、圧倒的に一次創作の総量の方が多かったんですが、塵も積もれば山となるものですね。

 短い話ばかりでも地味に毎日書き続けた結果、最近では一次創作の在庫を二次創作が追い越しそうな勢いになってきました(笑)

 

Q3得意なジャンルは何ですか。
 また苦手なジャンルは何ですか。

 得意というか、生死を懸けた冒険ファンタジーものが目指す方向性です!
 で、苦手は恋愛もの。特に、甘々が苦手で苦手で……って、二次創作サイトとしては致命的な欠陥な気がしますね、これ(笑)

 

Q4作品を作る際にプロットや設定資料のような物を作りますか。

 プロットは脳内では一応作ります。
 ワープロに打つなどで粗筋を形にしてしまうと、それだけで書き上げる前に満足してしまう危険があるので、よっぽどのことがないと正式なプロットを作成しません。

 しかし、断片的な勢いメモしか書かないと、生来の悪筆と超省略した単語のせいで、自分でも後でなにを書いたのか分からなくなって、悩むことがしばしば(笑)

 設定資料もプロットと同様、先に書くとそれだけで満足する危険があるので、作品が大半できた段階か、完成した段階で文章化するのが好きです。

 

Q5創作中に設定の練り直しや、文章の推敲等は行いますか。

 基本的に、一度書いた話はそのまま変えない方向で書いているので、矛盾や間違いが発生した場合はそれを変更することなく、後付けの形で納得できる様に設定を加えていく形で修正していきます。

 文章の推敲は、以下の手順を踏んでやっております。

 

1 ワープロで原稿用紙サイズ(20×20)で文章を完成させる。

2 ワープロで、印刷用の書式のファイルをコピーする。この時、誤字脱字をチェックし、言い回しなどでおかしいと思った部分を修正しておく。

3 ワープロの印刷用の書式を、パソコンに移動させるためのファイル形式にコピーする。この際、サイトに載せるために段落や行間を修正し、そのついでに誤字脱字を再チェック。

4 パソコンでワープロ文章をパソコン用に変換し、サイトにUP。UP前に、やはり誤字脱字をチェック。

5 暇ができた時、ワープロで印刷した文章を読み返し、誤字脱字をチェック。……しかし、なぜかここでも間違いはまだ発生しているのが困りもの(笑)

6 閲覧者様の善意のお助けを借りて誤字脱字を報告してもらい、最終修正。

 毎回毎回、6には多大な感謝を抱いております!
 ……しかし、こうして見ると、我ながらすっごく能率の悪い作業工程ですね〜。


 

Q6 Q5 を答えた方でその際に修正に気がとられて
 創作が先に進まなくなることはありますか。

 誰かに発表する前の未完作だと、なまじ修正がいくらでも可能なせいで、そこで大幅に手間取って創作自体を断念することがありますね。
 逆に、他人様に見せてしまった後の作品はかえって開き直りが発生するので、とにかく最後まで書こうと先に進もうとするせいか、行き詰まることは少ないです。

 

Q7ジャンル、メディアを問わず、
 自分に大きな影響を与えていると思う作品はありますか。

 いろいろありますがあえて一つをあげるなら、なんといってもダイの大冒険!
 これほど惚れ込んだ話がなければ、そもそもサイトや二次創作には足を踏み入れなかったです、確実に。

 

Q8スランプ等は経験したことがありますか。
 その原因は何だと思いますか。

 スランプは何度もあります。
 一番の原因は、気負いやプレッシャーですね。
 結果を出さなければ意味がないと思いこんでしまった時は、一種の強迫観念を感じてしまいがちで、その欲が失敗の元になります。

 仕事の忙しさや上司からの無理な要求、家族の起こす些細なトラブルやわがままとかも、ストレスMAXになる要因。あまりに忙しすぎて心に余裕がなくなると、創作する元気もなくなります〜。
 やっぱり、無理せず気楽に、楽しみつつ書くのが一番ですね♪

 

Q9自分が創作を行う際の目的や原動力はなんだと思いますか。

 心に浮かんだ物語に、形を与えること。
 どんなに熱心に考えた話やこれはいけると思った話でも、文章なり、漫画などの第三者にも伝えられる形にしなければ、いずれは脳内でゆっくりとイメージが薄れていくだけなので。

 ……まあ、形にすると脳内イメージより劣化するという欠点はありますが、そこは修行で腕を磨いていくしかないですね。

 

Q10 作った作品は公開していますか。またその方法は何ですか。

 二次創作については、サイトで公開しています。
 一次はいまだにお蔵入り(笑)

 

Q11 こういった作品は好きになれない、
  苦手だというようなものはありますか。

 書き手の熱意の感じられない作品は、読んでいても心に響くものを感じないので、あまり好きにはなれないです。
 特に二次創作では、書く方の情熱や愛が強い作品ほどパワーを感じるので、気持ちは大切だなぁと実感しますよ。

 ただ、自分の意見が絶対に正しくて、それ以外は認めないという考えが滲んでいる話は、どうも苦手です。

 

Q12 あなたの作品を色にたとえると何色だと思いますか。

 ……本人が一番知りたいです。
 作品ごとに雰囲気や傾向が大きく違うし、我ながら統一感というものがない……っ! 自分はいったい、どこを目指しているんでしょうね?(<-遠い目)

 

Q13 あなたの作品を風景にたとえるとどのような風景だと思いますか。

 海ですかね。
 一時もじっとしていないで、時に荒々しく、時にぼーっとベタ凪になるし(笑)

 


Q14 自分的には良い出来だと思う作品、真剣に作った作品が、
  他人からは評価を受けなかった場合はありますか。

 投稿作品ではしょっちゅうでした。
 今のサイトでは、徹底解析がそうですねー。

 SSより先に書き始めた上に、うちのメインとも言える程の大量さと熱意の割には、実は全コンテンツの中ではもっとも感想の割合が低いんです。

 まあ、考察に対して意見を言うのは失礼になりやすいから避ける気持ちは分かりますし、純粋に感想を言うのは難しいので無理もないと思っていますが。
 それだけにあれが好きだというお言葉をもらうと、天にも昇る気持ちです♪

 

Q15 Q14 とは逆に自分では失敗作だと思った、手を抜いていた作品が、
  他人から評価された場合はありますか。

 同じく、うちのサイトの『タイムスリップ日記』
 未熟な過去に書いた文をそのまま載せている手抜きさなのに、意外にも感想や反応をもらえるのが嬉しい驚きです。

 

Q16 自分の作品はどういった人に評価してほしいですか。
  またどのような人に見てもらいたいですか。

 できるなら、うちの作品が気に入ってくれた人に見て頂きたいし、評価して頂きたいです。

 

Q17 科学的な根拠や現実性の追求等、リアリティにこだわりますか。

 拘りがありまくって、書きたくても書けないという状況に陥りやすいので、魔法やファンタジーなど理屈を超えた根拠のない力の施行をメインにした話が好きです!

 前にリアルティのある現代物をと思い、ウィルスによる超能力の発動物語を思い付いたのですが、永久宿主と寄生生物についてうっかりと専門書で調べてしまい、すっかりやる気が萎えたことがありましたね、とほほ。

 なんといっても、あの写真や容赦のない説明が……っ(笑)
 半端な覚悟で医学書は読まない方がいいとの、いい教訓になりました。

 

Q18 創作を始めたきっかけは何ですか、またそれはいつ頃ですか。

 うーーん……、創作というだけなら、幼稚園ぐらいですかねー?
 ずーーっと昔、様々な名作童話のお話レコード(<-じ、時代を感じるっ)がうちにあって、それを聞くのが毎日の習慣でした。

 ですが、当然のことながら、レコードなだけに何回聞いても変化がない(笑) 聞く度に違う話だったらいいのになぁと考え、自分なりの続きなり、違う話を考え始めたのが創作の始まりだった気がします、思い返せば。
 ただ、まだ字も絵も書けなかったので(笑)、脳内で考えてただけでしたが。

 残念ながらそのレコードはずっと昔に捨ててしまったので、どこのメーカーでどんな人が朗読していたのか、分からないのが今でも未練です。全部で20種類以上あって、様々な童話を楽しめたのですが。
 グリム、アンデルセン、イソップ、日本の民話と雑多に入っていたのを覚えています。

 最低でも、男女二人の声が交じっていた記憶があります。
 で、レコードジャケットと絵本が一体化していて、絵を見ながらレコードを楽しめるという趣向でした。

 もう一度、聞いてみたいとは思っているんですが、手掛かり皆無で探しようもないですね。

 単に朗読というよりも、登場人物のセリフが多数入っていてナレーションでそれを補う形でしたし、挿入歌も頻繁に入っていたし、今思うとドラマCDに近いノリでしたね。
 その原体験があるせいか、未だにドラマCDが好きです♪

 

Q19 ストーリーを前半、中半、後半に分けた場合、
  それぞれの場面でどういったことに注意しますか。

 どちらかというと、帰納法や起承転結系で話を練ることが多いので、三つに分かることは少ないですね。
 でも、やるのなら、序破急の原則にのっとって話を組み立てようと努力するとは思います。

 ……努力が実るかどうかは、別問題として(笑)

 

Q20 創作をしていてよかったことはありますか、
  また苦労したことや悩みはありますか。

 読んだ人から感想コメントをいただく時は、本当にしみじみと幸せと嬉しさを実感しています! 特に、自分が書きたくてたまらなかったテーマを汲み取っていただけた時は、小躍りしたくなる嬉しさです♪

 苦労は、創作時間の捻出が最大の悩みのネタですね。落ち着いた一人の時間を確保したくても、仕事やら家事やらが忙しくてなかなか思い通りになりません。

 


Q21 自分の作品に共通するようなテーマやキーワードはありますか。

 生死や損得を度外視しても、自分の意志や信念を押し通す。
 一次でも二次でも、基本は同じです。自分なりの確固たる意志を持つ主人公の心の動きや行動を追っていくのが、好きです。

 

Q22 自分の作品の気に入らないところ、
  改善したいところはありますか。

 なんといっても『長さ』を、なんとかしたいですっ。ええ、切実に。
 20Pのつもりで書けば50Pに、300Pのつもりでかけば750Pになるって、どんな長編思考ですかorz

 余談ですがラヴァビーやダークネスは、半年ぐらいで終わると思ってスタートしました。……どこが半年?(笑)

 

Q23 過去の創作で一番気に入っている作品は何ですか。
  またその作品のどのような点が気に入っていますか。

 今、現在の段階では「終わりなきダークネス」です。
 書き終わってからそれほど間が空いていない長編が、一番満足感が強くて粗が見えにくいもので。
 もっと、時間が経てば粗が見えまくってくるので、また答えが変わりそうですね。

 

Q24 その作品のキャッチコピーを考えてみてください。

 「果てのない絶望の連続、その先に待つものは……?!」
 ……我ながら、コピーライターにはとことん向いてない気がいたします。

 

Q25 主要登場人物の年齢や性別に傾向はありますか。
  また作中の人物の男女比などを気にしますか。

 一次、二次を問わず、主人公は10代の少年というパターンが、自分の作品では一番多いです。

 どうも女の子を書くのが苦手で、ふと気が抜くと少年とおっさんとじーちゃんばかりになりがちなので、意図的に女の子の出番を多くする様に気をつけています。

 でも、女心を書くのは、つくづく難しいです〜。
 特に、恋愛絡みの女の子の心理を書くのは、何回やっても苦手なままです。
 ……あー、こんなにも女の子を書くのが苦手なのに、出だしが少女漫画寄りスタートだったのが、自分でも血迷っていたとしか思えませんよ!(笑)

 

Q26 未完成で投げてしまった作品はありますか。
  またその作品を完成できなかったのはなぜだと思いますか。

 ふっ……そりゃあ、もう山の様に!
 完成前に書きたいという情熱が消えてしまうのが、最大要因ですね。特に、漫画やオリジナルの長編で陥りやすい罠です。

 

Q27 その時の流行等を意識して作品を作りますか。
  またそういった作品に対してどういった考えを持っていますか。

 元々、流行に鈍感なせいで意識しようにも到底無理です(笑)
 自分ではできない分、流行に合わせた作品には興味や関心があります。
 その時期に最も流行っているタイプの作品は、二次や亜流が多く出やすいので影響の大きさを見るだけでも楽しめますし。

 

Q28 その時自分が熱中している物事の影響が作品に出やすいですか。

 熱中している作品があるとやる気が猛烈に沸くので、影響は大きく受けると自負していますが、それが作品に表現されているかどうかは悩むところです。

 たとえば、サイト開始前は宮部みゆき先生の作品をとりつかれたように繰り返して読んでいましたし、サイト開始前後の1年ぐらいの間は「○ぐらしなく頃に」にめっちゃ夢中になっていたんですが、自分で自分の作品を読む限りはその影響が出ているとは思えないですしねー。

 でも、うみねことダークネスはなんとなく影響ありそうな気がしますが。

 

Q29 自分の作品が販売されることになったとします。
  表紙等はどのようにしたいですか。

 同人誌として出すのなら、カラーインクを使ってみっちりと書き込んだイラストを表紙にしてみたいですね〜。

 ……しかし、カラーインクはコピーによる退色の部分が大きいから、実際の表紙を見たら絶望しそうだし、なにより自分の画力のなさが最大の絶望ポイントになりそうですが(笑)

 

Q30 登場人物を作る際、どのようにして人柄やイメージを作りますか。
  また人物で重要視することは何ですか。

 とりあえず、その人物が最も望むことを明確にし、目的を決定します。で、その目的に対してどんな風に行動するかを考えることでイメージを膨らませていきます。

 気をつけているのは、人物の目的や意思を、物語の展開の都合で曲げさせないことですかね。

 

Q31 自分は登場人物を殺す方だと思いますか。
  登場人物を殺すことに対してどのような考えを持っていますか。

 結構、殺しちゃう方だと思います。
 生死に絡んだ戦いを書きたいと思うことが多いので、死亡率が上がるのはある意味でどうしようもないんですが。

 しかし、書いてて自分でも悲しくなるし、毎回申し訳なさに土下座をしたい気分に襲われます。
 ……なのに、なぜ、そんな話を書くんだ、自分(笑)

 

Q32 暴力やグロテスクな表現、性描写に対してどのようなスタンスを
  持っていますか、また自分は使用しますか。

 なはは、めっちゃ使用していますね。見る分にはほぼ気にせずに読むし、必然性、もしくは面白いか面白くないかを重視します。
 書く分には控え目に……と思ってはいるんですが、筆が滑ることがしばしばありますね〜。

 

Q33 日常的(食事風景等)な描写に対してどのような価値観を
  持っていますか、また自分は使用しますか。

 日常風景は、作品に厚みを加える大事なエッセンスだと思っています。さりげない日常が作品に紛れ込んでいるのを見つけると、ちょっと嬉しくなります。
 自分でも使用しているつもりですが……あんまり効果がないような気がするのはなぜでしょう?(笑)

 

Q34 作品の評価ポイントはどこにあると思いますか。
  他人の作品を見る際はどのような点に注目して見ていますか。

 読み手に強く訴えるものがあるかどうかで、作品に対する評価は大きく違ってきます。
 技術的な部分では、視点のブレについつい注目してしまいます。

 

Q35 意図的であるなしにかかわらず作中で多用する表現、台詞、
  描写などはありますか。

 うーん、睨み付ける、じっと見つめるなどの『意志の強い目』を現す描写、ですかね。
 あと、単語では『最善手』がちょっとしたマイブームです。

 

Q36 登場人物と自分とを切り離して考えていますか。
  性格や思考などが登場人物に出やすいことはありますか。

 登場人物と自分は別と考えていますが、性格や思考はどうしても似てしまう場合が多いですね。
 何だかんだいって、本人が考えていますから。

 

Q37 他の創作を行っている人に対して聞いてみたいことは
  ありますか。

 甘々話を書くコツを教えて下さいっっっ!!

 

Q38 今後はどのように創作と関わっていきたいと思いますか。
  あなたにとって創作とは何ですか。

 やっぱり心に浮かんだ話を、心の赴くままに書き続けたいと思います!
 創作は毎日の生活の一部になっているので、身近な、でも挑戦しがいのある生きがいです。

 

Q39 おつきあいくださり有り難うございました。
  バトンを回したい方がいましたらあげてください。

 もし、ここをご覧の上でお気が向いた方がいたら、是非持っていってください♪

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