注：念のための注意書き。こちらのレスはK方様の書かれたSS「四界の楔　続編」への感想なので、ネタバレ満載です。
　この作品はいずれ神棚への奉納を予定しておりますので、純粋をお話を楽しみたい方はこのレスはお読みにならない方がいいかと思います。

　しかし、クロコダインとヒュンケルの戸惑いや内心の悩みを思うと、つくづく気の毒な。命がかかった戦いの真っ最中に、知り合いの性別が変わっていたりした日にゃ頭の中ではさぞた「？」な気分でいっぱいだったでしょう、やっぱり（笑）

　むしろ、ポップと初対面のバランや竜騎集らの方が疑問も感じずにすんだのではないかと思っちゃいます。まあ、その場合はポップの評価が「男勝りの少女」というものになりそうなのですが。

　……そう思うと、ガルダンディー戦なぞはさぞやヤバい雰囲気になっていたのかもしれないと、密かに余計な心配をしてしまいます（笑）
　バランも、ダイの一番大切な人間が女の子だと、やっぱり自分とソアラと重ねて見ていた部分があるのかなとか妄想したくもなりますし。

　しかし、言葉足らずなヒュン兄さんと、秘密を隠そうとして言葉を控えているポップとの会話だと、会話が進んでいるようで進んでくれませんねー。ポップも変なところで正直と言うべきか、いっそ自分は何も知らない、アバン先生が勝手にやったんだとでも言えばごまかせるものを（笑）

　本当のことを打ち明けるまでの勇気はなく、だけど親しみを感じている相手だからこそ平然と嘘を突き通すだけの覚悟もない……仲間を思えばこそのポップの迷いが伝わってくる感じです。

　そして、予告されていたメルルの告白（？）シーン！　メルルにだけ見える、ポップの身体に浮かぶ文様……シリアスなシーンにも関わらず、真っ先にどんなものでどこに浮かんだのだろうと必死に考えてしまいました。胸？　それとも背中？　

　まあ、見える人にしか見えない上に、ダイの紋章のように一時的に浮かぶもので、どこに浮かんでも大差がないと言えば大差がないのかもしれませんが。

　後で全身と書いてあったので、以前市販の小説で全身に女神を召喚するための刺青を入れており、いざという時にその文様の力で神を降臨させて一体化して戦う女戦士の絵をイメージしました。

　ポップの物はそれとはかなり違うでしょうが、カラーイラストで見てみたい文様ですね（無茶を言う（笑））

　しかし、それはさておき、メルルがなんだかすごく積極的な気が。
　やっぱり女の子なメルルが女の子なポップにここまで積極的な雰囲気だと、百合姫な世界なのかなーと、ちょっとドキドキものです（笑）

　女子校で、憧れの先輩を目一杯応援しちゃっている少女な立場でしょうかね。初恋よりももっと淡くて、純粋で一途なイメージです。そのせいか男の子ポップに対するよりももっと気楽に自分の気持ちを訴えていますし、手まで握っていますよっ。

　ハッと気がつきましたが、原作ではメルルからポップに触れるシーンすらなかったのを考えれば、女性同士の方が気が楽なんでしょうかね？

　ついでにヒュン兄さんってば、ポップが女の子と分かった途端、ダイと一緒に寝かせておかないように気遣う辺りが無駄に紳士です！　そんな余分な心配をしている余裕があるのなら、謎解きでもしてくださいと言いたくなりましたよ（笑）
　
　この後、どんな風に話が展開していくのか楽しみです♪　無理なさらないように、頑張ってくださいねv