注：念のための注意書き。こちらのレスはK方様の書かれたSS「四界の楔　続編」への感想なので、ネタバレ満載です。
　この作品はいずれ神棚への奉納を予定しておりますので、純粋をお話を楽しみたい方はこのレスはお読みにならない方がいいかと思います。

　SS、ありがとうございます♪
　

　今までずっと、自分は幸せだと言い続けていたポップが漏らした本音に、なんだかじーんとしました。

　自分で自分の生き方を肯定するのは悪いことではないとは言え、自分の本心を押し殺してまで幸せだと言い切り、他人の援助や同情を切り捨てていたポップが、幸せと辛さが表裏一体だと認めたことがこの上なく嬉しいです。

　自分以外の存在を好きになった時、人は幸せを味わうけれど必ず失う痛みや辛さも感じるし、そうでなければ本心から好きとは言えないと思いますから。

　自分が幸せだから、他人にも自分の不幸を気にしないで欲しい、ではなく、幸せだからこそ失うのが辛い、身近な人と別れがたいと認めてくれたことにホッとしました。

　それにしても、自分内部だけで感情を完結させようとしていたのに、他人へ目を開かせたアバンや、本心を打ち明けたポップを支える女の子達（一部、素敵な女性も含む）のなんと男前で頼りがいのあること！　……出番が一切ない勇者が不憫になるぐらいです（笑）

　そして、ランカークスにバダックが行ったのにロモスの魔法使いが関与していた設定にも驚きました。なまじ、自分が書いた話ではすんごくひどい扱いをしていただけに……っ。

　でも、自分の故郷をド田舎と扱き下ろすポップに笑っちゃいました。密かに自分の故郷にもフォブスターさんにも失礼なような。
　ロン・ベルクが登場した時点で、エイミさんとマァムの武器を巡るやりとりがあるかと期待したのに、そこはなさそうでちょっと残念。
　とりあえず、男達のターンに期待しますね♪