こちらは、K方様のSSへの感想です♪

 

 注:念のための注意書きこちらのレスはK方様の書かれたSS「四界の楔 続編」への感想なので、ネタバレ満載です。
 この作品はいずれ神棚への奉納を予定しておりますので、純粋をお話を楽しみたい方はこのレスはお読みにならない方がいいかと思います。











 SS、ありがとうございます♪
 

 千年後の世界……思った以上に発展していたのにビックリですっ!! お墓巡りではあまり感じなかった時間の流れが、ファーストフードやら飛行機のチケットで、一気に現代まですっとんだ気分です。

 まあ、冷静に考えれば中世だと13〜15世紀ぐらいを連想してしまうから、そこから千年後なら現代でもまだ遅いぐらいだから、逆にもっと進歩していたとしても不思議はないのですが。
 
 それはそれとして、ダイの空気感に思わず涙が……っ。
 ポップが世界に難なく慣れていく隣で、時代からちょっと取り残されたまま、しかもヴェルザーの驕りで旅行しているだけのダイ君って……あのっ、あまりにも生活力がなさ過ぎのような気がっ。すでにガイドや説明役にもなっていないしっ。

 ダイにせよ、ポップにせよ、ごく普通の人間のように生きるために働いていくという一般的な生活なのではなく、地上に戻っても未だに旅人だったのかという点も驚きでしたが。

 しかも、視点がいずれはそこで暮らしていくためにというよりも、もっと上の立場から世界の成り立ちを見守る目線な感じで、見学している感じでしたね。世界に対しては仲間達に対するような執着心が薄いせいか、ポップが未だに世界の一員というよりも、客人のような印象さえ受けました。

 仲間達だけが別格で、地上も魔界も同格レベルの興味度と言う印象で、自分の暮らす場所や帰る場所を探している雰囲気もないですし。

 いやまあ、世界のために全てを捧げた英雄がいかに豪勢な休暇旅行を取っていたとしても不思議はないのかもしれませんが、ヴェルザーの想いに応える気はないのにその好意だけにはとことん甘えまくっている姿勢なのが、ちょっと不誠実な気がしました。

 ダイのことも生殺しにしたまま、アバンの言葉を聞くことの方を重視している気もしますし……。
 ある意味で、原作のマァム以上に恋愛音痴で無自覚で、自分の思いだけに拘って思い人らを待たせまくっていますね。

 それと、驚きと言うほどではないですが、ポップがイメージカラーの緑色の服ではなく青い色のワンピースを着ていたのも、なんとなく意外でした。

 外見や心理が普通の女の子に近づき、役割を終えた今であっても、世界の中枢を握る人物で居続けているという印象を受けるのですが、彼女が今度どんな意識を持って生きていくか――最後の最後にちゃんとダイにいい目が回ってくること期待しつつ、終わりを楽しみにお待ちしています。 

 

 

 

 

日記部屋に戻る
トップに戻る

inserted by FC2 system