『竜の騎士』(2021.3.13) |
《粗筋》 カッと見開かれるヒドラの目。 戸惑いながらも、素直に頷くメルル。 ダイはそれを剣で受け止め、わずかに軌道を反らす。剣とヒドラの首の鱗が擦れ合い、激しく火花が飛んだ。 だが、鋼鉄並みの堅さを持つ竜の鱗は、まるで金属でも叩いたかのようにダイの剣を弾き返してしまう。 一方、デパートの被害は拡大していた。 誰もが焦り、怯える中、レオナは落ち着き払った態度で避難の行方を見守り、自分自身をも救うために身を翻す。 一目で状況を悟ったレオナは、みんなも手伝ってと叫び、真っ先に彼女達の元に駆け寄る。 弱気な男達を叱咤し、手伝うようにまくし立てる老婆の迫力に押されたように、男達は渋々と手伝いに向かう。 その間も、ダイはヒドラと戦っていた。 が、次の首が壁へと飛んだダイを襲う。 ダイは屋根の橋まで走りきって、飛び降りる。店の看板を吊すポールの上に飛び降りたダイは、その反動を借りてこれまで以上に高く跳び上がった。 だが、物の見事にヒドラの顔面を捉えたダイの剣は、あっけなく砕けた。信じられない物を見るように、驚愕するダイ。 が、悲鳴を聞きつけたレオナは振り返る。 それを見ていた男は、怪物の顔面までもが鋼鉄並みかと驚くが、レオナは剣の寿命だと言い切った。 折れた剣を見つめ、それから顔を上げてヒドラを睨みつけるダイ。その顔には、諦めは微塵もない。
一匹ずつやり合っていたら勝負にならないと、ポップは一気に大呪文でカタをつけようとする。 ポップ「大地に眠る力強き精霊たちよ、今こそ我が声に耳を傾けたまえ……!」 呪文を唱えるポップを、五体のドラゴンが同時にはなった炎が襲う。だが、その炎はポップが呪文を完成させた途端、霧散してしまった。 全身から淡い魔法力の光の余韻を放ちながら、ポップは呪文の成功に歓声を上げる。が、光がフッと消えた瞬間、浮力を失ったポップはそのまま地べたに落下していた。 だが、クレーター状の地べたに五匹のドラゴンが倒れているのを見たポップは、痛がりつつもまんざらでもなさそうだ。 しかし、暢気に我っているポップの目の前で、ギロリとドラゴンの目が見開かれる。そして、二体のドラゴンが怒りの表情で立ち上がった。 同じ頃、ダイは武器を捨てて、魔法で戦っていた。しかし、メラしか使えないのでヒドラには全く歯が立たない。 その時、ダイの悲鳴が響き渡った。 苦痛に悲鳴を上げるダイを、心配するレオナ。 そのドラゴンの尾にしがみついているポップは、レオナにすまないと謝り、逃げるようにと叫んでいた。 ゴッポルは逃げる際、ドラゴンキラーを落としてしまい、一瞬振り返る。だが、ドラゴンが迫っているのを見て、慌てて逃げ出す。 そこに、ドラゴンがものすごい勢いで突っ込んでいく。 レオナの危機に、ダイは彼女の名を叫ぶ。 吠え立てるような声を共に、ダイは力を込めてヒドラの首を引きちぎった。 それを見たメルルと老婆は、ハッと顔色を変えた。 そんなダイの名を、驚いたように口にするレオナ。 腕を押さえながらそこに駆けつけてきたポップは、あの紋章の力が出たと大喜びだ。 ダイは真剣な目で瓦礫に掌を向け、気合いだけで岩を吹き飛ばした。 その勢いのままジャンプしたダイは、なんと頭突きでドラゴンの首の一つにダメージを与えた。 素手のまま、ダイはヒドラと戦っていた。 目を疑うような戦い方に、ポップでさえ今日のダイはいつもと違うと感じていた。 地面に降り立ったダイは、落ちていたドラゴンキラーを素早く拾い、手にはめた。ゴッポルが思わず声を上げるが、ダイはドラゴンキラーを身構えたまま、目を閉じて身構える。 が、ダイは全く怯まずに、反対側の手を掲げ、ライディンと叫ぶ。ドラゴンキラーで急所を穿たれ、さらに雷に打たれたヒドラは、ついに動きを止めた。 それを見届けたかのように、ダイの額の紋章が消える。 だが、その中で唯一、ポップがけは笑顔を浮かべ、すごかったなとダイに声をかける。 それでも、瓦礫の側にいた幼女に気づいたダイは、手を差し伸べ、大丈夫だったかと声をかける。 怯えてレオナの後ろに回り込む幼女に、どうしたのと声をかけるレオナ。 なんで、と力なく問いかけるダイに応じたのは、どこから聞こえてくるのかも分からない、不気味な声だった。 その中で、ダイは気配を感じてドラゴンキラーを壁に投げつける。 黒ずくめのピエロじみた格好をした男は、死神・キルバーンと名乗る。 ダイの正体について魔王軍で話題になり、それを確かめるために超竜軍団から竜を借りたのだという。キルバーンは、ダイの正体をすでに確信してるらしい。 ドラゴンキラーを無造作に捨て、また壁にめり込んでいくキルバーン。 それと同時に、ドラゴンキラーが色を失い、灰となって散っていく。 老婆は、ダイこそがテランに伝わる伝説の竜の騎士だと断言する。
その時、呻き声を聞き、ヒュンケルは誰何の声を上げる。 傷ついた兵士は、母国カール王国が魔王軍にやられたと涙を流す。
だが、ダイは思い詰めたような様子で、周囲の風景など目にも入っていないらしい。 そんな平和なひとときをぶち壊したのは、早く自分の正体を知る場所を教えてくれとせっつくダイだった。いつになく焦っているダイをなだめるようにポップが彼の肩に手を置くが、ダイはその手を強く振り払った。 ダイの激しい反応に、ポップが戸惑ったような声を上げる。 そんなダイを、ナバラは湖の中央にある小さな神殿へと誘う。 額にその紋章を抱く者こそ、竜の騎士。 説明を聞いて、顔色を変えるダイ。 ナバラは湖の下に、竜の騎士以外近づくことの出来ない神殿があると教えてくれた。そこでなら手がかりが得られるかもしれないと聞き、行ってみると発言するダイ。 ポップも当然のように付き合うつもりでいるが、ダイはそれを断って、一人で行くと言い切った。 レオナから剣を受けとったダイは、湖に飛び込む前に自分の気持ちを話す。 だが、人間は人間でないと仲良くしてくれない――そう思ったからこそ、ダイは一人で行きたいのだという。 レオナが呼び止めるが、一歩遅かった。ポップも待てと叫ぶが、すでにダイは湖の中に潜ってしまった。 ポップ「バッカヤロー! くだらねえこと気にしやがって……おれとおまえは友達じゃねえか! 仲間じゃねえか」 地べたを何度も殴りながら、訴えるように叫ぶポップ。
が、ダイの額の紋章が突然光った。 大きな青い水晶玉がついているだけの扉を見て、どうやって入ったらいいのか悩むダイ。 戸惑いながら水晶に触れたダイは、その中に引きずり込まれる。引き込まれ駆けて抵抗するも、ダイはそのまま水晶に飲み込まれてしまった。
しばらく廊下を歩いた先に、大きな扉を見つけるダイ。 そんなダイに、男とも女ともつかない越が話しかけてくる。 戸惑いながらも、竜水晶に自分は竜の騎士なのかと疑問をぶつけるダイ。 太古の時代、人間の神、魔族の神、竜の神、三つの神によって生み出された究極の生物……それが竜の騎士だと教えられ、戦慄くダイ。 部屋全体が真っ赤に染まり、竜水晶は神殿にもう一人、立ち入った者がいると告げた。 感情のない声ながらも、竜水晶の輝きは動揺を示すかのように激しくその色合いを変える。 竜水晶「そんなはずはない……竜の騎士は――」 ついに扉が破られ、ダイが誰何の声を上げる。 バラン「超竜軍・軍団長……バラン」 バランの名をオウム返しに呟いたダイは、数歩、後ずさる。 そして、バランもまた、ダイだけを見つめていた。 竜水晶は激しく瞬きながら、同じ時代に二人の竜の騎士が現れるなど有り得ないと、述懐する。 おれを倒しに来たのかと、警戒するダイ。 《感想》 『バランパパン、存在感ありすぎだろっ』 と、今回の感想はそれにつきます! バランさん、なんであんなに大物感に溢れているんだろ? ダイやポップたちも頑張っていたのに、メルルだってめっちゃ可愛かったのに、あの迫力が最後に来ると全部イメージを持って行かれる気分です(笑) ヒドラ戦、ダイが「来いっ」と叫んでいるのが、原作との差ですね。後、原作では、ダイはヒドラの首の動きを素早い動きで回避していましたが、アニメでは剣を使って首の軌道をずらしていたのが面白かったです。 レオナの避難誘導、落ち着いているのがいい感じ。 逆に、アニメのレオナは「みんなも手伝って」と言うだけだったのは、マイナスポイント。 レオナの場合は回復魔法が使えるので、駆けつける気持ちが強かったのかも知れませんが、それでも周囲の助けは必須ですよ。 そして、ナバラさんっ、なんて見事な跳び蹴りっ。 ダイのアクション、迫力があってよし! レオナの魔法シーン、ちゃんとワイズ・パームの設定が活かされていたのは嬉しい限り。 でもアニメでは、剣の寿命だと言い切っています。 折れた刃を見つめるダイのシーンで、刃にダイの顔が映っているのはいい演出ですね。今回のアニメ、刃に映り込む表現の巧さが突出している気がします。 ポップとドラゴンの追いかけっこ、ポップの炎の避け方がユニークすぎて笑っちゃいました。紙一重で避けているのに、ちょっとおどけたようなポーズになっている辺り、余裕があるように見えますね。 輝きの杖、魔法力を込めるとシャキンと伸びて宝玉が光る仕様、ちゃんと再現されているのが嬉しい! ベタンの描写、魔法の綺麗さと地面がめり込むエグさの落差がすごい! でも、もっと時間がかかる魔法かと思ったけど、思ったよりもあっさりしていた印象。 ポップの魔法力切れの表現が、全身からの光の途切れで表現されていたのでいいです♪ 最初、状況が理解できないとばかりに、きょとんと可愛い顔で驚いていたかと思ったら、理解した途端原作寄りの鼻水垂らしなボーゼン顔になったのに爆笑しました。うん、ポップはやっぱりこの顔芸があってからこそですね♪ 原作のレオナは、逃げろと言われて戸惑っている感じでしたが、アニメのレオナは逃げないとはっきり決めている感じでしたね。幼女もメルルもしっかりと瓦礫を持っているし、女の子達、度胸が据わっていますねえ。 しかし、男達とナバラさん、瓦礫を持ち上げるのになぜ、女性の近くを持ち上げようとしない!? みんなで力を合わせて、一片を持ち上げた方が効率がいいでしょうに〜。 特にナバラさんは女の子達とは反対側の、地面に接した方の端っこを持っていましたが、そこじゃダメだから! 万一持ち上がったとしても、逆に女性に重みがかかって潰れちゃうだけだから! 二体のドラゴンが襲いかかってくる時、2本足で立ち上がったのが迫力ありました! 逆光風に背後を白く、ドラゴンに影を駆けた演出が、より迫力を増していましたね。 怯えるレオナがアップになり、目を大きく映すカメラワークもいい感じ。ホラーでよくある手法ですが、音楽と相まって恐怖感を煽ります。 ダイの覚醒シーン、ヒドラの首と引きちぎるの、まさかホントにやるとは。血の色が青だったからよかったのかもしれませんが、モロに首がちょんぱしちゃってますよ!? ニチアサの基準って、ホントに分からない……っ。 また、ダイがレオナを庇うために飛ぶシーン、原作では普通に飛んでいましたが、アニメではライフルのようにきりもみして突進していました。 後、目立った改変が、ドラゴンを蹴っ飛ばした後のレオナの反応。 下がり眉な浮かない表情で、喜び以上に人外の力を見た驚きや畏怖が強い感じですね。原作では、レオナがダイの力に怯えた表情を見せるのはこの後のコマなんですが、助けられた喜び以上に戸惑いを強く見せる演出、いいと思います! レオナにとって、ダイの戦いを見るのはこれが初めてだし、おびえが先に立つのも無理はないですね。紋章の力を見て、勝ち確定だとばかりはしゃいでいるポップとの対比になっているのも、いい感じです。っていうか、この状況でダイの活躍を喜んでいるのって、ポップだけなんですが。 ポップがレオナに力を貸してと言われるシーン。原作と構図が違って背中だけしか見えないけど、手をぐっと握りしめてガッツポーズを取る辺り、リアクションが細かくていいですねえ。 原作ではフラフラしていて、ポップの方が助けてもらった方がいいんじゃないか、というシーンでしたが(笑) ヒドラの戦いは、迫力満点でした! 原作では、ライディンの直後に額の紋章が消えているんですが、アニメではヒドラが倒れた後で消えていますね。 ただ、残念なのがポップがレオナと力を合わせて女性に肩を貸すシーンがカットされていたこと。まあ、重要なシーンではないし、仕方が無いのですが。 女の子がダイに怯えるシーン、ダイが友好的に手を差し出しているのが、泣けてきます。出した手をどうしていいのか分からないのか、ずっと前に出したままなのが悲しい……。 そして、原作では怯える女の子に「どうしたの?」と声をかけるのはダイなんですが、アニメではレオナに改変されていました。 怯えられていることに気づいたダイの表情が、いいですね。人間達もダイに目を合わせないようにしている辺りが、リアルですし。 キルバーンの登場は、実に良かったです! また、キルバーンの胸に刺さったドラゴンキラーが、原作では服に破けた跡が残っていたのに対し、アニメでは登場時にしっかりと胸にドラゴンキラーが刺さっていて、それを抜いたらぽっかりと穴が開いているが、平然としたまま、という演出に変わっていました。 ダイの正体が分かったというシーンで、ドラゴンキラーを真横に構え、刃にダイの顔を映すという演出も入っていて、行動がいちいち芝居がかっている感じがいいですね。 ドラゴンキラーの消滅、原作では溶けていく感じかと思っていたのですが、アニメではサラサラと崩れていきました。 キルバーンの恐ろしさにいち早く気づいたようなポップのセリフが、後にポップの重要性に目をつけるキルバーンのセリフと対比になっている感じで、気に入っていたのですが。 後、ダイがテランや竜の騎士の話を聞いて、驚いた表情を見せるのまでは原作と同じですが、アニメで「そこに行けば……」と、決意したような表情を見せている改変はいいですね。 原作でもダイの希望でテランに向かったというのが分かる展開でしたが、しっかりと本人の意志を見せてくれた方が分かりやすいです。 そして、ヒュンケルのシーンが挿入されますが、原作ではダイとバランの出会いの後に挟まれるシーンなので、大分早めになっています。 でも……っ、カールの生き残りの男、思っていたよりも声が老けているというか、しぶすぎっ。 テランの風景、鴨が泳ぐ湖がめっちゃ美しいです! 日本でもかつて、ネズミを防ぐために高床式の倉庫などを作っていましたが、住居の場合は高温多湿な地域向けなので、テランはちょっと違うような。 テランを小さな村呼ばわりしたポップに対して、原作ではナバラさんがギロッと睨んでいたし、レオナの客観的なテラン王国の評価に対して、ガッカリして見せていましたが、アニメではその辺は飄々とした感じでしたね。 自国に対する非難も評価も、淡々と受け止める辺り、世捨て人な雰囲気が強く出ていると思いました。 そして、メルルの指に小鳥が止まる演出が、すっっごく可愛いっ。 ことあるごとに、ポップがメルルに見とれるシーンを挟んでくるけど、もしやアニメはポプメル推しっ!? ダイが焦りのあまり、ポップの手を振り払うシーン。ここも、台詞の改変がありますね 原作ダイ「焦っちゃ悪いのか!?」 原作では、ダイは自分が焦っていると自覚した上で、それでも自分の気持ちを止めらないことに苛立っている感じで、アニメではダイは無自覚な感じっぽいですね。 また、ポップの反応も微妙な差が。 竜の騎士の伝説を語る時のメルル、頭を微妙に動かしている辺りが拘っています。アニメ創世記の頃の作品で、ヒロインの頭を微妙に動かし続けることでリアル感を増すという試みがあった作品がありましたが、それを思い出しました。 ちなみに、首を微妙に動かし続けることで実在感を出すのは、3Dモデルなキャラクターにもよく使われている技法ですね。 竜の騎士の説明時に、シルエットのみの戦士が登場して戦い、竜魔人化して飛ぶシーンがかっこよかったですが……先の展開、思いっきりネタバレしとりませんかっ!? 竜の神殿の話を聞いた後、ダイが湖に映る自分の顔を見下ろし、一度、目を閉じる。そして、背後からのカットで「おれ……行ってみる」と言うシーン、いいですね! 続いて、ポップが当然のように行く気になってガッツポーズを取ったのに、「おれ一人で行ってくる」とダイが言うシーンになっているのは、素晴らしい改変だと思います♪ 原作では、ダイが神殿に行く決意をしたことや、一人で行くと言う決意を周囲に話すシーンはないので、コマとコマの間の隙間で行われたことになっていましたが、リアルタイムでのやり取りが入ったおかげで臨場感が増した感じです。 レオナがダイに対して剣を渡すシーンも、アニメと原作では微妙な改変がありますね。 原作レオナ「……ベンガーナで買っておいた新しい剣よ。念のため持っていって」 理性的な原作レオナに、健気さを感じるアニメレオナ。どっちも捨てがたくいいです。 湖に飛び込むダイの台詞も、やや改変されていますね。 それに、怪物が差別せずに友達になってくれた話をする時、ゴメちゃんがその通りだと言わんばかりに鳴いていたのが、印象的でした。原作ではこの時のゴメちゃんはほぼ空気なので、出番があって良かったです。 湖に飛び込んだダイが、泣きながら潜るシーンがカットされていますが、代わりにポップの嘆きのシーンが強く描写されている気がします。 声優さんの演技も素晴らしくて、いいシーンですね。 竜の神殿の入り口も、原作とアニメでは差が。 アニメでは、ダイが触れる前に門の竜の紋章が輝き、水晶玉も光っています。それにダイから触れていますが、一度は逃げようとしていますね(笑) 竜の神殿、天井がガラスっぽくて水面を下から見られるような構造になっているなんて、夢にも思いませんでした! なんだか、水族館みたいです。上から光が差し込んでいて実に美しいですが、深さを考えると太陽光とも思いにくいので、魔法で擬似的な光を照らしているのかなと解釈。 原作では普通の天井に見えていたのに、ものすごい拘りを持って神秘的な水中神殿を描いていますね。廊下も、緩やかな曲面になっていましたし。中央に竜水晶のある円型の間があることを考えれば、周囲の廊下も円型なのは納得です。 ダイが竜水晶の間に入る前、一拍おいて、覚悟を決めるような顔を見せているのがいい感じです。 そして、竜水晶が見事なまでの青い石だったのにびっくり。 でも、光り方もすごく綺麗だし、いい感じです。バランが登場した際には、エマージェンシーとばかりに部屋が真っ赤に染まっていましたし(笑) 竜水晶、中性的かつ無機質でありながら、落ち着いていていい感じ。どこかで聞き覚えのある声だなぁと思っていたら……戸田恵子さんだったんかいっ(笑) ほぼ一、二回っきりの脇役に超ベテランさんをもってきたなっ。って言うか、リメイク版は魔王軍側に実力と実績のある声優さんを集め、主人公側に若手ながらしっかりと演技できる人達をそろえたキャスティングというイメージで好印象です。 ダイとバランの出会い、ダイを見やるバランの目が、心なしか優しげに見えるのは気のせいでしょうか? まあ、話し始めたらそんなのが吹っ飛ぶほどに非情でしたけどね! 本当に、今回のアニメは剣や湖、目などに相手の姿を移し込んで間接亭な心理描写を行う手法が多くて見応えがあります♪ 来週の予告、バランパパンの無双っぷりがすごいですね〜。ネタバレ以前に、パパンしか目につかないぐらい暴れまくっていますよ。 ところで、エンディングでゴッポルさんが出てきたのはいいのですが、ゼシンとダラタってのは誰っ!? デパートにいたヘタレ男ども? それとも、カールの生き残り兵士? うわー、誰か教えて欲しーーい! ここ数年、カールの生き残り兵士の話を書きたいと思いつつ、名前を思いつけないまま放置している筆者としては、是非とも知りたいですっ。 |