『冒険の軌跡、これからの旅路』(2021.6.26)

 


《粗筋》
注:今回の粗筋は、ナレーションと画面に映し出された文字をそのまま描き起こすという形式で書いています。『』内は画面に表示された文字、地の文はナレーションで語られた文章です。
 


 





 かつて、魔王ハドラーにより苦しめられていた世界は勇者とその仲間達により平和を取り戻した。

『勇者を目指す少年 ダイ』

 勇者に憧れる少年ダイは魔王から解放されたモンスター達と平和に暮らしていたのだが……。

『魔王ハドラーが復活』

 魔王ハドラーは大魔王バーンの力により復活し、再び世界に危機が訪れる。

『僧侶戦士 マァム』
『魔法使いポップ』

 この物語はそんな世界を救うため、ダイと仲間達の冒険を描く。
 魔王軍との戦いの中で、成長するダイ。
 今日は番組が厳選したダイと六団長とのベストバウトを振り返る。

『番組が選ぶベストバウト』

『ベストバウト? クロコダイン戦』

 まずは、百獣魔団の獣王クロコダインとの戦いから。

『ザボエラにそそのかされブラスを人質に』

 ザボエラにそそのかされたクロコダインは、ブラスを操り人質にするという卑怯な手を使う。

『ピンチを救ったのはポップだった』

 この手の打ちようのない状況を打ち破ったのは、なんとポップだった。

『ダイの額に竜の紋章が』

 そして、ダイの額には竜の紋章が。

『本来は正々堂々と戦うことを好む』

 本来は正々堂々と戦うことを好むクロコダインは、卑怯な策に手を染めたことを悔い、

『ダイの強さとポップの勇気をたたえた』

 ダイ達を讃えるのだった。

『ベストバウト? ヒュンケル戦』

 ベストバウト二つ目は、不死騎団、魔剣戦士ヒュンケル戦。

『不死騎団 魔剣戦士 ヒュンケル』

 人間でありながら地獄の騎士バルトスに育てられた過去を持つヒュンケルはアバンを父の敵と憎んでいた。

『アバンを父の敵と憎んでいた』

 地底魔城での戦いでは、ダイとポップがヒュンケル打倒のために特訓した技を繰り出す。

『ヒュンケルと戦うために特訓した技』

 一方、マァムが見つけた魂の貝殻によってバルトスの真実が明らかになる。

『真実が明らかに……!!』

 そして……ダイとヒュンケルの戦いは――。

『フレイザードが現れピンチに…』

 戦いも大詰めを迎えた時、突如現れたフレイザードにより絶体絶命のピンチに。
 しかし……!
 
『ベストバウト番外編? バルジの島・レオナ奪還作戦』

 ダイと軍団長達との戦い以外にも名勝負が満載! 
 まずは……!

 凍らされ、人質となってしまったレオナ。

『二手に分かれ炎魔塔と氷魔塔の破壊へ』

 ダイ達は二手に分かれ、炎魔塔と氷魔塔の破壊を目指す。
 しかし、炎魔塔にはザボエラとミストバーン。
 氷魔塔にはハドラーが立ち塞がる。
 一行が苦戦する中……。

『かつての強敵が援軍に』

 かつての強敵が援軍として現れる!

『氷魔塔には…』

 そして氷魔塔には……。

 渾身のグランドクルスは防がれてしまうも、ヒュンケルの戦う意志がハドラーに牙を剥く!

『ベストバウト? フレイザード戦』

 ここで再びベストバウト! 続いては、フレイザード戦。

『弾岩爆花散』 

 秘技・弾岩爆花散により追い込まれたダイ達だったが……。

『ミストバーンが現れ最強の鎧を手に入れる』

 あと一歩という処で現れたミストバーンにより、最強の鎧を手に入れたフレイザードが、再び襲いかかる。

 そんなフレイザードを、アバン流刀殺法を完成させたダイが迎え撃つ……!

『アバン流刀殺法が完成したダイは…』 

 






『ベストバウト? バラン戦』

 ベストバウト四つ目はバラン戦。
 軍団長の中でも最強と言われる超竜軍団の軍団長バラン。

『超竜軍団 竜騎将 バラン』

 彼の額には、ダイが秘めた力を発揮する時に現れる竜の紋章が。

『竜の紋章』

 実はバランは、ダイと同じ伝説の竜の騎士であり……、

『ダイの父親だった…』

 しかも、ダイの父親であった。
 息子であるダイを魔王軍に引き入れるべく、その圧倒的な力で襲いかかる。

『ギガブレイク』

 超強力なギガブレイク。さらに、竜の騎士の竜闘気は、

『竜闘気(ドラゴニックオーラ)』

 どんな攻撃も防いでしまう。

 しかし……!

 これを、竜闘気全開で防御したバランはダイの強さの根源である

『仲間との絆』

 仲間との絆を断ち切るために……ダイの記憶を消してしまった。

『ダイの記憶を消した』

『ベストバウト番外編? 竜騎衆VSポップ・ヒュンケル』

 ここで二つ目の番外編、竜騎衆バーザスポップとヒュンケル。

『バランは竜騎衆を呼び寄せた』

 ダイを仲間に引き入れるべく、バランは最強の部下、三人の竜騎衆を呼び寄せた。

『陸戦騎 ラーハルト』

 陸戦騎 ラーハルト。

『海戦騎ボラホーン』

 海戦騎ボラホーン。

『空戦騎ガルダンディー』

 空戦騎ガルダンディー。

 そんな強敵から、逃げだした振りをしてひとり立ち向かうポップ。

『ひとり立ち向かうポップ』

『苦戦する中現れたのは…』

 苦戦をする中、現れたのは……。


 ポップは最後の力を振り絞って、ガルダンディーを。

 ヒュンケルはボラホーンを。

 そして……。


『ベストバウト? バラン戦?』

 ベストバウトラストは、バランとの激闘!

 竜の騎士、最強の戦闘形態の竜魔神に変身したバラン。

『最強戦闘形態 竜魔神』

 ポップはダイと仲間を守るため、ある決意をする。

『ポップはダイと仲間を守るため、ある決意を…』


 ポップのメガンテを耐えたバランと、

『ダイの記憶が戻り、親の子の死闘が…』

 記憶を取り戻したダイ。
 親子の死闘が始まる……!

『ドルオーラ』

 バランの秘呪文ドルオーラに徐々に追い詰められていくダイだったが……


『互いに戦う力もなくなりバランは…』

 お互い、戦う力もなくなった時、バランは竜の騎士の力でポップを生き返らせ、

『ポップを蘇生』

 去っていった……!

『強敵たちとのたたかうを通じて成長し、ダイたちの冒険は続いていく』

 強敵達との戦いを通じて成長しながら、ダイ達の冒険は続いていく。

『前回までのおさらい』

 ここで、前回までの物語をおさらい!

『伝説の武具・覇者の剣を手に入れるため、ロモスの武術大会へ』

 伝説の武具・覇者の剣を手に入れるため、ロモスの武術大会へやってきたダイとポップ。

 しかし、その前に現れたザボエラの息子ザムザは、自らを超魔生物へと変えたとんでもない敵だった。

 そんなピンチを武闘家になったマァムの活躍もあり、なんとか切り抜けると、ダイは対にザムザを撃破。

 しかし、喜びもつかの間……新たな強敵の影がすぐそこまで迫っていた。

 
 


《感想》

『なんか、思っていた総集編と違う』と言うのが初見の感想でした。ええ、いい意味で。

 ナレーションと地の文の違いがあるのがちょっと面白かったので、今回はそこに注目して書き起こしてみました。
 テロップの出現タイミングも、出来る限りアニメに寄せて表記してみました♪

 ただ、台詞やシーンは敢えて書いていないので、決めのシーンが物足りない気もしますけど(笑)

 物語を盛り上げるメリハリのあるナレーションと、視聴者の気を引く見出し風のテロップで念を押していくスタイル……。

 見ていてなんとなく懐かしさを感じたのは……その昔、好きだった○口浩の木曜スペシャルを連想したせいでしょうか(笑)
 いや、記憶がかなーり薄れているので、実際に見たらかなり違うのかもしれませんが。

 ナレーションと分かりやすい字幕をつけ、ベストバウトを紹介すると言う形でスピーディーに紹介しているのは好感を持てました♪
 まあ、ベストバウトどころか番外編からも、見事に偽勇者達やバロンがすり抜けているのは爆笑しましたが(笑)

 後、ポップとヒュンケルの活躍が思いっきり番外編扱いされていた竜騎衆戦にも。総集編だとそうなるんじゃないかなーと思っていましたが、やっぱりポップの出番は大きくカットされていて寂しい限り。

 ……まあ、戦力的に考えれば、ポップの出番って活躍や止めには絡まず、ピンチな部分が多いので仕方が無いのですが。マホカトールの場面再現でも、さも意外そうに語られていましたし(笑)
 せめて、ベタンシーンは見たかった……! メガンテシーンがしっかりと入っていたのが、救いです。

 でも、クロコダインはかっこいいシーンが多かったですね♪ 痛恨撃と快心撃を一話で両方見られるのは、総集編ならではお得感がありました。

 ついでに、六団長がまんべんなく登場している割には、キルバーンとバーン様はまったく出番ナシでしたね。バーン様はそれでも名前は出ていたのに、キルバーンにいたっては皆無!
 
 ザムザ戦もベストバウトに入っていないなと思ったら、最後に前回の紹介という形でまとめていたのにはホッとしました。
 最後の最後でオープニングの曲を流し、エンディングと繋げるのはいかにも最終回的な『おれ達の戦いはこれからだっ』演出っぽくて、気に入りましたとも!

 ナレーションも予告担当のアバン先生かと思いきや、なんとダイ役の方に降ってきましたね。これにはビックリ。
 ダイの声なのに、ダイではないような語り口調はちょっと新鮮でした♪

 それにしても、書き文字にすごく気を遣っていましたねー。登場人物の名前には枠をつけ、内容紹介には青と赤の文字を、必殺技にはグラデーションをかけた派手目の字を、ちょっとしたエフェクトを添えて紹介しています。
 いちいち振り仮名を振っている辺りに、狙っている視聴対象層への考慮を感じます(笑)

 欲を言えば、地図でダイ達の旅した軌跡を分かりやすく表示して欲しかったですね。デルムリン島から始まって、世界を巡っているのを目に見える形で示して欲しかったです〜。

 今回はほぼ前回までの話から持ってきたシーンばかりでしたが、最後の最後で超魔改造中のハドラーがミストバーンと話すシーンだけは、初めて見るシーンでしたね。

 次回予告では、世界会議を思いっきりネタバレしまくっておりますが(笑)
 そして、ハドラーとミストバーンのシーン、予告のヤツを先に使い回していたとは……っ。
 なんというか、予告がいつもいつも、先の展開をばらしまくりなんですよねー。

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