『一瞬にすべてを』(2021.6.19) |
《粗筋》 マァムへ襲いかかろうとするザムザ。 迫るザムザを落ち着き払って待ち受けたマァムは、ザムザの攻撃を食らう一瞬に上空に跳び上がり、その落下速度を利用してザムザへと蹴りを食らわせる。 その蹴り足を、がっちりと捕まえるザムザ。 突き上げるパンチの衝撃にザムザは大きくのけぞり、ダイは腹の口から飛び出してきた。マァムも後方に回転飛びをしつつ回避し、最終的には身構えた姿勢でピタリと着地を決める。 ポップはチウの肩を抱いてダイの無事を喜び、マァムは軽く息を吐いて、呼吸を整える。 倒れているダイは、身体中に緑色の粘膜がついているものの、生きていた。新しい服のおかげかもと考えたポップは、マァムにダイの無事を伝える。 チウの元気な返答を聞いたマァムは、きりっとした表情を前へと向ける。 自分の不死身の肉体の変化に戸惑い、なぜだと吠えるザムザに、マァムが雄叫びを上げて殴りかかってきた。 その様子を見て、思わずどよめいたのは武術大会の決勝進出者達だった。 マァムの動きから目を離せないのは、ポップも同じだった。 そんなポップに、チウは反っくり返るほどに胸を張り、武神流のすごさを我がことのように自慢する。特に、彼が自慢するのは武神流最大の奥義、閃華裂光拳のことだった――。
キラリと光るサングラスに、きちんと膝をそろえて正座するマァムとチウの姿が映る。 そこは、ロモスの山奥。 咳き込むブロキーナに、チウは何の病気かと他図蹴る。 ブロキーナ「お尻ぴりぴり病じゃ」
ブロキーナはマァムになら必ず習得できる、と断言する。 だが、ブロキーナは攻撃呪文だけが敵を倒す呪文ではないと言う。 彼は岩の上からひょいと飛び降り、ホイミについて説明する。 しかし、マホイミはホイミの数倍の魔法力を消費するため、いつしか廃れてしまった……。ブロキーナはホイミと武神流拳法を組み合わせることにより、マホイミの効力を持つ奥義、閃華裂光拳を編み出した。 恐ろしい技だからこそ、その恐ろしさが理解できる者にしか伝授できない……教えてもいいと思えたのは、マァムが最初だとブロキーナは語る。 それを聞いたマァムは、地面に手をつけ、深く頭を下げる。 ブロキーナ「わしってしぶい?」 などと聞くので、思わずコケたりしたのだった――。 コロッセオの石の床を蹴散らし、ザムザが走る。 かと思うと、マァムは一瞬でザムザの頭上まで跳び上がり、強烈な脳天蹴りを食らわす。目を狙って手を打ち込んだ後、空中に身を躍らせたマァムは強烈な回し蹴りでザムザを再びダウンさせた。 大の字に倒れたザムザの身体のあちこちが、再生されていく。細められたザムザの目が、カッと見開かれた。
両腕を顔の前に交差させ、一転してガードを固めたザムザに対し、マァムは猛攻を重ねていた。パンチや蹴りを重ねてガードを緩ませ、こじ開けた隙間に閃華裂光拳を打ち込む。 ダイはマァムの戦いを見て、あんな戦い方もあるのかと感心する。が、立ち上がろうとして、苦しそうに蹲るダイ。 思い出したように手をポンと打ち、感謝しろと恩着せがましくいいながら服をごそごそ探って出した物は――。 ポップ「そりゃ……毒消し草」 続いて出したのは、毒草。必死で道具をアレコレ出しまくるチウだが、薬草が出てこない。いつも、薬草五個は持ち歩いているはずなのに、見つからないことに焦るチウ。 そこで、チウはハッと思い出す。 その間も続いていた戦いの中、ザムザはまたもマァムに吹っ飛ばされ、ひっくり返っていた。頭を抱えて蹲るザムザに、マァムは止めとばかりに拳を光らせて殴りかかる。 しかし、マァムが向かってくるのを手の隙間から確認したザムザは、口からシュッと液状の物を飛ばす。鉄砲魚のように鋭く、狙い澄ました液体はマァムの拳に貼り付き、光は消滅した。 戸惑い、手に目をやったマァムに、ザムザはもう一発同じ液体を放つ。それはマァムのもう片方の手に貼り付いた。 攻撃を中止し地面に降り立ったマァムは、両手をすり合わせて粘液を取ろうとするが、粘り着くそれは全くとれる気配がない。 マァム(しまった!) 焦るマァムに、ザムザは笑いながら近づいてくる。 必死に粘液を取ろうとするマァムだが、ザムザはそれを無駄だと切って捨てる。 ザムザの拳が、唸りを上げてマァムに襲いかかる。 マァムの危機を、ダイもポップも感じ取っていた。 再び道具をアレコレ出すチウは、小さなどんぐり……『涙のどんぐり』を見つけて目を輝かせる。 がっくりして、「だめだ、そんなんじゃ……」と、その場に突っ伏すポップ。が、ダイはそれでいいと、身を起こす。 さっきまでと違い、ザムザがマァムを圧倒するようになった戦い。 マァムの危機を見て、思わず彼女の名を叫ぶポップ。
空中に投げ出されたマァムを、ザムザの巨体から繰り出される蹴りがまともに捉え、コロッセオの壁に叩きつけた。壁に一度当たってから地べたに落下したマァムを見て、ポップは必死に呼ぶ。 が、倒れたマァムはピクリとも動かない。 ロモス王はマァムに逃げるように呼びかける。 完全に脱力しているダイを運ぶのに、チウは苦労していた。 だが、マァムの光る拳のように、インパクトの一瞬だけ力を込めればそれでいい。一握りの力でも、攻撃の瞬間に全てを爆発させればザムザに勝てるとダイは言い切った。 コロッセオでは、マァムがふらつきながらも立ち上がろうとしていた。ダメージが大きいのか、壁にもたれかかりながら立とうとするマァム。 マァムの光る技に興味を持ちつつも、危険人物は殺すに限ると手に力を込めるザムザ。 ダイが何かをしようとしていると気づいたマァムは、ザムザの気を引くために自分を握りつぶそうとする手に向かってがむしゃらに攻撃をしかける。だが、それは当然、たいしたダメージにはならない。 そんなマァムの必死さを、ザムザはモルモットの悪あがきだと嘲笑い、ゴミ同然の命だと軽視する。 命にゴミ同然のものなどない、と。 父、ザボエラに道具扱いされ、役に立つ存在になれと叱責された過去。 役に立たない道具はゴミだと、嘲笑うザボエラ。 過去の思い出を振り切るように、超魔ザムザは一度目を閉じて自分はゴミじゃないと叫ぶ。 ザムザ「オレをバカにするなぁ!」 八つ当たりのように腕に力が込められたため、苦痛に絶叫するマァム。 それを噛んで飲み込んだダイの身体が一瞬白い光に包まれ、ダイの目つきが変わる。少しだけど力が戻った気がするというダイの表情にも、本来の明るさが戻った。 覇者の剣の柄を両手で握り、踏ん張るダイ。 そのタイミングで、ひょこっとポップの側に現れたのはゴースト君だった。 ゴースト「メラだ」 そう言われてマァムを見返したポップは、彼の意図に気づき、マァムの名を叫びながらメラを放つ。 ポップの声を聞いたマァムは、力を振り絞って両腕を上に上げる。伸ばしきった彼女の手にメラの炎が当たり、粘液を溶かした。 ザムザ「しまった!」 手が自由になった途端、マァムは両手を組んで高々と振り上げる。すでに光の宿った両の拳が、ザムザの手に同時に叩きつけられた。 自らが生み出した爆風に吹き飛ばされるマァムだが、彼女はしっかりと着地する。 一瞬に自分の全ての力を込めて、ダイは高所から一気に飛び降り、その勢いのままザムザに斬りかかる。 着地と同時にダイの手から紋章が消え、力尽きたダイは再び剣を杖代わりにする。 振り返ったダイの目に映るのは、じっと佇むザムザの後ろ姿。 マァム「勝った……!」 マァムの言葉がきっかけだったかのように、ザムザのハサミを失った左手からヒビが入り、それが心臓まで達した途端、身体を爆発させるような光となった。血を撒き散らして倒れるザムザ。 超魔生物である自分がゴミみたいな連中に倒されたのが信じられないとばかりにザムザは叫ぶが、すでに勝負は決していた。 その直後、ダイは剣にすがったまま地面に膝を突く。 そんな中、ザムザの巨大化したからだが見る見るうちに縮み、本来の魔族としての身体へと戻っていく。 超魔生物としての肉体を持ち、負ける要素など無かったはずの自分がなぜ負けたのか……。 ポップ「……さあね。ネズミにでも聞いてみるんだな……追い詰められたネズミによ」 そう言いながらチウを指さすポップ。 ポップはまだ蹲っているダイの側に行き、助け起こす。勝利を喜ぶ二人だが、ダイが手にしていた覇者の剣がボロボロに朽ちているのを見て、驚く二人。 なら、なぜ壊れたのかと問おうとしたポップに、ザムザが笑いながら声をかける。 ザムザは震える手で自分の額につけたサークレットの飾りをちぎり取り、空へと放り投げる。 ザムザ「届け、我が父の下へ!」 魔法力の篭もったそれは、ルーラに似た軌跡を残して飛んでいった。 ポップは、ザボエラはそんなことをしても感謝などしないと言い切った。 彼が決して感謝などしないこと、周囲を道具としか見ていないこと、自分が死んでも涙1つ流さないこと――ザムザは、それら全てを分かっていた。 ザムザ「だが、あんな父でも、オレの父であることに変わりは無い……」 ザムザの言葉に、目を大きく見張るダイ。 驚くマァムに、ザムザはこれが超魔生物となった者の定めだと言う。 すでに全身が黒く染まり、崩壊の予兆である黒煙も色濃く立ち上る。ついに、足首がボロリと崩れた。それを機に、崩壊の音が次々に響き出す。 じっとザムザを見つめるマァムに、彼は同情など要らないと言い切った。 いつか、完全なる超魔生物がおまえ達を倒しにくる。そのためにも、自分の戦いは無駄ではなかった――そう言い残し、ザムザは目を閉じる。 灰となり完全に消滅してしまったザムザを前に、ポップは呟く。 ポップ「こいつ……親父に褒めてもらいたかったんだろうな……」 マァム「表面上はどうあれ、きっと心の底では父親の愛を求めていたんだわ……」 ザムザに同情的な、ポップとマァム。 ダイ「分かる……おれ、なんとなく分かるよ」 ザムザの残滓とも言える煙が薄れていく中、夕日が美しく輝く。その中で、朽ちかけながら地面に突き立てられた剣もまた、かすかな煙を上げていた――。
彼は息子の人生が200年足らずと短かったが、有意義だったとご満悦だ。ザムザの成果により、魔王軍最大最強の魔神が生まれると浮かれるザボエラの背後には、繭上の水槽のようなものに、たくさんの管に繋がれて目を閉じているハドラーの姿があった――。 《感想》 『パンチラ大炸裂回!』 ええ〜……パンチラを見せない方向性を選んだからこその、武闘着の下は一切ベタで押し切る作戦としての黒ストかと思っていたのですが、違ったみたいでした。 原作とは全く違うアングルからのマァムの格闘シーン、すでにパンチラに対する配慮は微塵も見受けられませんがっ!? それはそれとして、原作ではモノローグだった「蹴りはフェイント」という言葉が、アニメではしっかりと喋っていました。口に出したら、フェイントの意味がないのでは……と、突っ込むのは野暮でしょうか(笑) 嬉しかったのが、ザムザ攻撃後のマァムの回避行動。 原作では空中をクルッと回転して降り立った、という描写がされているのですが、アニメでは動きがさらに細かく描写されています。まあ、マァムの華麗なタンブリングの横を、勇者ダイ君はずずざざーっと滑ってポップ達の所まで転がっているのですが。 ポップが嬉しさのあまりか、チウの肩を抱くシーンはいいですね。原作ではないシーンなのですが、二人とも嬉しそうな顔をしていて微笑ましいです。 マァムがダイの方を確認せず、ザムザに注意を払っているのもいい感じですね。回復を優先しがちだった僧侶戦士の時と違い、自分が前線を受け持つ戦士だという自覚が生まれたように感じられます。 ダイの身体についていた粘液、微妙にとろみがついてへばりつくという、いやんな感じに変化していました! さらっとした感じだったので胃液タイプかと思っていたのですが、血液のように空気に触れると凝固するタイプの液体だったのかも。 ダイのダメージについて語るポップのセリフがカットされまくっていたのは、ちょっと寂しいところ。 原作では、兵士に肩を借りている狩人のヒルト、ゴメスだけですが、アニメでは、兵士に肩を借りている狩人のヒルト、自力で歩いているスタングルにラーバ、唯一のセリフ付きとして兵士に肩を借りているゴメスの4人が登場しています。 ……って、フォブスターが一番ひ弱そうだと思うのですが、助けてやらんのか(笑) 騎士バロリアも、鎧が重そうだから見捨てられた……?(笑) マァムのアクションシーン、緩急がついていていいですね。 ブロキーナ老師の回想シーンを、ここに持ってくるとは。 説明の時、岩を崩して絵を出現させたのは爆笑しました。老師っ、なにを無駄に凝りまくった仕掛けを用意してるんですかっ!? マホイミの説明、ほぼ抜かさずに丁寧に説明しているのには感心しました。アニメだと情緒的なシーンや台詞はちょいちょい端折るのに、技や魔法の説明は詳細に語りますね。 それはいいとして、回想の回想シーンに登場するリカントに拳を打ち込む少年戦士、なんだか幼いヒュンケルに見えてなりませんでした(笑) ブロキーナの「わしってしぶい?」の台詞の後、原作ではチウは困ったような顔をして「え……ええ……」と言っていたのに対して、アニメでは思いっきり派手にコケていました。 原作では無言のまま背中を見せていたマァムが、目を伏せて俯きながらも一筋の冷や汗を流し「ぅぅん……」と、口ごもるように唸ったシーンが追加されていたのも嬉しい限り。 マァムのネリチャギ、すごいっ。あんな高さのあるネリチャギは初めて見ましたよっ。しかも、その後、目を狙った水平撃ちとは、なんと容赦ない! ポップがチウに道具を出すように頼むシーン、やたらと焦っている感じなのがよかったです。原作では怒鳴っている風でしたが、アニメでは心配と焦りが強い感じですね。 チウ君の道具を出すシーン、ポップとのやり取りが実に軽妙で笑っちゃいました。チウ君のテーマソングに合わせ、探している間は尻尾がピコピコ震えていて、何かを探し当てるとピンと伸びる、という描写が細かくて可愛いですね! そして、ポップ、一目で草の区別がつく辺り、道具類にもそこそこ詳しそうです。 原作ではチウが戦った相手は軍隊アリ5匹だったのですが、アニメではモーモン4匹(画面内に移っていた最大数)に変更になっていました。 ポップがチウにツッコむシーン、ベリッと回想シーンを破って顔を出す、という漫画的表現なのが面白かったです。 マァムの手を覆ったねっとりとした粘液……半透明の緑色で中の肉体が透けて見える上に、音が妙にねちゃねちゃしていて……あ、あのぉー、これ、薄い同人誌などでよく見たことのある感じのモノに似てるんですが(笑) 拳だからいいような物の、これが全身にと思うと――ひたすらあやしく見えてくる気がします。そういやダイに貼り付いていた粘液も、色が緑だからまだマシだったけど、あれが白かったりしたら色々とヤバかったような気が……いやいや、邪な目で見ちゃうからいけないんですよね、うん! と、どうでもいい思い出はともかくとして、ザムザの説明は思いきった改変がされていました。 涙のどんぐりを見つけたチウ、尻尾を嬉しそうに振っていました! アニメでは、尻尾の感情表現が豊かになっている気がします。 マァムを蹴り飛ばした後、片足で立っているザムザが妙に可愛く見えました♪ あれだけの巨体なのに一本足で軽々立てるってことは、相当に体幹もいいみたいですね。 ロモス王が必死にマァムに逃げろと言うシーン、彼の人の良さが存分に出ていますが……それでも言いたい。 ザボエラの回想、色合いの不気味さが非常に似合っていました。目玉から入る演出もよかったですし♪ ダイが剣を抜くシーン、かっこよかった! そして、今回のゴースト君は原作のイメージ通りのふっくらシーツ仕様のまるっとした感じでよかったです。すね丸出しのおっさん像じゃなくなって、本当によかった……! 台詞の改変も、いいですね。 アニメポップ「マァムーッ! メラ! それで粘液を!」 戦闘中は省略する方が雰囲気が出ると思います。 しかし、閃華裂光拳炸裂直後、マァムが吹き飛ばされつつも無事に着地するシーン……スカート部分が思いっきりめくれ、青パンが丸見えになったマァムのお尻の大アップシーンが一瞬とは言えバッチリあったのですが(笑) スローにして停止にして、やっと見えるような瞬く間でしたけど。 いや、なぜよりによってその角度にセレクトしたのか……は、分かるような気がしますが(笑) 無難に上半身の動きを描いていたも良さそうなモノなのに、あえて後ろからの角度でお尻や太股のラインまでしっかりと描き込んでいる辺りに、スタッフさんの拘りを感じました。 ダイのアバンストラッシュシーン、動きの速さと溜めが最高でした。 あ、スローにしたせいか、ロモス王と決勝メンバーの出番は省略されていましたが(笑) 攻撃されたザムザが、今までにないほど大きく口を開いて叫んでいましたが、顔の大きさ以上に口を大きく開けるという極端なデフォルメをかけているにも拘わらず、シリアスな雰囲気が崩れない辺り、ザムザのデザインの確かさを感じました。 トサッとダイが静かに着地するシーンから、マァムが勝利を確信する台詞を言うまでの流れの、渋いこと! ポップの、「追い詰められたネズミ〜」の台詞がしっかりと入っていたのは嬉しい限り♪ そして、ポップの言葉を聞いて、考えるように目を彷徨わせてから、正解に辿り着いて満足した笑みを浮かべるザムザの表情変化も気に入っています。 ザムザは決して性格的に褒められた敵ではないですが、真面目に正解を模索する精神を持っていると言う点で、ザボエラと一線を引いているなと感じます。 ザムザの声優さんの演技も相まって、超魔生物化した時のはっちゃけ具合よりも、淡々とした研究家肌な理性家の方が彼の本質だという印象を受けました。 ザムザの死亡シーン、色合いの変化がお見事。 原作の精密なまでの掛け線による影の描写惚れ惚れしますし、大いに気に入っているのですが、あそこまで手の込んだ絵をアニメで再現するのは困難でしょうしねえ。 ザムザの最後の言葉の際、それを聞いているのはポップとマァムで、ダイは画面に描かれていないのですが、アニメではザムザが「いつか、完全なる超魔生物がおまえ達を倒しに来る」と語る時、どこか悲しげな顔をしたダイのカットが入るという改変がありました! 原作では「おまえ達を倒す」と語っているのですが、アニメではハドラーがダイ達の所へ来ると確信している感じですね。 ザムザ死亡シーンのポップとマァム、それにダイの台詞も情感たっぷりで実に良かったです。原作でもこの回は夕日が美しく描かれていましたが、アニメだと夕焼けの色鮮やかさがことさら見事ですね。 そして、そんなにも美しい夕焼けからザボエラのアジトへの変化が、明暗差が激しすぎです(笑) ところで、来週は総集編! |