『マァムの持ち味』

  


1話『マァムはマァムらしく』(イベントシーン)

 明るい森の小道。
 ダイ、ポップ、デルムリン衣装。マァム、ネイル衣装。

ポップ「役に立ってないってのはどういう意味だよ、マァム」

マァム「私はダイみたいな突破力はないし……」

 マァム、目を閉じているが、不意に目を開ける。

マァム「ポップは機転が利く上に呪文もどんどん覚えてる……」

主人公「マァムはマァムのままでいいと思うけど」
主人公「ふたりにはないものがマァムにはあるよ」

マァム「え……」

 マァム、驚きの表情。

ダイ「おれも主人公に賛成だなぁ」

ポップ「小難しいことを考えないで、おまえらしく戦えばいいんじゃねえか?」

 ポップ、目を閉じている。ドヤ顔風。

マァム(私らしく、か……)

 マァム、目を閉じる。

???「きゃあーーーー! 誰かー!!」

 小さな女の子のシルエット。

マァム「っ!! 子どもの悲鳴!?」(!マーク)

 マァム、魔弾銃を身がまえる。

マァム「みんな、行くわよ!!」

 マァム、魔弾銃を手に戦いの表情。

ポップ「あ、おい! マァム!!」(!マーク)

 ポップ、驚きの表情。

ダイ「おれたちも行こう!」

 ダイ、戦いの表情。


2話『周囲の評価』

マァム(小さな子ども……)

 マァム、真剣な表情で目を閉じている。

マァム(絶対に守らなきゃいけない!)

 マァム、真剣な表情。

マァム「ふたりとも、急ぎましょう……!!」

 マァム、戦いの表情。

ポップ「言われるまでもねぇ!」

 ポップ、戦いの表情。

ポップ「ダイ、マァムをひとりで行かせんなよ! あいつ、どうも様子がおかしいからな……!」

 ポップ、真剣な表情。

ダイ「本当、ポップって素直じゃないな……」

ダイ「そんなに心配なら、直接伝えればいいのに……」

 ダイ、目を閉じる。分かっていますよ風。

ポップ「バッキャロー! 茶化してる場合か、急ぐぞ!」

 ポップ、戦いの表情。


3話『冷静沈着』

ポップ「よし! ここはおれの呪文で……」

 ポップ、戦いの表情。

マァム「待って! ポップは私と一緒に下がって!」

 マァム、魔弾銃を構えている。

ポップ「え……!」

 ポップ、驚きの表情。

マァム「ダイの突破力で敵陣に風穴を開けてもらう! 私たちはその援護をしましょう!」

 マァム、戦いの表情。

ポップ「お、おう……!」

 ポップ、驚きの表情。

マァム「主人公は臨機応変にお願いね!」

 マァム、戦いの表情。

ポップ「な、なんでぇ……あいつ、冷静じゃねえか」

 ポップ、驚きの表情。

ダイ「う、うん……」


4話『マァムの戦術眼』

マァム「今よ、ダイ! 走って!! ポップ、お願い!」

 マァム、戦いの表情。

ポップ「よっしゃあ! 任せとけ!!」

 ポップ、戦いの表情。

ダイ「おおおおおお!!」

 ダイ、戦いの表情。

ポップ「すげぇ……一気にあんなとこまで!!」

 ポップ、驚きの表情。

マァム「これであの子を助けることができる!」

 マァム、魔弾銃を片手に真剣な表情。

ポップ「…………」
 
 ポップ、目を閉じている。

マァム「よし、ダイがたどり着いたわ!」

ポップ「マァム、おまえ、すげえ戦術眼じゃねぇか!」

 ポップ、満面の笑顔。

マァム「え……!?」

 マァム、驚きの表情。


5話『一番の武器』

ロモスの町中。丘の上に城が見える。

ダイ「あの子たちは家に送り届けてきたよ!」

 ダイ、満面の笑顔。

マァム「ありがとう、ダイ!
 ねえ、ポップ。さっきのどういう意味? あれはアバンの使徒なら初歩的な教えのはずよ」

ポップ「おれやダイは知らねえよ。その、修行が途中だったからよ……」

 ポップ、目を閉じている。

マァム「あっ……」

 マァム、驚きの表情。悪いことを言ってしまったな風。

ポップ「しかし、お前って妙に肝が据わってるとこあるよなー」

 ポップ、満面の笑み。

ダイ「マァムって冷静っていうか、周りをよく見てるっていうか……」

ダイ「ほら、おれやポップは割と熱くなりやすいからさ……」

 ダイ、目を閉じている。

ポップ「お、おれもかよ!?」(!マーク)

 ポップ、驚きの表情。

主人公「マァムは自信をもっていいよ!」
 →マァム「主人公……」

主人公「マァムのすごいところは他にもある!」
 →マァム「え……?」

 マァム、驚きの表情。戸惑っている風。

ダイ「そうだよ。マァムは悩んでたのに、子どもが襲われてるのを見て……」

 ダイ、目を閉じている。

ダイ「誰よりも早く動きはじめたじゃんか」

ダイ「あの誰かのために、っていう優しさがマァムの一番の武器だよ!」

 ダイ、満面の笑顔。

ポップ「そうそう! なんだかんだで頼りにしてるんだぜ、姉弟子殿をよ!」

 ポップ、満面の笑顔。

マァム「ダイ、ポップ……」

 マァム、驚きの表情。戸惑っている風。

マァム「ありがとう……」


《感想》

 悩んでいたマァムが、戦いの中ではテキパキと指示を出すお話。
 やはりマニュアル派だったのか、戦略的にはアバンの教えに忠実な様子です。


 ポップが、自分やダイはアバン先生から教わってないと言うシーンで、マァムが一瞬、失言したなと言う雰囲気を見せていますが……三日しか習っていないダイはともかく、ポップは一年以上アバン先生に習っていたでしょうに(笑)
 マァムの方がアバン先生に習っていた時間が少ないですよ、絶対。


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