『アバンの使徒になる修行』 |
1話『アバン式修行開始!!』(イベントシーン)
丘の上に城を望む町並み。石造りの建物や整備された道の並ぶ町。 アバン「……ふむ、主人公はダイ君はポップみたいに修行したい、と。あなたは勇者にとって重要な資質『絆の力』を持っているのに、それでも私の修行を受けたいとおっしゃるのですね」 主人公「アバンの使徒になりたいから!」 アバン「なるほど……」 アバン、目を閉じている。 アバン「ともに行動する仲間と同じようになりたいという気持ちはわかります」 アバン「では、主人公のためにト・ク・ベ・ツな修行をいたしましょう!」 アバン、満面の笑み。 ポップ「うへぇ、トクベツなってダイの時みたいなんじゃ……」(黒渦巻きマーク付き) ダイ「主人公、先生の修行は下手すると死んじゃうかもしれないよ?」(汗マーク付き) ダイ、驚きの表情。 主人公「大丈夫!」 アバン「おお、気合い入ってますね! ではさっそく……」 アバン「野外炊飯から始めましょう!!」 アバン、満面の笑み。 ダイ「ええっ!?」(!!マーク付き) ダイ、驚きの表情。 ポップ「はぁ?」(汗マーク付き) ポップ、驚きの表情。 アバン「一にも二にも、まず食べて体力をつけなければなりません! たとえ別世界や異世界でもベリーデリシャスな食事は重要です! 料理の次には、お裁縫も教えますよ。しっかり身につけてくださいね」 アバン、満面の笑み。 ダイ「……先生なんで主人公に剣や魔法の修行しないんだろう」(?マーク付き) ポップ「うーん、なんでだろうな? って、おい、なんか来るぞ!?」(黒渦巻きマーク付き) ダイ「先生、主人公! モンスターが!」 ダイ、戦いの表情。BGMが急転。戦いの音楽。 アバン「ええ、気づいてます。少し修行は中断しましょうか……」 アバン、真っ白眼鏡顔。 2話『学習から活用』
アバン「では、さっき学んだことを活かして戦ってみましょう!」 アバン、満面の笑み。 ポップ「へ!? さっき学んだのって料理や裁縫じゃん!?」 ポップ、驚きの表情。戸惑っている風。 アバン「ええ、そうですよ?」 アバン、満面の笑み。 ☆ ☆ ☆ アバン「こういう相手には、根菜を刻むように細かく速く!」 アバン、戦いの表情。 ダイ「こ、根菜……」 ダイ、ジト目。 ☆ ☆ ☆ アバン「素早い相手には『ささがき』のように刃を前にスッと出す!!」 アバン、戦いの表情。 ダイ「……なるほ、ど?」 ポップ「主人公もなんかうまくやってる……な?」 3話『応用と実践』 アバン「まだまだ学んだことはあるはずですよ! さあ、元気よく参りましょう!!」 アバン、真剣な表情。 アバン「まずは細かい縫い目を見るように、相手の動きをしっかりと見る!」 アバン、真剣な表情。 ポップ「今度は裁縫かよ!?」 ポップ、驚きの表情。 ☆ ☆ ☆ アバン「相手を避ける時は、なみ縫いのようにリズムよく!」 アバン、戦いの表情。 ダイ「えーっと、こうかな?」 ☆ ☆ ☆ アバン「強い相手は一度の攻撃だけでは倒せません……ですので、返し縫いのように繰り返し攻撃を続けるのです!」 アバン、真剣な表情。 4話『修行は修行!』
ダイ「あれ……さっき先生に習ったこと、ホントに戦いでも役に立ってる?」 ポップ「……みてぇだな。ダイも主人公も動きが全然違うぞ」 ☆ ☆ ☆ アバン「ポップ……私が修行と言ったら修行なんですよ?」 アバン、真っ白眼鏡顔。 ポップ「あ、は、はい」 ☆ ☆ ☆ アバン「料理も裁縫も準備と手際が大事! それは戦闘において、です! 手際よく、皆さんで仕上げてしまいましょう!」 5話『ためになることばかり』(イベントシーン)
どこか、ユーモラスなBGM。 ダイ「ふー! 料理や裁縫がこんな風に役に立つなんて思わなかったよ」 ダイ、満面の笑顔。 ポップ「お、どうした主人公? 変な修行でガッカリしちまったか?」 主人公「先生の修行すごかった!」 ポップ「お、おう……ならよかった」 ダイ「おれも意外だったけど、ためになったなぁ」 ポップ「しっかし、なんで先生はこんな回りくどい修行の仕方するんだろ?」(?マーク付き) ポップ、目を閉じている。 ダイ「うーん……」 主人公「使徒になるのに必要なんだよ」 ポップ、驚きの表情。 主人公「いろいろと教われるのは嬉しいよ」 アバン「はい皆さん、中断してしまった修行を再開しますよ?」 アバン「次は……お掃除の仕方をお教えしますよ〜!」 アバン、満面の笑み。 《感想》 アバン先生のとんでも修行がとっても楽しかったです♪ アバン先生は料理だけでなく、やっぱり裁縫も得意なんですね。ポップの服が手作りっぽいなと思っていたので、裁縫も得意と聞いて嬉しいですよ。 主人公の反応に、ポップが大きく反応を変える選択肢があるのがちょっと嬉しかったです。なにせ、このゲーム、どちらを選んでも反応が変わらない方が多いですからね。 |