H.6.5. 9(月)No23 『決戦前夜の葛藤』

 

 みんなの目の前で、ヒュンケルへの想いを告白したエイミ。
 激しく、情熱的なエイミの想いを聞いたマァムは、自分でも分からない気持ちに心を揺らす。
 これは、恋なのかどうか……それさえも分からぬまま戸惑うマァム。

 動揺したマァムは、外で一人で修行していたポップに、自分の悩みを打ち明ける。
 だが、ただでさえ自分の悩みでいっぱいいっぱいだったポップは、マァムの気持ちを思いやるだけの余裕も持てず、『おれには関係がねえ!』と突っ撥ねてしまう。

 マァムが去った後、自己嫌悪に落ちこんだポップは、苛立ち紛れにロン・ベルクにもらった杖をぶん投げてしまう。
 だが、その杖は投げたポップが驚くような驚異的な力を発揮して、大岩を打ち砕いていた――!

 


《タイムスリップな感想》


 いやぁ〜、恋する乙女の強いこと、強いことっ♪
 やじ馬な一同に祝福されたエイミは、後はヒュンケルの胸に飛び込むだけといったノリだが、自分の気持ちにさえ気付いてないマァムはこの後が問題。ここが女の見せ場、と見た!

 でも、マァムは気が付いてなさそうだけど、今までだってマァムの悩みを救ってきたのは、常にポップだった。あの陽気さとふざけた態度の奥に隠したポップの優しさが、マァムの悩みを軽くしていた――その意味に、マァムが気がつくかどうかが見物っ。

 ダイは心配していたけど、メルルもこれに絡んでややこしくなった方が、さらに面白くなりそうだ。まさしくレオナの言う通り、『燃えるわ!』と言いたくなるような展開である。

 また、ポップの杖にこめられた力といい、ポップの魂の力は何かと言う点と言い、興味は尽きない。
 ううっ、来週が待ち遠しいなあ♪
  

次へ続く
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