『綻びていく秘密 5』

 

 そこは、昔から世界の果てと呼ばれる場所だった。
 世界最大の島と呼ぶべきか、世界最小の大陸と呼ぶべきかは意見が分かれるところだろう。

 険しい環境ゆえ動植物もろくすっぽ存在せず、当然のように人間もいない荒涼とした場所。
 長い間、バーンの居城であるバーンパレスの隠し場所として存在していた北の果てにある地は、死の大地と呼ばれている。

 すでにバーンパレスが飛び立ったとはいえ、死の大地そのものがなくなったわけではない。バーンパレスのあった部分に大きなクレーターを残したまま、かの大地は未だに存在している。

 しかし人々から不吉な場所だと恐れられ、誰も近付こうとしない場所であるのは以前と全く変わらない。

 だが、ヒュンケルにとっては特に恐れるべき場所ではなかった。
 確かに他の場所に比べて強力な怪物が巣くう地ではあるが、彼にとっては強敵という程の物でもない。

 一度、大戦後にラーハルトと共にダイの捜索のためにこの地を訪れたこともあるが、特にこれといった手掛かりもなく、無駄足で終わったという印象しかない。
 だからこそ、ポップがなぜ自分をこんな所に連れて来たのかという疑問の方が先に立つ。


「……なんのつもりだ?」

 間違ってここに来た――とは、とても思えない。
 瞬間移動呪文は、術者がイメージした行く先へと飛ぶ魔法だ。術者が望まない場所へ飛ぶことは、有り得ない。

 未熟な術者ならば無意識に印象の深い場所へと、目標をずらして飛ぶことはあるかもしれないが、今となってはポップは世界でもトップクラスの魔法の使い手だ。着地がいまだに苦手という詰めの甘さは残っているが、正確な場所へ移動するのは得意中の得意だ。

 なにより、さっきポップはここが死の大地だと言った。それはポップが、自分の意思で死の大地へと来た何よりの証明だ。

「んー? まあ、ちょっと寄り道、ってとこかな?」

 ケロッとした顔でそんなことを言ってのけるポップに、ヒュンケルの眉間の皺は一層深くなる。
 確かに、瞬間移動呪文を使えるポップにしてみれば、既知の場所でありさえすればどんな遠方であろうと寄り道をするのは簡単だ。

 それに好奇心が強くて時間にルーズなところのあるポップは、目を引かれた物に釣られて寄り道をするなんてのは珍しくもない。
   が、ポップがわざわざ自分を誘ってまで寄り道をしたがるとは、ヒュンケルには到底思えなかった。

 本心から嫌われているとは思わないが、ポップが自分に対して常に反発し、ことあるごとに突っ掛かってくるのは嫌というほど承知している。
 おまけに、さっきの話ではレオナも絡んでいるはずだ。

「いいのか? 姫を待たせているのだろう?」

 彼女を怒らせると厄介なのは、ヒュンケルよりもその癇癪を遠慮無しにぶつけられる機会の多いポップの方がよく知っているはずなのだが、彼はあっさりと答える。

「あー、どうせ姫さんはもうすでにおかんむりなんだしさ、今更だろー? もう、とっくに怒ってるんだから、さらにもう少しぐらい怒らせたって大差ねえって」

「……………………そうか?」

 ヒュンケルにしてみれば、その意見には素直に頷けない様な気がしたが、少なくともポップの方は今はその意見を押し通す気らしい。

「そうだよ。それに――ここでなら、何を話したって他人に聞かれる心配がねえしさ」

 何気ない口調でさらりと言ってはいるが、その言葉の奥に隠された意思に、ヒュンケルはギクリとせずにはいられない。

 まだ、真相を知った動揺から完全に立ち直ったとは言えない上に、心を決めかねているヒュンケルにしてみれば、人の耳を気にしなければいけないような話を、ポップと今、このタイミングでしたいとは思わない。

 だが、すでにそれは手遅れだとも気がついていた。
 どちらにせよ、こんな地まで来てしまった以上、話の主導権はポップが握っている。
 話などないと、場を外す手は使えない。

 ここからヒュンケルが単身でパプニカに戻るのは不可能ではないが、数か月単位の時間が掛かるに決まっている。ましてや今は武器すら帯びてない完全に手ぶらの状態なのだから、苦労は目に見えている。
 こうなっては、逃げられないと腹をくくるしかなさそうだ。

「……話とは、なんだ?」

 どうせ逃げれないなら、さっさとすませた方がいい  その思いから、ぶっきらぼうに切り出したヒュンケルを見て、ポップは大袈裟に肩を竦めてみせる。

「おいおい、そいつはこっちのセリフだっつーの。
 ヒュンケル、おまえこそおれに話があるんじゃねえのか?」

 機会を作ってやったんだから感謝しろと言わんばかりの態度で、ポップは笑う。だが、ヒュンケルはとてもではないが笑えなかった。
 むしろ、背筋に冷や汗が流れる気分だ。

 この弟弟子の勘や知能が、自分どころか師であるアバンに匹敵するか、もしかするとそれを上回っているものだと承知しているつもりではいた。
 だが、敵に向かって発揮される頭脳を頼もしいとは思っても、それがこんな風に自分に向かって突きつけられるとハッとさせられる。

 果たして、ポップがどこまで読んだ上で自分に話せと要求しているのか……それが分からないだけに、ヒュンケルもためらわずにはいられない。

 結果、ヒュンケルは何も言えないまま沈黙してしまう。
 しばらくは待っていたポップだが、待っていても埒が明かないと思ったのだろうか。自分の方から話を切り出してきた。

「そういやさ、ヒュンケル。おまえは髪の毛とかってアバン先生に切ってもらったことって、あるか?」

 突然の質問に、疑問を感じなかったといえば嘘になる。だが、意図は掴めなくても簡単に返事ができる質問だっただけに、ヒュンケルは迷わずに即答した。

「いいや」

 正確に言うなら、アバンと共に旅をしていた頃、髪が伸びたからそろそろ切りませんかと誘われたことなら数度ある。

『私はこう見えても、散髪は得意なんですよー。大丈夫です、うんとかっこよく切ってあげますから。男前が三割増しに上がるのは保証しますよー』

 今から思えば、それは純然たるアバンの好意だったのだと分かる。
 だが、当時のヒュンケルはいつもそれを拒絶した。幼いヒュンケルにとってアバンは自分の仇であり、信用しきれる存在ではなかったから。

 そんな弟子の警戒心が、分からないアバンではなかっただろう。
 その度に困ったような顔で苦笑しながらも、アバンは無理強いしようとしたことは一度もなかった。

 そのせいで、幾度も季節を超える程アバンと一緒にいたにもかかわらず、ヒュンケルは彼に散髪してもらった経験は一度もない。
 他人から散髪してもらった経験がないのは、その後も同じだ。魔王軍に入ってからは、他人に刃物を持たせて背後を預ける気になど、尚更ならなかった。

「伸びた時は、自分で適当に切る」

 ヒュンケルにしてみれば、それは当然の帰結だ。が、ポップは有り得ない話を聞いたとばかりに目を見張った後、頬を膨らませる。

「適当かよ?! それでそんだけキマってるんだから、つくづくてめえって嫌みな野郎だよなー」

 ぶつくさとひとしきり文句を言った後、ポップは話を戻す。

「まあ、じゃあてめえは知らねえかもしんないけど、アバン先生はいろいろと器用な人だけど、髪の毛を切るのもすごく上手いんだぜ。
 もう本職の床屋か美容師顔負けで、おれは一緒にいる時はいっつも先生にやってもらってたんだ」

 そう言いながら、ポップは自分で自分の頭に触れて見せる。
 いかにも少年らしく適度に短く切った癖毛を、バンダナで軽く結んで抑える髪形は大戦の時から全く変わっていない。

「だいたいおれ、自分で自分の髪って、切ったことがねえんだよね。
 ほら、おれの髪って癖があるだろ? 家にいた頃は、いつも母さんに切ってもらっていたしさ」

 それは甘え過ぎではないかとちらっと思ったが、ヒュンケルはそれは口には出さなかった。
 ポップのどこかふざけた態度とは裏腹に、そんなちゃかした言葉を言ってはいけないような予感を、ヒュンケルは感じていた。

 これが、ただの雑談とは思えない。この唐突な会話の行く先が、決して望ましい方向に向かわないという予感があった。
 そして、それは、違わなかった。

「最後に切ってもらったのは、初めてデルムリン島に行く前……ダイに会う少しぐらい前ぐらいだったかな。
 で、それから後は一度も切っていない」

 勝ち誇ったような表情でそう結論を告げたポップの声が、やけに断定的なものに聞こえた――。

 

 

「……気がついていたのか」

 決して短くはない静寂の後、ヒュンケルがやっと押し出した言葉は、自分の物ながらやけに苦々しく聞こえた。

「当たり前だろ、自分のことなんだからさ」

 気がついたのは最近だけどさと、ふてぶてしく笑うポップには動揺のかけらも見当たらなかった。
 その落ち着きが、ポップがとっくに覚悟を決めている事実を教えてくれる。

 知ったばかりの真実に驚き、うろたえているだけの自分と違い、ポップはとっくに事実を受け入れていたのだろう。

 だが、それをおくびにも見せず、そのくせ、ヒュンケルが真相に気がつくと同時にすかさず邪魔の入らないところまで人を引っ張り込んで先手を打ってくる。
 その抜け目のなさはやはり、二代目大魔道士に相応しいなとヒュンケルは思う。

 胸に広がる失望と安堵のどちらが大きいのか、ヒュンケルには分からなかった。
 いつか、ポップに言いにくい真実を告げる役目を負わなくてもよくなったという開放感は確かにある。だが、それはポップが今まで一人で、誰にも言えない秘密を抱え込んでいた事実と引き換えだと思うと、素直に感謝する気になどなれない。

(いや……)

 一人ではないかもしれないと、ヒュンケルはわずかに希望を繋ぐ。

「このことを、他の者も知っているのか。姫は――」

「いいや」

 問い掛けを最後まで言わせてもくれないまま、ポップは首を横に振る。

「姫さんは気づいてないよ」

 なぜ、そう言い切れるのか――口に出しては聞かなかったが、おそらく表情に出たのだろう。
 心を読み取った様なタイミングで、ポップが先手を打ってくる。

「姫さんは、知ってて黙ってられる性格じゃないからなー。変だと思ったら、絶対に情け容赦なく問い詰めてくるに決まってら。
 先生や師匠にはちょっと怪しまれてるんじゃないかと思う時はあっけどよ、少なくとも何かを聞かれたことはないぜ」

「……そうか」

 マトリフと直接話をしたヒュンケルにしてみれば、それは耳が痛い話だった。
 やはり、ヒュンケルではかの大魔道士の足下にも及ばないようだ。
 黙って見守るどころか、自分が真相に気がついたことを逆に感付かれてしまうようでは、ポップに負担をかけているだけだ。

 それぐらいなら、まだレオナや他の仲間達の様に何も気がつかないままでいた方がましだったかもしれない。そう思うと、ポップに対して申し訳ない様な気持ちにさえなってしまう。

「へっ、それにしてもまさか、てめえに真っ先に見抜かれるとは、思いもしなかったぜ。 おりゃあてっきり、一番最初に気がつくのは姫さんかと思っていたのによ」

 憎まれ口混じりのポップのその感想には、ヒュンケルも異論はなかった。
 あの聡明な姫にしては珍しい見逃しだと思ったが――考えてみればそれも無理もないことかもしれない。

 成長期の子供……特に、男の子の成長の早さというものは、身近に見なければなかなか意識はできない。
 身近に他に親しい男の子がいるのなら別だろうが、王女でありしかも一人っ子のレオナでは、それを実感できないのも無理はない。

 なにしろ彼女の周囲には彼女よりもはるかに年上の、すでに大人になりきった者達しかいない。
 まだ、ポップと同年代の少年が身近にいれば違っただろうが、比較対象がなければ気がつきにくいのは当たり前だろう。

 ヒュンケルとて、ポップに会う直前にノヴァの成長ぶりを実感していなければ気がつかなかったかもしれない。

 だが――気付いてしまったからには、見過ごすことなどできなかった。
 手を貸せるものなら、手を貸したい。
 だが、そのための方法がヒュンケルには思いつかない。
 だからこそ、ヒュンケルは本人に直接その疑問をぶつけるしかできなかった。

「……オレは、なにをすればいい?」

「見て、見ぬふりをしててくれりゃあいいよ」

 打てば、響く。その素早さで戻ってきたポップの要求は、簡単明瞭だった。

「こんなの、誰かに話したって余計な心配をかけるだけで何の意味もないじゃん。
 正直、おれにだっておれがこの後どうなるのかなんて分からねえんだし。
 師匠んとこや世界各国の文献も調べてみたけど、竜の騎士の寿命だって分からないんだから、その血を飲んだ人間がどうなるのかなんて、もっと分かるわけがねえよ」

 まるで他人事のような気楽さでさばさばと告げるポップには、何の屈託も見られない。ヒュンケルにしてみれば、自分の一生や今後の人生に関わる大問題と思えるのだが、ポップは全く頓着した様子もなかった。

「さすがに後数年も経てば嫌にも怪しまれるだろうけど、今ならどうってことはない。
 単に、年の割には小柄で成長が遅いだって思われるだけで済む」

 それはそれで悔しいけどよ、と付け足しつつも、ポップの顔に浮かんでいるのは突き抜けたような明るさがあった。
 だが、その顔が不意に引き締まる。

「後、1、2年……いや……後、1年でいいんだ」

 その目に、強い光が浮かぶ。
 さっきまでの自分自身の今後への無関心さに比べれば嘘のような熱意が、その口調には込められていた。

「その間だけ怪しまれないなら、後はどうでもいいんだ。その後なら、もう城とかには用もないからさ。
 その頃になってからなら、別にバレたって構わない。
 けどよ……それまでは、邪魔が入っちゃ困るんだよ……!」

 敵意すら感じさせる視線が、ぴたりとヒュンケルへと向けられる。
 邪魔をするなら容赦をしないぞと言わんばかりの威嚇を見せるが、それはヒュンケルにとっては意味がないことだ。
 元より、ヒュンケルにはポップの邪魔をする気などない。

「――分かった。では、そうしよう」

「へ?」

 一瞬きょとんとした表情をしてから、ポップはどこか疑わしげにヒュンケルの顔を伺ってくる。
 そんなポップに、ヒュンケルは重ねて言った。

「それが、おまえの望みなんだろう」

 もし、ポップが望むのなら。
 ポップがもし、自分自身の成長停止の理由やその回避方法を調べたいと思うのなら、ヒュンケルを初めとして協力する者はいくらでもいるだろう。
 ポップ自身の今後を思えば、そうした方が多分、いいに違いない。

 だが、ポップはそれらのことは一切望んでいない。また、自分の周囲の人間の注意が自分に逸らされることも、望んではいないのだろう。
 なぜならポップが望んでいるのは、未だに変わっていないのだから。

 ポップの望みは、変わらない。
 ダイを探すことだけを優先すると、ポップは決めている。それは、戦いが終わってからずっと、ポップが貫き続けている意思だ。

 正直な話、ヒュンケルにはポップが何を求めて世界各国の国々を渡り歩いているのか、理解しかねている。
 だが、それでもヒュンケルはポップに信頼をおいている。

 ポップが望むなら、そして、自分が役に立てるのなら、できる限りの手を貸そう――そんな決意なら、とっくの昔につけている。
 たとえ、それがヒュンケル自身の望みと反していたとしても、だ。

「安心しろ。オレは何も気づいていない……仮に姫に聞かれても、そう答えるつもりだ」


 正直な話、それが最善とはヒュンケルには思えない。
 今は目立たなくとも、このままポップが成長を止めたままでいれば、いずれは誰かが気がつくのは間違いない。

 だが、ヒュンケルやマトリフが気がつかないふりを貫けば、しばらくは時間が稼げる。 ポップが心から望む1、2年の時間  それを彼に与えるためになら、恩義のある姫に隠し事をするのも吝かではない。

 ――しかし、いつものことながら、ヒュンケルの内心はポップには伝わらなかったようだ。

「なんだよ、やけにあっさりしてんだなー。おまえ、姫さんとかに言われておれのことこそこそ探ってたんじゃねえの?」

(そんな風に思っていたのか……)

 ヒュンケルが頷いた方がポップにとっては都合がいいはずだが、あまりにもあっけない反応のせいか信用しきれないらしい。
 もしくは、ポップの兄弟子への信用度がとことん低いだけかもしれないが……とりあえず、ヒュンケルはその追及は避けることにする。

「いいや。
 それより、ポップ、いいのか。もう、ずいぶん姫をお待たせしていると思うが」

「え? あっ、やべっ、もうこんな時間かよっ?!」

 指摘されてからポップは初めて気がついたように空の色を見上げ、慌てて手を出してきた。

「おまえ、気がついてたんならもっと早く言えよな! さすがにこれ以上待たせたらまずすぎだって!」

 自分から寄り道をしたくせにヒュンケルが悪いとばかりに文句をつけてくるポップのわがままさに、ヒュンケルは苦笑しつつも言い返さなかった。
 無言のまま手を出したのだが、それもポップには気に入らなかったらしい。

「ったく、一人だけ涼しい顔しやがって!
姫さんに文句言われたら、おまえが説明しろよなっ!」


 そういって突き出された手は、その年齢の男子としては小さめでほっそりとした印象が強い。

 その手を隠すように、ヒュンケルは自分の手ですっぽりとポップの手を握り締める。と、それを待っていたかのように、呪文も唱えずに飛び上がった二人の身体は光の軌跡となって空へと飛び上がる。

 瞬間に等しいその浮遊感の中で、ヒュンケルは今はどこにいるかも分からない、もう一人の弟弟子を思う。

(ダイ……早く帰ってこいよ)

 この手を繋ぐのに一番相応しい小さな勇者を思い浮かべながら、ヒュンケルは着地に備えてポップの手を強く握り締め、引き寄せた――。
                                     END


《後書き》

 うちのサイトの特殊設定の一つ『ポップ成長停止説』のお話ですv
 実はサイトを開いた頃からずーっと考えていた設定だった割には、なかなか披露できなかった話の一つだったりします。

 ポップへの観察眼では誰よりも抜きんでているメルルや、鋭い目と聡明さを持つレオナが最初に気がつくパターンというのも考えたのですが、ヒュンケルが気がつき解明していくパターンというのを書いてみたかったので♪

 マァムだと……悪いんですが、多分、気がつかなさそうな気がしてならないんですよね〜(笑)

 それにしてもヒュン兄さんは悩みごとに対しては、やたら真面目に考え過ぎるせいで必要以上に深刻になっちゃってどんどん悪化していくタイプだと思います(笑)
 ドツボにはまるというのか長々と考え過ぎで、勝手にどんどん暗くなっていくし……この人は、下手に悩んだりせずにまず行動した方がいいんじゃないかとつくづく思いましたよ。

 

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