『闇の翼 3』

  
 

「…………!」

 ポップの目が、大きく見開かれる。
 その目に、驚愕が広がるのがダイには不思議だった。
 ここまで追い詰めれば、さすがのポップも白状するだろうと思っていただけに、黙り込んでしまったポップに苛立ちが込み上げる。

「どうしたの? ポップ、やめて欲しいんだろう? なら、教えてよ」

 指での刺激を再開すると、ポップの身体が跳ねた。

「ぁう…っ」

「それとも、ずっとこんな風に弄ばれていたい?」

「や……っ、やめ…っ、やぁ…ん……っ…!」

 ポップの内部にある固まりを指で強く挟むようにして刺激してやると、彼はガクガクと身を震わせて泣き叫ぶ。
 度を超えた快感は、苦痛に等しい。
 だが、ダイは情け容赦なくポップにそれを与え、再び彼を絶頂まで導いた。

「…っっ! ――は……ぁ…ううぅ……」

 達した後、ぐったりともたれかかるポップの身体を、ダイはしっかりと受け止めてやる。刺激がよほど強すぎたのか、体内から指を引き抜かれてもポップはろくに気がついてもいないように無抵抗のままだ。
 しばらくポップの息が整うのを待ってやってから、ダイは限りなく優しく言った。

「もう、言った方がいいよ、ポップ。……大丈夫だよ、オレはベンガーナや他の国の王様とは違う。アレを悪用する気なんかないから」

 その瞬間、ダイが浮かべた表情は欲望に駆られた男のものでも、勇者としてのものでもない。
 それは、人間を捌く神の化身――竜の騎士の表情だった。

「黒の核晶は、人間の手には余る存在だ。あんな危険なものを、一手に握る人間がいてはならないんだよ。――たとえ、それがおまえでもね、ポップ」

 額が熱くなるのを、ダイは感じていた。
 全身の体温が上がったような、それでいて心が冷えていく奇妙な高揚感。
 鏡を見なくても、分かる。

 今、自分の額に竜の紋章が浮かんでいるだろうことを、ダイは自覚していた。
 魔界から帰還して以来、一度も発動したことのなかった力の発動は、ダイにとっては悲しいものだった。
 だが、これこそが竜の騎士だ。

 世界の天秤を揺るがす存在を決して許せず、その存在を抹消する使命を帯びた生物兵器。
 その対象がたとえ、自分にとって最愛の存在だったとしても本能は揺るがない。
 そして、意思を超えて強く訴えかけるのだ。

「ずっと……ずっと前から、そんな気はしてたんだ」

 悲しみを込めて、ダイはポップに告げる。
 平和な世界の中で、ずっとダイが感じ続けてきた不安の源を。

「身体の奥から、時々、衝動が込み上げてくる。そして、どこからか、声が聞こえるんだ。世界を乱す源となる者を、滅せよ……そう、声が告げるんだ。
 ポップ、おまえを殺さなければならないって……!」

 ポップが驚く顔も、拒絶の言葉も見たくはなかったダイは、言い終わると同時に、無理にポップの顔をねじ曲げてまでキスをした。

「……っ…ん……っ」

 かすかにもがくポップの唇を、ダイは存分に味わう。
 唾液すら甘く感じられる、愛しい人――。
 決して失いたくない、大切な魔法使い。

 もし、世界かポップかの二択を迫られたのなら、ダイは後者を選ぶだろう。
 心は、とっくに決まっている。
 なのに、本能がそれを裏切るのだ。

 三界の均衡を保つため、それを揺るがす存在を滅せよ、と。
 誰よりも大好きな人間を、その手で殺せ、と。

「分かる? おまえの存在って、オレだけじゃなくって……多分、世界にとってもすごく大きいんだ」

 キスの合間に、ダイはポップに囁き続ける。
 息継ぎの間すらろくに与えない熱烈なキスの合間の言葉を、ポップがちゃんと理解しているかどうか怪しかったが、ダイは一方的に彼に与える。
 キスと、滅びの言葉を。

「おまえが生きているだけで、世界が危うくなる。おまえは死ぬべきだって、竜の騎士の意思と記憶は言い続けている」

 感情と、本能と。
 真逆の思いが、ダイを苦しめる。
 それは、ダイを際限なく苛み続けた悩みだった。

「でもね、オレはおまえが好きだよ。……誰よりも、一番好きなんだ」

 一生告白しないでおくつもりだった気持ちを、ダイは涙と共に告げる。

「オレは……本当は、ずっと前から、覚悟していた。もしかして、オレこそが人間全てを滅ぼす存在になるかもしれないって。その時がきたら――多分、そうするしかないんだろうって」

 大魔王バーンと戦った時は、人間のためになら、全てが終わったら自分が地上を去ってもいいと思っていた。
 だが、完全に成人した竜の騎士となった今のダイは、違う。

 気持ちは変わらなかったとしても、今となっては竜の騎士の本能の方が強すぎる。おそらく、ダイは望んだとしてももう、自らの命を絶つことはできないだろう。

「いつか、オレは人間を滅ぼすかもしれない……! でも…、オレ……ポップだけは、殺したくない」

 もう一度、好きだよと告げて、深いキスを与える。
 名残を惜しみながらようやく開放した時には、ポップは溺れかけた人のように、浅い息を繰り返していた。
 苦しそうなポップを、ダイは優しく抱きしめる。

「だから――おまえが一人で抱え込んでいるものを、オレにくれよ。そうすれば、もしかしたら宿命を変えられるかもしれない」

 悩みに悩んだ揚げ句、ダイがやっと見つけた唯一の希望がそれだった。
 ポップを滅せよという衝動は感じているが、ダイにはポップの何が世界を揺るがすのか分からない。
 だが――それをはぎ取れば、ポップを殺さずにすむのではないか。

 その希望が、ダイを支えてくれた。
 もちろん、それはポップにとっては望ましいことではないかもしれない。しかし……それでも、ポップ全てを失うよりはずっといいように、ダイには思えた。

 問題はポップの何を奪えば、竜の騎士の粛正の対象を逃れられるか分からない点だ。
 もしかしたらそれは、大魔王バーンでさえ驚愕した、天才的な魔法のセンスなのかもしれない。

 それとも、二代目大魔道士としての名声や権力ゆえか。
 大勇者アバン以上に、自分以上の切れ者と言わしめた、その頭脳なのか。
 願わくば、それらではないことを祈りたい。
 そのどれを奪うにしても、ポップにとっては苦痛をともなうだろうから。

 そして、ダイが見い出だした希望が、皮肉にも黒の核晶だった。
 魔王軍との戦いの最中、黒の核晶こそが地上壊滅を果たす最重要アイテムだった。戦いが終わった今でさえ、人間達は黒の核晶を求めてやまない。

 ならば――こうは言えないだろうか。
 もし、ポップが黒の核晶の在り処を知る唯一の人間でなくなれば、脅威ではなくなる、と。
「ポップ……、オレに黒の核晶の在り処を教えてくれ……! そうすれば、オレが絶対になんとかするから……!」

 竜の騎士であれば、黒の核晶の威力を抑え込みながら爆発させ、消滅させるのも不可能ではない。
 無論、ダイにとっても命懸けの作業になるが、そんなのは少しも構わなかった。自分が命を懸けることでポップを救えるなら、それでいい。

 その最中、もし命を落としたとしても本望だ。
 もし、ダイが死ねば――ポップを滅する竜の騎士はいなくなるのだから。

「く…ろの…コア……?」

 まだ快楽の余韻が残っているのか、ポップの口調はたどたどしい上に、意味が分かっているかどうかも怪しい。
 だが、ダイは熱心にポップに訴えかける。

「ああ。黒の核晶の場所を、教えてくれ。頼むから、オレにおまえを殺させないでくれよ……! おまえだけは、殺したくないんだ、ポップ……ッ!」

 必死の訴えは、ポップの耳に届いたらしい。
 快楽に惚けていた黒い目に、いかにも彼らしいしっかりとした光が宿る。

 こんなレイプ寸前の今でさえ、状況を測ろうとするようにその目は、はっきりとダイを捕らえた。
 真っ直ぐにダイの目を見つめながら、ポップは悲鳴のあげ過ぎで掠れた声で言い放った。

「……ダイ…。おまえに、……黒の核晶の、在り処は…教えない」

「――!?」

 拒絶の答えを、ダイはすぐには受け入れられなかった。
 衝撃を受けるダイに、ポップは気息奄々の有様ながらもはっきりと自分の意思を告げる。

「何…を、されても…おまえが、何を言おうと、ダメだ……。絶対に、教えられな…い……!」

 その拒絶が、ダイに与えた絶望は大きかった。
 そして、深い悲しみが簡単に胸を喰い荒らす。

 最初にポップを押し倒した時以上の激情が、ダイを襲う。その衝撃に、今度はダイは耐えようとしなかった。
 暴れ馬の手綱は、解き放たれた。

「……そう、か。なら、いいよ」

 自棄っぱちに呟き、ダイはこの上なく大切に腕に抱えていたはずのポップの身体を、床に投げ出した。

「……っ!!」

 苦痛にポップが顔をしかめるのにも構わず、ダイはその細い足を掴んで無理に折り曲げさせる姿勢を取らせる。
 局部をさらけ出す格好にポップが狼狽するのを見て取りながら、ダイは自分の男芯を披露する。

 ポップを弄んでいる間にすっかり臨戦態勢にまで育った男の証は、開放を求めて脈打っていた。

「ダ、ダイッ!?」

 自分の身に差し迫った危険を悟ったのか、ポップがイモムシのように身をよじって逃げようとする。
 だが、ダイはしっかりとポップの細腰を掴んで、自分のものをあてがった。

 さっきまでダイが散々弄んだせいで、ちょっぴり赤く腫れ、ひくひくと動いている魅惑的な小さな孔――。
 一見固く閉ざされているように見えても、ついさっき、そこが複数の指をいかに柔軟に受け入れたかを身をもって知っているダイはためらわなかった。

 本来なら男を受け入れるようには出来ていない部分に、ダイは一気に自分の物を押し入れた。

「…ひぃ――っ!?」

 声になりきってない悲鳴が、ポップの口から漏れた。
 いくら慣らしたとはいえ、さすがに指と男性の物とでは太さも密度も違う。苦痛のせいか、ショックのせいか、さっきまで朱に染まっていたポップの肌が青ざめた。

 だが、ダイにとっては至福だった。
 きつい、だか、男根を隙間なく包み込む濡れた感触が、自慰や夢精では得られない快感を誘う。

 一部分だけで味わっているはずなのに、途方もない気持ちの良さが全身を震わせていた。とてもじっとしていられない刺激に、ダイは無意識に腰を動かしだした。
 その途端、ポップが身をのけ反らせて悲鳴を上げる。

「や…やぁあーーっ、ぁああーっ!」

「……いいよ、ポップ。その悲鳴、ゾクゾクする」

 すぐにも吐きだしたいと願う欲望を、ダイはグッと堪える。
 もっと、もっと、ポップを味わいたい。
 生まれて初めて身体に他人の欲望を受け入れるポップの、苦痛の悲鳴や表情すらもダイにとっては快楽だった。

「やめ…っ、や…だぁ……っ! 助け……ダイ…っ」

 助けを求める声音が、ついにポップの口から漏れる。
 歓喜に胸を躍らせながらも、ダイは突き放すように言葉をかける。

「いいよ。黒の核晶の在り処を教えるなら、やめてあげる」

 その言葉に、嘘はなかった。
 だが、ポップはダイの答えを聞いて、目を固く閉じて唇をギュッと噛み締める。
 その拒絶の態度が、余計にダイを煽るとも知らずに。

「強情だな。――なら、黙ってオレに犯されていなよ」

 大切で、大切でたまらない存在だからこそ、卑猥な侮蔑の言葉を投げつけるのは、奇妙な興奮を誘う。
 優しくしたいとも思っているはずなのに、もっと辱めたいとも思ってしまう。

 そのどちらが強いか分からないまま、ダイは欲望に急かれるままにポップを犯す。
 幾度か出し入れを繰り返し、ダイはポップの反応の差に逸早く気がついた。

「…ひ……っ、…やぁっ」

 小さく漏らす声に、かすかに混じる甘さ――それを聞き逃さずに、ダイは問い掛けた。

「ポップ……ひょっとして、抜かれる時の方が気持ちいいの?」

「……っ」

 途端に顔を赤くして、ポップが目を逸らそうとする。
 それは、自然な反応と言えた。
 まだほとんど性的に開発されていない身体ならば、そうそう後ろのみで快感を味わうのは難しい。

 異物の挿入を拒否するのは、人体としての本能なのだから。
 だが、排泄物を体外に出すのをある種の快感と捕らえるのも、また本能だ。与えられる苦痛を軽減するため、快感を強く捕らえようとする反応は、恥じるべきものではないだろう。

 だが、恥ずかしさという感覚は理屈を超えて襲ってくるものだ。
 そして、恥じらう相手を見て欲情する感情もまた、理屈抜きで強く込み上げてくる感覚だった。

「ポップって、思ってたよりやらしい身体してたんだね」

 ダイの言葉が、ポップのプライドを傷つけたのは疑いようがない。だが、半分泣きべそをかきそうになりながらも、ダイを睨みつけてくる目に、ひどくそそられる。
 目許に浮かんだ涙を本格的にこぼれさせてやりたくなり、ダイは欲望をこらえて前後運動を再開した。

「あ……ひぁ…っ、…ぅっ……やめ…っ!?」

 本能として、休む間もなくガンガン突きまくりたい欲望はある。
 だが、挿れる時よりも、引き出す時の方にゆっくりと時間をかけてやると、ポップは耐えきれないような声を漏らしだす。

 苦痛を訴えているのに、どこか甘やかさを含んだその声を聞いているだけで、達してしまいそうに気持ちがいい。
 それに、ダイを拒絶するように締めつけるだけだった部分が、次第に柔らかく、うねるように絡みついてくる感覚がたまらない。

 どこまでも無垢で、誰の手も知らずにまっさらだったポップを、自分の色へと染め替えているような支配感が、どこまでも興奮をかきたてる。

 ポップの目許に滲んでいた涙が、大きな玉となって連続で転がり落ちるようになってからようやく、ダイも限界を彼の中に欲望を放った。

「ポップ……出すよ」

 わざわざそう教えてやったのは、そう言われた瞬間のポップの表情さえ逃したくなかったせいだ。
 ショックに目を見開いたポップの顔を見ながら、ダイは達する。我慢に我慢を重ねた後での欲望の放出は、人生で初めてといっていい快感だった。

「…や……う…そ…だろ……?」

 信じられないとばかりに、目を大きく見開くポップに無理やり身体を重ね、唇を合わせた。
 犯された衝撃がよほど強いのか、ほとんど無抵抗なポップの舌を絡めとり、存分に味わう。

 くちゃくちゃと、互いの唾液が混ざり合う水音が嫌に淫らで、興奮を誘う。
 たったそれだけのことで、ダイの下腹部は再び漲りを取り戻し始めていた。

「いいよ、ポップ……! おまえの身体って、すっごくエロくて気持ちいいよ。上のお口も……下のお口もね」

 体内にまだ含んだままのものを意識させるよう、ぐいと腰を突き上げると、途端にポップの顔に怯えが走った。

「…や…っ……も、む、…り…っ」

「――じゃあ、黒の核晶の在り処を言う?」

「…………」

 途端に口を閉ざすポップの耳元に、ダイは舌を這わせる。

「聞こえる? ポップの下のお口……くちゅぐちゅって、やらしい音を立ているよ。もっと、もっといっぱい、オレのを注いであげるね……!」

 精液の放出で滑りが良くなったポップの孔を、ダイは今度は揺さぶり立てるようにかき混ぜだす。

「…あ……ぁあっ……あっ!?」

「まだだよ、ポップ。まだ、まだ、足りない……! もっと、おまえが欲しいんだ。もっと、もっと、ね……っ」

 一度達したとは思えない程、ダイ自身ははち切れそうな高ぶりと硬度を取り戻していた。
 ポップを相手にしていると、いくらでも没頭できそうな気さえする。
 いくら注いでも、注いでも、物足りない程に心が高ぶる。

 飢えるような衝動のまま、ダイはポップを貪らずにはいられない。戦いの時に感じる高揚感にも似た熱さが、ダイの全身を包んでいた。
 それは、犯されているポップでさえ感じ取れるものだったらしい。

「…あ…熱……、やだ……あつ…っ」

「ポップの中は、ひんやりしてる……すっごく、気持ちいい、よ…」

 ダイ自身でさえ分かる発熱だった。
 多分、今のダイは体温が通常人よりもずっと高まっているのだろう。そのせいで、ポップの体内が心地好い温度に感じられる。

 夢中になってポップに肉杭を打ち込み続けているダイは、自分自身の異常には気がつかなかった。
 逞しい筋肉で覆われたダイの背中に、起こった異変。
 それは、正上位で犯されているポップでさえ気がつきはしなかった。

 固く張り詰めた筋肉に、縦に二本の線が生じ、ひび割れ始めたのを。
 裂けていく筋肉は、しかし、一滴の血も流れなかった。代わりに割れ目が膨れ上がっていく。

 肉を押し退け、黒く、長い物が背を割った。見る間にそれは膨らみ、ダイの背中よりも大きく広がっていく。

「……っ!?」


 苦痛と、認めたくはない快楽に喘いでいたポップの方が、先にそれに気付いた。
 ダイの背中に、黒い羽が広がっていく様に。
 羽とはいえ、それは天使の翼とは程遠い。まがまがしいまでに黒く、どちらかといえばコウモリの羽を思わせる光沢を放っている。

 だが、コウモリの被膜の薄さや弱々しさとは無縁だった。
 それは、明らかに猛禽類系の逞しさと攻撃性を備えた翼――ポップにとっては見覚えのある翼だった。

 ダイの父親、バランが見せた、竜の騎士の最終戦闘形態の姿。
 ダイは、竜魔人となっていた。

「ぅうぅおおおおおおお――――!!」

 雄叫びが、轟く。
 体内から沸き上がる破壊衝動が、ダイを叫ばせていた。
 今すぐにでも周囲を破壊し尽くし、動くもの全てを皆殺しにしたい衝動が沸き上がってくる。

 だが、辛うじてそれを抑えられるのは、すぐ目の前に獲物がいるせいだ。すでにぐったりとしかかっているか弱い生き物……今まで感じていた欲望が、さらに倍にも膨れ上がった気がした。

 ただでさえ狭く感じていたポップの中が、きゅっとしまったように感じる。それはポップの中が狭くなったのではなく、自分の逸物が膨れ上がったせいだと、ダイは気がつかなかった。
 ただ、燃えたぎる欲望に目が眩んでいた。

「…だ……ぃ…」

 ポップのその呟きを聞いたのが、最後の記憶だった。
 完全に理性を失ったダイは、獣のごとく本能のままにポップを貪り、食らい尽くそうとした――。
 


                                     《続く》
  
  

4に続く
2に戻る
裏道場に戻る
 

inserted by FC2 system