『破邪の洞窟』(2021.12.18)

  

《粗筋》
 
 生い茂る森の奥に存在するカールの砦。相変わらず、二人の兵士が門を守っている。

 大広間では、エイミ、ダイ、マァム、ポップ、ノヴァに対してバウスン将軍が破邪の洞窟について、テラン王に送ってもらった古文書を前にしながら詳しく説明をしていた。

 フローラは最初からこの洞窟を利用することを想定し、砦をここに構えたのだという。
 神が呪文のすべてを習得できるように作った物であり、奥に行くほど強力な呪文と契約できるが、通路は複雑さを増し、罠も増える厳しい試練の洞窟だと説明するバウスン。

 心配そうなダイやマァムをよそに、ポップはズカズカと本に歩み寄り、手に取って読み始める。
 5つの輝聖石を使った集団呪文だと言う説明を読みあげるポップ。

 だが、ダイは暗い表情で俯き、あくまでも反対する。
 レオナが戦士ではなく普通の女の子で、パプニカの大事な姫だから、と。

ダイ「自分でそんなことしなくても……他の人に任せたって!」

 それを聞いたエイミが、それでは姫様に対して失礼だとムキになって反論する。
 しょんぼりするダイを取りなすためにか、マァムはダイが大魔王の恐ろしさを知っているからこそ、レオナを心配して反対しているのだと説明する。ポップも、それに同意した。

 ダイの心配を受け取り、謝罪しつつも、エイミはそれでもレオナのために、彼女の気持ちを分かって欲しいと告げる。

 と、マァムはダイを肘でつつき、もう大魔王と戦っている女の子はいると、むくれ気味に言う。そんなマァムを、おまえは計算外だとからかうポップ。

 その時、ドアが開き、アキームを初めとする兵士達やチウが、大きくどよめいた。ポップの襟を掴み上げていたマァムも、思わずそちらを向く。

 そこには、白い衣装を身につけたレオナとフローラの姿があった。
 ダイはレオナが変わった格好をしていたのに驚いたように彼女に呼びかけ、レオナは軽い笑みでそれに応える。

 未だマァムに襟首をつかまれたままのポップは、太股に大きくスリットが入り、胸の膨らみも露わな極薄の衣装に目の色を変える。
 ポップの気配を察知したのか、マァムはギロリと彼を睨みつける。

 フローラはこの衣装はカールの法衣で邪気を払う効力があると説明し、何名か護衛についてもらうと宣言した。
 それと同時に、メルルが人混みをかき分けて前へと進みでる。

 健気にも感知能力でお役に立ちたいと申し出るメルルに、レオナは一瞬戸惑ってから、笑みを浮かべてフローラを見やる。
 フローラは頷いて、一人目はあなただと認めた。

 それに対し、嬉しそうな表情を見せるメルル。
 あと一名を募集するフローラに、ダイが勇んで志願しようとする。

ダイ「おれが……」

 ダイの口を押さえ、ポップが手を高く上げて調子よく志願した。護衛するとノリノリなポップに、手を組み合わせ、うっとりとした視線を向けるメルル。

メルル「ポップさん……」

 土下座のように床に両手をつき、大仰な言葉でもっともらしいことを言うポップ。が、魅惑的な美女達の下半身を前に、決然としていた表情がだらしなく崩れ、鼻の下が伸びまくった緩みきったスケベ面に変化する。

 その顔を、勢いよく蹴飛ばしたのはマァムだった。
 怒ってポップに一言吐き捨てた後、マァムは笑顔でレオナに護衛を申し出る。
 レオナも、嬉しそうにこれに応じた。

フローラ「では、この4人で決まりね。あなたたちも法衣に着替えてもらうわ」

 蹴られた顎を押さえ、そんなとぼやくポップ。
 レオナはダイのところに近づいて、明るい調子で言ってくると告げる。まだ心配そうなダイだが、レオナはそんな彼を見て、自分を信用してないのかと膨れ顔を見せる。

 やる時はやると言い切り、会った時からそうだったでしょと念を押すようにウインクするレオナに、ダイはデルムリン島で会った時の彼女を思い出し、思わずのように吹き出した。

レオナ「え? なに?」

ダイ「会った頃を思い出したら、つい」

レオナ「なによぉ、それ?」

 元気さを取り戻したダイは、突然、駆けだした。呼び止めるレオナに振り向きもせず、ダイは駆ける。

ダイ「レオナが行ってる間、おれも出来る限り特訓だ! 大魔王の前では、おれがレオナを守ってやるよ!」

 一瞬キョトンとした後、嬉しそうに微笑むレオナ。
 走るダイを避けるため、兵士達は自然に左右に分かれて道を空ける。ノヴァは全員に、武器屋装備の総点検を命じると、兵士達は嬉しそうに拳を天に突き上げて応じる。

レオナ「ノヴァ」

 近づいてきたレオナの呼びかけに、ノヴァは振り返る。

ノヴァ「はっ!」

レオナ「ちょっと……お願いがあるの」

 真剣な表情で、レオナはそう言った。







 場面は変わって廊下。
 メルル、マァム、レオナかフローラが一直線になって歩いている。

メルル「マァムさん……! ポップさんに、厳しくしすぎじゃありませんか?」

 彼女にしては珍しく、棘の感じる口調でメルルが言う。

マァム「ポップぅ? だってアイツ、世界が滅びるっていう危機感がないんだもの!」

 彼女達がとある部屋に入ったのと同時に、廊下の向こうからまだ顎を押さえているポップが歩いてくる。
 マァムの声を聞きつけたポップは、声の聞こえてくるドアに耳を寄せる。
 







 室内。
 机の上には揃えて置かれたマァムの手袋の横に、彼女の帯がしゅるりと置かれる。
 メルルはきちんと畳んだ服を、机の上にそっと置いた。

 その間も、フローラの口からミナカトールの説明が続けられる。

 ストッキングのかけられた椅子の背に、ばさりと放り投げられるマァムの武闘着。
 着替えながら、マァムはなぜと問う。

マァム「でも、どうしてその5人はアバンの使徒なんですか? 私なんか、回復魔法ぐらいしかできないのに」

 そんなマァムに向き直り、フローラは彼女にアバンのしるしを握って、一番心配している人のことを考えるように促す。
 素直にそれに従ったマァムが思い出すのは、包帯だらけの姿のヒュンケル、そしてクロコダインのことだった。

 握り込んだ両手の中から、赤い光が漏れだす。
 手を開くと、透明のはずのアバンのしるしが赤く光っていた。その事実に驚くマァム。

メルル「しるしが赤く輝いている……!」







 ドアの外側にいたポップもその会話を聞き、鍵穴からもれる赤い光も見ていた。







 室内にいるフローラは、その光がマァムの魂の色だと説明する。
 ミナカトールに必要なものは魔法力だけではなく、邪悪に打ち勝とうとする人間の心にある。輝聖石はそれを増幅する力があるのだとも。
 マァムの力は慈愛の心だと告げるフローラ。

 アバンは力や技の優劣より、こころの力を重視し、世界を救うに相応しい者に印を与えてきた。弟子達にはそれぞれ違った力があり、だからこそ彼らにしかミナカトールは出来ないのだという。







 廊下で、鍵穴に耳を押しつけるようにして、それを聞いているポップ。






 それぞれにしかない心の色がある――フローラの言葉が終わる頃、マァムの持つアバンのしるしの光が消え、目を見開いてしるしを見下ろす彼女の顔が映し出される。






 廊下にいるポップも感心したようにそれを聞いていたが、自分の色に興味を抱いてアバンのしるしを握り込む。
 気合いを入れて、両手で握り込むポップ。
 が、しるしは光らなかった。

 ショックを受け、再度試すポップだがやはり反応はない。焦って無闇にアバンのしるしを振り回すポップ。

マァム「だれ?」

 その音に気づいたのか、マァムが不機嫌そうに誰何の声をかけてくる。
 怒った表情で扉を開けたマァムは、警戒して周囲を見回すが、そこに人影はなかった。どうしたのかと、メルルも部屋から出てくる。
 人の気配がしたから、ポップか誰かが覗いていると思ったというマァムは、まだ納得しきっていないのか疑惑の表情のままだ。






 一方、砦の外へ逃げ出したポップは、森の中まで走っていった。木に手をついて息を整えながら、焦りと共にアバンのしるしを握りしめる。
 光らせ方があるはずだと自分に言い聞かせるポップは、アバンのしるしが光らなければ自分がみんなの足を引っ張ることになると焦りを感じていた。

 自分もアバンに選ばれた使徒だと自分に言い聞かせようとして、ポップはハッと思い出す。
 アストロン状態でアバンのしるしを与えられたダイとポップは、マァムやヒュンケルのように卒業を認められたわけではなかった。

 自分にはアバンの使徒の資格はないのではと、強い衝撃を受けるポップ。
 だが、ポップはそれを打ち消すように強く否定し、しるしを光らせる方法を見つけようと、強く決意し、その場から駆けだしていった――。







 その頃、フローラ達は破邪の洞窟前にいた。
 入り口の上下にある尖った岩がまるで歯のように見える、顎(あぎと)じみた洞窟に、フローラ、レオナ、マァム、メルルの四人は立っていた。

フローラ「この古文書は、大昔に破邪の洞窟に入った賢者が残したもの。地図も書き込んであるわ」

 ミナカトールは地下25階にあるという。
 フローラは淡々と、探索に使える時間は20時間だと説明し、メラを唱えて手にした長いロウソクに火をつける。

 一本で10時間燃えるそのロウソクが消えたら、地上へ戻らないと行けないというフローラ。
 フローラは迷宮脱出呪文・リレミトをつかえるが、邪気の強い破邪の洞窟ではよほど強い方法で邪気を払わない限り、リレミトは使えない。
 行きも帰りも同じ時間を要するのだという。

 10時間で25階にたどり着けない場合、ミナカトールは諦めるのかと質問するレオナ。
 その場合はヒュンケル達の救出に専念すると言いながら、フローラはメルルに古文書を預けた。

 地図と、メルルの能力があれば、モンスターに気をつけさえすれば短時間で目的地にたどり着けると考えているフローラ。
 彼女に行きましょうと促され、少女達は深く頷いた。






 フローラを先頭に、レオナ、マァム、メルルの順に階段をゆっくりと降りていく。
 不気味さを感じつつも冷静なレオナに対し、メルルは地下深くに潜む邪気に怯えている様子だ。

 そんな中、マァムはいきなりスカートの裾をまくり上げる。
 メルルは焦ったようにマァムの名を呼ぶが、マァムは裾が邪魔だと腰に巻き付けてしまう。

 太股丸出しの格好になったマァムを、メルルはどこか咎めるような声をかけるが、レオナはすでに諦めていた。

レオナ「いいのよ、メルル。この子は、こーゆー子なんだから」

 しかし、メルルはマァムがそんなだからポップが悪影響を受け、いやらしいことに興味を持つんだと主張し、ご立腹。会った時からポップはスケベだったと言い返すマァム。

メルル「そんなことありません、ポップさんは……」

 食い下がるメルルとマァムのやり取りに、レオナは混戦模様だとため息をつく。そんな三人にフローラはピクニックではないとたしなめ、先に進む。
 薄暗い通路の先に現れたのは、複数のスライムだった。
 真っ先に身構えるマァム。レオナは「基本ね」と呟いた。






 弱いが数の多い敵に、マァムは姿勢を低くして攻撃態勢を取る。が、フローラはロウソクを持った手でマァムを制し、道具袋から取り出した鞭を一閃してスライムを打ち据えた!
 その一撃だけで、あっさりと逃げ出すスライム達。

 時間のロスは避けなければと言い、先に進もうとするフローラ。
 マァムは地下一階で身につけられる呪文について、質問する。本を見たメルルがトラマナと応えるが、その呪文をすでに習得しているレオナはパスだと言った。
 しかし、フローラは全部パスと言い切った。目指すは25階のミナカトールのみ――。






 同じ頃、地上ではダイとノヴァが特訓していた。
 激しく剣を打ち合う二人を、木の陰から見守るポップ。特訓に夢中の二人は、ポップの存在には気づいていない。

 自分と同じように、仮免としてアバンのしるしをもらったダイを気にするポップ。
 すっかりと元気と闘志を取り戻したダイは、大魔王バーンと戦う決意を固めていた。

 ダイの胸元、服の下からかすかに光が漏れたことに気がつくポップ。一瞬だったが、それは紛れもなくダイの心の色の発動だった。
 それを見て息をのむポップ。

 マァムだけでなくダイもしるしを光らせられると知り、自分だけが出来ないことを強く意識したポップは、衝撃を受ける。
 早くなんとかしなければと、時間が無いという焦りのままにその場から駆け去った。






 ポップが側にいたことに気づかないまま一旦手を休めたノヴァは、自分の剣を背の鞘に収める。

ノヴァ「ふうっ……ここからの特訓は、このアバンの書に基づいてやっていこう」

 側の岩の上に置いたアバンの書に目をやりながらそう言うノヴァに、ダイは元気よく頷いた。







 同じ頃、岩山だらけの場所。
 そこに一人、立っているポップ。

ポップ「自分を追い込んで……絶対に……っ、絶対に!」

 思い詰めた声でそう叫ぶと、両手から炎を氷の呪文を生み出す。ポップの胸には、いつもは服の下にしまい込んであるアバンのしるしがぶら下がっていた。
 メドローアを生み出し、近くの山頂を砕くポップ。轟音をたてて岩山は崩れるが、胸元のしるしは一向に光を見せなかった――。






 同じ頃、破邪の洞窟ではお化けキノコを向かい合うマァムが、一旦、大きく後ろに飛んで距離を取り、勢いをつけて前蹴りを喰らわせていた。
 一撃で敵を倒したマァムは、得意げに仲間を振り返る。
 レオナは同じく得意げに、メルルは少しはにかみながら笑みを返した。フローラはそれぐらい当然とばかりに、すまし顔だ。

 古文書の情報を見もせずに把握しているフローラに、感知能力でモンスターの気配を察知するメルル。
 が、その時、レオナは嬉しそうに声を上げてかけだした。先頭を切るフローラを追い越す。

レオナ「あっ!」

マァム「どうしたの?」

レオナ「ツボがっ、ツボがあるっ、中身はなにかしら?」

 嬉しそうにツボを覗き込むレオナだが、フローラ達はツボに見向きもせずにさっさと通り過ぎる。

フローラ「急ぎましょう、階段を見つけて」

レオナ「え、えぇえ? 洞窟にあるツボを無視?」

 まだツボに貼り付いたまま、レオナはそうぼやいていた。






 夕方の森。
 闘気をみなぎらせたダイは、息吹と共に気合いを高めていた。少し離れたところにいるノヴァも、全身から闘気を放ち、気迫を高める。
 ために溜めた気合いを、アバンストラッシュとして放つダイ。
 斬撃が空を切り、一直線にノヴァへと飛ぶ。

 その攻撃を、闘気を纏った剣で迎え撃つノヴァ。勢いに推され、踏ん張る足ごと後ろへ持って行かれてしまう。後ろにあった木にぶつかったことでようやく止まったが、同時にノヴァの闘気も消えた。
 それだけですんだことに、安堵の息を吐くノヴァ。

 ダイは技が使い分けられると、大はしゃぎだ。
 
ダイ「今のが飛んでくタイプのやつだろ?」

 アバンの書を見ながら、ノヴァはアバンストラッシュには二種類あることを説明する。
 闘気を飛ばす遠距離攻撃型のアロータイプ。
 闘気ごと体当たりするブレイクタイプ。

 どちらも一長一短があり、状況によって使い分けが必要だと説明する。
 それを聞いて、今までそんなことを知らないまま戦っていたと反省するダイ。なんだか恥ずかしいと頭をかくダイに「そう恥じることはない」と言い、ノヴァは小石を拾って岩の上に乗せる。

 オーラブレードの使い手のノヴァは、飛ばすタイプの闘気の扱いには自信がある。
 見本を見せるように闘気を飛ばすノヴァだが、小石には掠りもせず、近くにあった木を倒してしまった。

 闘気技の難しさを、自分の攻撃失敗を元に立証し、説明するノヴァ。アバンはダイがそこまで早くアバンストラッシュを使いこなせるとは思わなかったから、技の違いを教えなかったのだろうと言う。

 ノヴァの慰めに納得しながらも、自分がちゃんと字を読めていたらマトリフに本を貰った段階で知っていたはずなのに、とバツが悪そうに言うダイ。
 それは君のせいだとキッパリ言うノヴァは、特訓に付き合ってくれる気満々だ。

 礼を言うダイに、ノヴァは礼はレオナ姫に言うように促す。自分に頼んだのは、彼女だから、と。
 無事に帰れたらの話だと言いながら、空を見上げるノヴァはどこか心配そうだった。
 だが、ダイは確信があるようにレオナは大丈夫だと言いきる。
 
ノヴァ「……信頼してるんだな」

ダイ「レオナは一度言い出したら、必ずやっちゃうんだ。昔っからね……!!」






 その頃、洞窟内ではレオナの悲鳴が響き渡っていた。
 彼女の前には、舌を蠢かすミミックの姿が。
 地面を蹴って高く跳び上がったマァムは、肘打ち一発でミミックを沈める。ショックを受けたように、その場に崩れ込むレオナ。

 そんなレオナに、マァムは怒って叱りつける。うかつに宝箱を開けるなと、何度も注意済みのようだ。
 だが、レオナは照れ笑いを浮かべながら、見かけて開けないのも勿体ないと思わないと言う始末で、全く反省の色が見られない。

マァム「レオナって……お店に行くと絶対、山のように買い込むタイプでしょ」

 呆れたようにマァムが言った言葉は、レオナの痛いところを突いたのかよろめいた。
 それでも、レオナは世界を救う武器があるかもしれないと言い訳がましく苦笑する。

 フローラはレオナに見向きもせず、メルルにこれまでの収穫を問う。
 檜の棒二本と216Gと答えるメルル。安っぽい木の棒をバッテンの形に持ち、ダメ出しをする。

メルル「世界を救えるものでないことは、間違いないみたいですね」

 しょぼんと落ち込み、レオナは開き直ってズンズン進めばいいんでしょうと一人、先に進み出す。

 フローラは残り少なくなったロウソクを見ながら、まだ地下18階で、そろそろ帰還を考え無ければいけないと呟く。

 その時、メルルが何かに気がついた。
 先を行くレオナを引き留めるメルル。
 まだ拗ねているレオナは「また、あたしがなにかした?」と不機嫌気味に答えるが、メルルはそれにたじろいだのか何かいいたげに言いよどむ。

 レオナやフローラに促され、メルルは自信なげに一種の予感を感じたと口にする。早く言ってと急かされ、この階に長居すると危険な気がすると、控え目に訴えるメルル。

 驚く一同。
 その直後、床に亀裂が入った。崩れる床に悲鳴を上げる少女達。フローラの指示で、階段へと戻る。必死で駆ける四人のすぐ後から、ボロボロと崩れ落ちる床。

 走りながらも、苦しい息の中でレオナはそういうことは早く言ってとメルルに一言文句を言う。申し訳なさそうに、「はい」と答えるメルル。
 ようやく階段まで駆けつけた四人だが、階段を上そうとしたメルルはバランスを崩し、後ろに倒れ込む。残る三人も床の崩落から逃れられなかった。

 悲鳴を上げ、落下する四人。
 崩れ落ちる中、一足先に床に落ちたロウソクは、落ちてきた大岩に潰されてしまう。
 そして、悲鳴も消えて暗闇だけが広がった――。


 


《感想》

 破邪の洞窟の説明役が、バウスン将軍になったのは意外な改変でした。
 原作ではナレーションで説明されていることもありますが、このシーンでは出番すらなかったのに(笑)

 破邪の洞窟の説明に、原作にも登場していた謎の勇者達が出てきたのは嬉しかったです。
 しかし、みんなが説明を聞く中、ポップときたら無許可で古文書を読んでいますね(笑)

 原作では、ポップは後にこっそりと覗き見したことになっており、内容も半分ぐらいはちんぷんかんぷんだったと言っていましたが、アニメではポップはこの場でチラ見しただけで内容を把握し、しかも詳細に記憶した設定になっています。

 輝聖石の説明シーンで、幼いマァムやヒュンケル、アストロン状態のダイとポップにアバン先生がそれぞれアバンのしるしをかけてあげる回想シーンが流れたのは嬉しかったです。

 ミナカトールの五芒星が、花を思わせる丸みを帯びたデザインになっているのがなんだかおしゃれで可愛いですね。

 反対するダイが『誰かに任せれば』などと、ものすごい無責任な台詞を言う改変になっていました。

 原作では、ダイはマホカトールならポップにも出来たからと食い下がり、ポップはマジカルブースターの石の補助があったから出来たことで、自力ではできないと説明しています。

 データ的にポップの習得呪文にマホカトールが入っていないこと、質問コーナーでポップ自身があの時しかつかえなかったことなどと補助説明していたという息の長い伏線が交えられていたシーンでもあったのですが、説明が煩雑になるせいかバッサリカットされちゃってますね、残念ですが。

 ダイとエイミさんがレオナの参戦についてやり合った後、マァムが自分が女の子扱いされないことに文句を言うシーン。
 原作では、エイミの話を聞いてダイが俯く一コマが入っていました。
 
 反対したいと思うダイ自身の気持ちと、レオナの気持ちの両方を知って葛藤するシーンであり、短くても好きなシーンなのですが……なぜ、アニメではエイミさんの台詞のすぐ後、間髪入れずにマァムの拗ねるシーンにしちゃったんでしょうね?

 これでは、マァムが空気を読めない女の子のよう……いや、元々空気は余り読める方ではない天然さんだとは思いますが(笑)
 まあ、このやり取りで雰囲気がなごませるのが目的なので、ダイの一コマを省いても仕方が無い気もしますが。 
 破邪の洞窟の説明でさえ、端折っていますしね。

 フローラ様とレオナの登場にみんながどよめくシーン、なぜにちゃっかりとアキームさんやチウが登場?(笑) 原作で騒いでいたのは、一般兵だけだったんですが。

 まだ、ロモス決勝進出者達なら分かるのになぁと思いつつ、ふとアキームさんのプロフィールを確認。
 24才の独身……ふむ、納得(笑)

 チウの頭の上にはゴメちゃんが乗っていましたが、他の人達が大喜びしている中で彼だけはきょとんとしていました。君だけは、いつまでもそのまま純粋でいて♪ ……ある意味、ゴメちゃんこそが一番マァムにセクハラしてはいるんですけどね(笑)

 ポップが極薄の服に反応した直後、マァムが怒っていますが、これもアニメの改変。
 原作ではこの時、すでにマァムはポップを手放し、素直に二人に注目しています。

 また、アニメではフローラが護衛の必要性を明言していますが、これも改変ですね。
 原作ではフローラは衣装の説明だけで、これから破邪の洞窟に向かうことを宣言しているのはレオナであり、他のメンバーには戦いの準備を命じています。

 この指揮権の差が、アニメと原作での違いになっています。
 原作ではフローラが途中から指導者として参加している形で最高指導者の地位が曖昧な描写でしたが、アニメでは合流時以降、完全にフローラがレオナ以上の立場の指導者として実権を握っています。

 また、メルルの申し出に原作ではレオナがフローラに目線で意見を求めているのは同じですが、原作では心配そうな表情をしているのに対し、アニメでは嬉しそうな表情をしていますね。

 後、原作ではフローラがメルルの仲間入りを認める際『後、一人か二人なら構わない』と発言しているのですが、アニメではこの台詞はカットされています。
 なのに、なぜかメンバーは4人と最初から決まっているような台詞展開になっている辺り、違和感があるのですが。

 他に、メッチャ細かい差として、ダイの志願するときの台詞。
 アニメでは「おれが」でしたが、原作では「おれも」でした。

 ポップの志願直後、メルルが嬉しそうに目を潤ませるシーンも、アニメの改編です。
 ポップの土下座シーン(笑)、レオナとフローラの姿に白くフォーカスがかかって眩く輝いていたのには笑っちゃいました。む、無駄に美しいシーンですね。

 顔を上げたポップの目の前で、その輝きのまま二人の下半身がアップになっていました。
 見比べると、レオナの方が色白で細いですね。フローラ様の方が豊満というか、円熟した太股のラインが露わになっていました。

 あの、原作よりも露出度が上がっているのですが(笑)
 原作ではこのシーン、薄い布地が股間や太股に貼り付くなまめかしいカットを、ポップが鼻の下を伸ばして注目しています。
 
 アニメでは、ポップの真顔からスケベ面への変化をきっちりと描写するように改編しています。BGMもまともな曲から間延びしたように変調させていますし、めっちゃ手をかけていますね(笑)

 後、原作ではボディーガードがアニメでは護衛になっています。
 原作で固い言葉だったのがアニメでは分かりやすい言葉に変換されることが多いので、カタカナ言葉から漢字に変わる変化は珍しいですね。

 ダイとレオナの会話、回想シーンの後に二人の短いやりとりの改変があったのは、なんだか嬉しかったです♪
 ダイの台詞、アニメと原作では微妙な差があります。
 
原作「同じ時間で、おれも出来る限りの特訓だ! 大魔王の前では、おれがきっとレオナを守ってやるよ!」

 前半部分は分かりやすく言い換えただけですが、後半では『きっと』と言う言葉が抜けています。また、原作でのダイは素早い動きであっと言う間に広間から飛び出していますが、アニメではダイを避ける兵士達の動きが追加されていました。

 その代わり、チウと獣王遊撃隊の出番と台詞がなくなっていましたけど(泣)

 廊下を歩く女の子達のシーンと会話がプラスされたのは嬉しいですが、映っているのが下半身で表情が見えなかったのが残念!
 メルルがマァムに文句を言っていますが、これもアニメの改変です。

 マァムの台詞の方は微妙に改変されていますが、本来フローラに対しての愚痴であり、原作では怒っているのはむしろマァムの方だったんですよね。
 個人的に残念なのが、廊下を歩いているポップが顎をさすりながらマァムの力について独り言を言っているシーンがなくなったこと。

 さらに楽しみにしていたポップののぞきシーンが、盗み聞きシーンになってしまった……っ! いや、まあ、多分こんな感じになるとは思っていましたが。

 マァム服の無造作な置き方に対し、きちんと折りたたんだメルルの服の置き方に性格が出ていますね。
 にしても、着替えシーン!
 二人とも上から服を被っていますが、襟ぐりが深い服なのになぜかシーツのように隙間の見当たらないまとまりっぷりになっているのが疑問です!

 しかし、実際に服を着た後、マァムが髪のリボンを、メルルが後ろ髪を服から払うシーンはいいですねえ。動きが細かくて綺麗で、ついつい見惚れてしまって、フローラ様の説明が一向に耳に入ってくれません(笑)

 そして、これだけはいいたいです……メルル、意外と胸がありますね。
 原作では、法衣を着ていても胸に本を抱え込んでいることが多かったので、法衣を着たままの姿もちゃんと見せてくれなかったメルルの貴重なセクシーショットです!

 着替えの露出度大幅ダウンもそうですが、マァムの台詞が改変されているのも、悲しい点。

原作マァム「……でも、どうして大破邪呪文は私たち五人じゃなきゃできないんですか? ポップならともかく……私なんか回復魔法ぐらいしかできないのに……」

 ナチュラルにポップのことを口にしている辺り、マァムがそれなりに彼を意識しているんだと思えて好きな台詞だったのですが、バッサリとカットされています。

 マァムがヒュンケルのことを思い出す時、回想としてヒュンケルが包帯姿だったのに対し、クロコダインは武装したいつもの格好でした。原作通りですが、マァムの無意識下の二人のイメージなんでしょうね。

 原作では二人ひとまとめでしたが、アニメでは一人ずつのカットして登場していました。

 フローラ様がアバンのしるしについて語るシーンで、4つの石がそれぞれ輝いているシーン、アニメの改変ですが、左からポップの緑色、マァムの赤、ダイの青、ヒュンケルの紫となっていました。

 アバンのしるしの中にマァムの顔が映り込む演出、いいですね。アニメでは時折、刃にキャラクターの顔が映し出される演出がありますが、好きな演出です。

 アバンのしるしが光らないと、焦って何回も試すポップのリアクション、いいですね。
 そして、それに気づいて外に出るマァムですが、原作ではこの時、ベルトを締めていない格好でしたが、アニメではベルトをした姿になっています。

 ポップか誰かが覗いていると思ったと言う時のマァムの拗ねた表情、なんかいいですね。マァムがストレートな怒りではなく、他人を疑うような目つきの悪い表情をするのは珍しいので、それが二回もある今回の話は美味しいです。

 ポップが自分はアバンの使徒の死角はないとショックを受けるシーン、いきなり画面全体が暗くなり、鏡が割れるような効果は原作通りながら、アニメだと一層迫力がありました!

 マァム同様、しるしの中に顔が映り込む演出が挿入されていましたが、明るい光に満ちていたマァムバージョンと違い、ほぼモノクロの沈んだ色彩の中、目もはっきり見えないほど俯き、歯を食いしばっているポップの表現がよかったです。

 どこまでも暗い色彩から、不意にポップの決意に満ちた目へと移る演出も良かったですし。
 原作では、このシーンではポップはどこか頼りなげな、すがるような目でアバン先生を回想していましたが、アニメではじっとしていられないとばかりに駆けていく姿に改変されていました。

 破邪の洞窟、原作では入り口に鉄柵がありましたが、アニメではありませんでした。原作では洞窟に辿り着くまでの護衛だったか二人の兵士が付き添っていましたが、アニメではやはり登場していませんでしたね。

 女の子達の帯の色がそれぞれ違っているのを目視できて、感激! トーンの違いなどで色合いが違うのは漫画でも分かっていましたが、あの服、結局はカラーにならなかったから色合いが気になっていたんですよね〜。
 
 フローラ様は紫、レオナは薄い水色、マァムは朱色、メルルは黄色っぽいオレンジと、それぞれ違う色合いでした。
 全員、思っていた色と違っていました!(笑)

 個人的に、フローラ様は紺色、レオナは青、マァムは武闘着と同じ赤、メルルが朱色かと思っていましたよ。
 全員が同じ衣装なので、帯は目立つ色合いでメリハリをつけるのかなと思っていたのですが、帯はそれほど強い色彩にしていませんね。

 また、同じ衣装で三人がそろった並んでいると、肌の色合いの差も見分けやすかったです。
 色白さでは、メルルが一番白くて、次がレオナ、健康的なマァムという順なんですね。お姫様より色白なメルルに萌えです♪

 ところで、破邪の洞窟の説明部分は長いだけにかなり略され、順番も改変されています。

 原作ではフローラはいきなりロウソクをつけ、時間制限について説明、リレミトが効かないことを話し、目標は地下25階だと告げています。
 アニメでは、目標を真っ先に話し、ロウソクをつけ、時間制限について話しています。

 着替えシーンの次に期待していたマァムの尻端折り姿、ミニスカレベルでした〜。パンツは絶対見せない巻き方で、メルルにそこまで文句を言われるような露出度ではない気がするのですが。
 僧侶戦士時代と同レベルなのに……でも、考えて見たらメルルは僧侶戦士マァムとは会ったことがなかったですね。

 メルルのポップへの援護台詞、聞き取れた部分だけ書き取りましたが、後半はレオナの声が被ってよく聞こえませんでした。
 レオナのぼやきセリフにも改変が。

原作レオナ「この子は昔っからず〜〜っとこうなんだから……」

 連載時はこの時期は連載開始から5年目だったため、違和感のない台詞でしたが、ストーリー中の時間の流れではレオナとマァムが会ったのは実は50日前なので、昔という言い方は変だと改変されたのかもしれませんね。
 アニメでの改変台詞の中で、一番納得できて、不満のない改変です!

 後のシーンになりますが、ダイがポップに「おまえは昔からずっと天才だった」と言う台詞も、同じ考えて改変されるかもしれません。
 
 また、フローラ様は原作では『女の子同士のピクニックではない』とたしなめていますが、アニメではただのピクニックに改変されています。こちらは相変わらず、女性差別への警戒がヒシヒシと感じられますね(笑)

 スライムを鞭打つフローラ様の蔑んだような目に痺れますっ。でも、ちょっと怯えるメルルや、女王様関連のセリフはカットされていましたよ〜、残念無念。

 ダイとノヴァの特訓シーン、迫力があってよかったです♪
 密かにショックを受けるポップもいい感じでしたし。ただ、残念なのが原作でここに挟まれていた、ちょっとお間抜けな獣王遊撃隊の訓練風景がカットされていたこと。

 ノヴァのアバンの書に関する台詞は、アニメの改変ですね。
 息を切らしながらの台詞に、声優さんの演技力に感心しました。

 切羽詰まったようなポップの特訓シーン、いいですね♪ 原作では直接は描かれていなかった部分を描写している感じ。でも、自然破壊もいいところだとは思いましたが(笑)

 おばけキノコが『グヘヘ』と笑っていましたよっ、うわ、可愛くないっ。まあ、元々あまり可愛いモンスターではないのですが、もうちょっと面白い鳴き声だと良かったのにー。
 これも原作にはないシーンですが、なぜにこのモンスターをセレクトしたのかっ。

 しかし、お化けキノコめちゃくちゃ大きいですね、背丈がほぼ人間大っ。それでいて横幅が背丈と同じぐらいあるのだから、人間から見るとクマよりも多い相手になります。植物系だから、重さはあまりないかもしれませんが。

 攻撃の瞬間、マァムのスカートの裾が思い切り伸びて膝上10センチ丈ぐらいになっちゃいました。
 もちろん、まくれるなんてことも無く鉄壁です。
 
  マァムが前衛、フローラがやや後衛気味の前衛で、レオナとメルルは完全に後衛ですね。

 レオナはまだギラやヒャドが使えるけれど、メルルが使える魔法はホイミだけのはずなので敵の位置を把握するナビゲーターな感じです。メルル、マネージャーっぽくて可愛い。
 でも、メルルは階段の位置は分からないようなので、結局探索には時間がかかるみたいです。

 ツボに夢中になるレオナが、らしくっていい感じ♪ これも嬉しい改変です。

 ええ、思いっきり彼女に賛成です! 洞窟内でもよそのお宅でも、ツボを見たら覗き込むのは勇者一行の嗜みというもの! ……たとえ、それで悪魔のツボにでっくわしたとしても、牢屋に放り込まれたとしても(笑)

 ついでに言うなら、ツボは町にあろうと洞窟にあろうと、たいした物などはいっちゃいませんよ。当たりと言えるのは、せいぜい小さなメダルぐらいです。

 しかし、ツボどころかレオナまで無視しているように見えるのは気のせいでしょうか?(笑)

 ダイの特訓、カッコイイのですが。実力的にはダイの方がノヴァを上回っているのは間違いないのですが……アバンストラッシュ・アローを『飛んでくタイプ』と呼称しやがりましたよ、この勇者様(笑)

 そして、ノヴァですが、本を開く前からアバンストラッシュについて語り始めていたので、訓練前に読んでざっと内容を頭に入れているみたいですね。で、細かい部分を補足するために見直している感じです。
 ……知識面では、ノヴァの方が上回っているのに一票。

 闘気技の難しさを力説するために実証したノヴァ、失敗したのにドヤ顔しているのが妙に可愛いです。大分素直になりましたが、上から目線はデフォみたいですね。

 レオナが頼んだシーンが、回想として映されたのは好印象です。
 ノヴァの「信頼している〜」の台詞は、アニメでの改変です。ダイがレオナとの付き合いを昔からと言っている点は、改変されていませんでした。

 ダイが初登場した偽勇者の話から三ヶ月後にレオナに会っていますが、実はレオナに会ってから連載までの日数は明記されていないので、どれぐらい経っているのか不明ですが、まあ、12才というダイの年齢を考えれば数ヶ月前でも『昔』でしょうね。

 得意げにウインクするダイに被さるように出現する、レオナの絶叫シーンという切り替え、コミカルでいいです。
 ミミックの、どう書き写していいのか分からない鳴き声がユニークすぎて、笑っちゃいました。

 マァムの台詞、原作とは微妙な改変が。

原作マァム「レオナって絶対店屋に行くと山のように買い込むタイプでしょ」

 『絶対』の位置と、店の言い方が違っています。
 メルルが檜の棒を交差して持っているシーン、原作ではただ持っているだけに見えましたが、アニメで檜の棒がアップになっていると、バツの字を強調してダメだしをしているように見えるから不思議(笑)

 原作にあった、落ち込みレオナの頭に剣が突き刺さるコメディーシーンがカットされたのはちょっと残念でした。

 しかし、先に進むレオナを横から見る構図に、思いっきり感激!
 横からだと、太股を見せるスリットがよく見えますっ。

 そもそも、女の子達のスカートが、恐ろしいまでに鉄壁なんですよ。
 スカートをまくり上げたマァムでさえ、鉄壁は崩れません。
 原作ではそもそも、マァムの服の裾は思いっきりまくり上げていて完全に下着が見えていたのにっ。

 特にメルルは、正面向きからではスリットが入っているとはとても思えないぐらい足が見えませんでした。フローラ様やレオナでさえ、時々スリットから足がはみ出て見えていたのに〜。

 が、横向きシーンではメルルの太股もちゃんと見えています。メリハリの利いたマァムの足と比べると、細いですね、やっぱり。
 手足をやけに大きく振り回して歩くレオナも、実に可愛いです。

 でも、落下シーンでさえまくれあがらなかったスカートの鉄壁さには唖然。原作では、レオナのスカートなど全開になっていたというのに……っ。

 落下シーン、落ちながらも姿勢を保とうとするフローラ様には感心しました。
 後、ロウソクが先に落ちて、火が消えてしまったのはアニメの改変ですね。

 原作では落下しても、フローラ様はロウソクを手放していませんでしたから。

 エンディングで、モンスター役が4人もいたのに呆れました。え、ええー、わざわざあの鳴き声のために声優さんを頼んだとは(笑)

 次回予告、ダイとノヴァの特訓の話をしつつ、活躍しているのはマァムでした(笑) 後でちゃんとダイとノヴァのカットもあったのですから、ナレーターと画像はすり合わせて欲しいのですが。

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