『「絆の力」の凄さ』 |
1話『両親への想い』(イベントシーン)
明るい森の小道。 ダイ「あのさぁ……ポップ」 ポップ「うん?」 ダイ「お父さんやお母さんに……会いたくなることってある?」 ポップ「親父はねぇけど……母さんには、まぁ正直……たまにはあるな」 ダイ「そっか」 ダイ、目を閉じる。 ダイ「おれもいつか会ってみたいなぁってちょっと思ってさ」 ダイ、目を開ける。 ダイ「顔もなにもわからないのに変だよね」 ポップ「変じゃねぇよ! なあ、主人公」 主人公「変じゃない」 主人公「ちょっとわからない」 ポップ「つーか、ダイ。おまえ、おれより年下だろ?」 ポップ、目を閉じる。ドヤ顔っぽい。そして、目を開ける。 ポップ「会いたくなるのなんか、当たり前だって」 ダイ「そうなんだ……」 2話『勇者だって少年』 ポップ「当たり前も当たり前だよ! 世の中の子どもなんて、まだ親元を離れてないのが普通だぜ? 夢に見て、会いたくなるのなんか、当然の当然なんだよ!」 マァム「そうよ、気に病むことじゃないわ。いくら勇者だって、ダイは少年よ。お父さんやお母さんに会いたいと思うのは当然。それにいつか会えるかもっておもっているほうが健全だわ!」 ポップ「つーかよ、ダイも少年らしいこと言い出して逆に安心だよ!」 マァム「そうね!」 ダイ「ええっ、そういうもの?」 ダイ、驚いた表情。 マァム「そうよ、寂しいとかモヤモヤとか人間らしい感情は大事よ。変に勇者だからって抑えこんだら良くないわ」 ポップ「ああ、ちょっと弱っちいところもねぇと、おれが困るしな!」 3話『ダイの紋章』
マァム「そういえば……ダイの紋章って……ブラスさんには無いものよね?」 ダイ「え? あ、うん、じいちゃんには無いよ」 マァム「だとしたら……ダイのお父さんかお母さんが、紋章の関係者かもしれないわね」 ダイ「……!」 ダイ、驚いた表情。 ポップ「なるほどな! それはあるかもしれねぇな」 ダイ「この不思議な紋章が……父さんか母さんから受け継いだもの」 ダイ「……だとしたら嬉しいな」 ダイ、満面の笑顔。 ポップ「へへっ、いい顔すんじゃねえか。両親の力って思うと少しは安心できるってか?」 ダイ「うん!」 ダイ、満面の笑顔。 4話『新たな目標』
ポップ「じゃあよ、冒険が終わったらダイの両親探ししようぜ」 ポップ、満面の笑顔。 ダイ「ええっ!」 ダイ、驚きの表情。 マァム「いいわね、それ!」 マァム「紋章の由来とかいろんな場所で調べて、探す旅……素敵ね!」 ポップ「この冒険が終わったあとの目標ができて、いいじゃねぇの?」 ダイ「そんな……でも……できたらいいかも」 ポップ「できたらじゃなくて、やるんだよ」 マァム「そうそう! 早く悪いヤツらを倒して、その旅に行きましょう。もちろん、あなたも一緒よ、主人公!」 ダイ「みんなありがとう!」 ダイ、満面の笑顔。 ダイ「よーし、もっと強くなって新たな旅に出れるようになる!」 ポップ「おー、その意気、その意気!」 ポップ、満面の笑顔。 5話『絆と家族』(イベントシーン)
ダイ「……みんなすごいや」 ポップ「ああん? なんだいきなり」(?マーク) ダイ「この旅が終わった先なんて考えたこともなかったし、寂しいって思ってもみんながいてくれる」 ダイ「なんだか家族みたいだ!!」 ダイ、満面の笑顔。 マァム「まぁ! でも、そうね」 ポップ「おれは兄ちゃんってとこか? あはは!」 ポップ、満面の笑顔。 ダイ「主人公に……みんなに話して良かった」 ダイ、目を閉じる。スッキリした風。目を開ける。 ダイ「おれに父さんと母さんはいまは居ないけど、いまはみんなが家族なんだ」 ダイ「それにこれから家族が増えるかもしれないって思うと、なんだかわくわくしてきた。主人公やピラちゃんみたいにね!」 ダイ、満面の笑顔。 主人公「もっと増やそう!」 ダイ「絆ってすごいや! あはは!」 ダイ、満面の笑顔。 ポップ「………………」 ダイ「あれ、ポップどうしたの? キョロキョロして」 ポップ「いや、絆の話するとピラのヤツが飛んでくるかなって」 ポップ、目を閉じる。 ダイ「あははは! ポップなんだかんだ言ってピラちゃん気に入ってるよね?」 ダイ、満面の笑顔。 ポップ「そんなことねぇよ、あんなうるせーヤツ!」 ???「ピラリ〜ン!!」(♪マーク) シルエットでピラちゃん登場。 ポップ「うわ、あの音! みんな早くあがろうぜ!」(汗マーク) ポップ、驚きの表情。焦っている風。 ダイ(みんな、ありがとう! 絆が繋がって本当によかった!) ダイ、笑顔のまま。 《感想》 ダイイベントの完結編。 魔王を倒す以外の旅の目的を持ち、しかもそれを楽しみにする気持ちを共有しているダイ達がいいですね。 |