『捨ててはならないもの』

  


1話『襲われた街で』(イベントシーン)

 石畳の洒落た街だが、あちこちが壊れ、黒煙が上がっている。岡の上に見える城からも黒煙が。悲しげなBGM
 レオナ、ベンガーナ衣装。マァム、ネイル衣装。

レオナ「ここが……あなたの街?」

 レオナ、驚きの表情。

女の子「うん……」

マァム「ひどい……めちゃくちゃにされてる」

 マァム、目を閉じている。

兵士「あなたたちは……」(!マーク付き)

 帽子風ヘルメットを深く被った兵士。でも、鎧じゃなくて村人風の服。

レオナ「いったい、この街でなにが起こったんですか?」

兵士「ゼバロの手下のモンスターに襲われて……
 前回はなんとか守りきれましたが、次は守りきれるかどうか……」

男「もう、いっそゼバロの軍門に下った方が……
 あやつられたって生きてさえいれば……」

 ビビリ顔。黒髪、ちょびひげの中年男。元の世界のベンガーナデパート、ゴッポルさん似の男。しかし、服装がベストに腹巻き風(笑)

女の子「そんな……」(!マーク付き)

レオナ「顔を上げなさい!」

 レオナ、揺れるエフェクト付き。叱責している風。

男「!!」

 男、ノーマル顔。揺れるエフェクト付き。ハッとした風。

レオナ「この子はボロボロになりながら……それでも私たちに助けを求めに来ました」

レオナ「希望を最後まで捨てずに……」

 レオナ、目を閉じている。

レオナ「なのに、大人のあなたたちが先に諦めてどうするんですか!
 人としての誇りを子どもに示すのがあなたたち、大人の役目です!」

マァム「レオナ……」

 画面全体が揺れ、金属音。緊迫したBGMに変化。

マァム「この衝撃は……!」(!!マーク付き)

 マァム、銃を構えている。

男「も、モンスターたちがまた……!」

 男、ビビり顔。

主人公「一緒に戦いましょう!」
主人公「恥ずかしくないんですか!」

レオナ「もういいわ、主人公。私たちだけで戦いましょう
 悪の侵略に屈するということ、それで命が救われても……」

 レオナ、目を閉じている。

レオナ「正義を捨てた魂は救われることはありません」

男「………………」

 男、ノーマル顔。なぜ、こんな男に表情差分があるのか(笑)

兵士「………………」

レオナ「さあ、行きましょう! 主人公、マァム!!」

 レオナ、嬉しそうな表情。揺れるエフェクト付き。


2話『正義のための戦い』

 町中。特に壊れているようには見えない。

レオナ「ごめんなさいね、ふたりとも
 巻き込んでしまって……」

 レオナ、目を閉じている。

 ☆ ☆ ☆

マァム「謝らないで、レオナ」

 マァム、目を閉じている。

マァム「あなたはなにも間違っていないわ」

マァム「むしろ、よくぞ言ってくれた! って感じだったわ」

 マァム、嬉しそうな表情。

 ☆ ☆ ☆

レオナ「ありがとう、マァム」

 レオナ、目を閉じている。

レオナ「戦いましょう! あの子の声に応えるために!!」

マァム「ええ、もちろんよ!」

 マァム、魔弾銃を構えている。


3話『消えたピラ』

レオナ「あら、そういえばピラちゃんは?」

マァム「さあ……さっきから見てないけど」

 ☆ ☆ ☆

レオナ「もしかして、はぐれた?」

 レオナ、驚きの表情。

マァム「大丈夫かしら……」

 マァム、目を閉じている。

レオナ「心配ないわよ! あの子は『絆の勇者』のパートナーよ!」

 レオナ、嬉しそうな表情。

 ☆ ☆ ☆

レオナ「そう簡単にやられたりはしないわ……むしろ、私たちの方がまずいかもね」

 レオナ、目を閉じている。

マァム「多勢に無勢、だものね……ちょっと不利かな……」

 マァム、魔弾銃を構えてる。

マァム「……レオナ、あれ!」

 マァム、驚きの表情。


4話『尊厳のための戦い』

男「うおおおおお!」

 ゴッポルさん似の男。ノーマル表情。

兵士「私たちも戦います!」

レオナ「あなたたち……」

 レオナ、驚きの表情。

 ☆ ☆ ☆

兵士「私たちが間違っていました……
 危うく大切なものを失うところだった……」

男「人間の誇りと強さをこいつらに見せてやりましょう!」

 ゴッポルさん似の男。ノーマル表情。

 ☆ ☆ ☆

レオナ「そうよ! 正義を抱き、団結すれば……」

 レオナ、目を閉じている。

レオナ「私たちが越えられない壁なんてないわ!」


5話『姫のカリスマ性』(イベントシーン)

 壊れかけた石畳の洒落た街。緊迫感のあるBGM

レオナ「みんな、もう少しよ! もう少しで押し切れるわ!!」

兵士「うおおおお!」

 揺れるエフェクト付き。

マァム「すごい……レオナの一言でみんなの士気が上がってる」(!マーク付き)

 マァム、驚きの表情。

主人公「これがカリスマ性……」
 →マァム「そうね、これは私たちの中でもレオナしか持っていない力だわ」
  マァム、目を閉じている。

主人公「さすが姫様……」
 →マァム「確かに王族としての威厳と誇り……そして信念を感じるわね」
  マァム、目を閉じている。

モンスター「グアアアアアア!」

 黒いガスト状のモンスター。揺れるエフェクト付き。

レオナ「!」

 レオナ、驚きの表情。

マァム「モンスターがあんな近くに!?」(!!マーク付き)

 マァム、魔弾銃を身構えてる。

マァム「レオナ、危ない!!」

 マァム、戦いの表情。魔弾銃を身構えてる。


《感想》

 ほのぼのお出かけから、レオナの指揮力、決断力が目立つ展開に。しかし、ピラちゃんがいつの間に居なくなっていたのか、全く気づきませんでした(笑)

 レオナは戦力としてはほぼ役に立たないので、マァムと主人公が頑張って戦っていたのだろうけど、全然目立たない主人公がお気の毒です。一般兵士やゴッポルさんに負けているとは(笑)

 それにしても、最後になってからレオナがピンチなところで終わっています。このタイミングで、ダイ辺りが助けに来て欲しいです!


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