『魔法使いのスランプ』 |
1話『あふれる自信』(イベントシーン)
暗い洞窟。一直線に伸びる石畳だけが、光るコケでほのかな光を放っている。 ポップ「はあ……はあ……ちょっ、休憩……!」(汗マーク付き) ポップ、苦痛の表情。 マトリフ「あまちゃんめ、なに言ってやがる。こんぐらいでへばってんじゃねえよ」 ポップ「修行が長すぎんだよ! こんな基礎的なことやってられねえぜ」 ポップ、怒りの表情。 マァム「ポップ、もっと力をつけないとゼバロには勝てないのよ?」(黒渦巻きマーク付き) マァム、怒りの表情。 ポップ「んなことねえって、おれはもう十分強くなってるんだ」(♪マーク付き) ポップ、満面の笑顔。シャラーンと効果音付き(笑) ポップ「こんな修行する必要なんてねえのさ」 ポップ、満面の笑顔。 ダイ「そうかなあ……」(汗マーク付き) ダイ、ジト目。ショボンな効果音。 マトリフ「バカやろう!」(怒りマーク付き) マトリフ怒りの表情。揺らすエフェクト。 マトリフ「主人公を見ろ、文句ひとつ言わず修行を続けている。この修行がなんのためにあるか、わかっているからだ」 主人公「それほどでも……」 マァム「さすがは絆の勇者ね」 マァム、嬉しそうな表情。 ポップ「人は人、自分は自分だろ?」(汗マーク付き) ポップ、ジト目。ショボンな効果音。 マトリフ「屁理屈言ってんじゃねえ!」(怒りマーク付き) マトリフ怒りの表情。揺らすエフェクト。 マァム「モンスターがこっちに向かってるわ!」 マァム、戦いの表情。 ポップ「よし! おれの実力見せてやるぜ!!」 ポップ、満面の笑み。 2話『焦りは禁物』
マトリフ「手強そうだぜ、気をつけろ」 ポップ「そうかあ? おれの相手じゃねぇけどな」 ポップ、満面の笑顔。 マァム「きゃあ!」 マァム、苦痛の表情。 ポップ「マァム!」 ポップ、真剣な表情。 ダイ「助けなきゃ!」 ダイ、真剣な表情。 ☆ ☆ ☆ ポップ「うっ……まだ続くのかよ?」 ポップ、驚きの表情。 マトリフ「『おれの相手じゃなかった』んじゃねぇのか?」 ポップ「あ、ああ! まとめてかかって来いってんだ!!」 ポップ、戦いの表情。 ☆ ☆ ☆ ポップ「う〜ん……おれの魔法、うまく当たらねえな」 ポップ、真剣な表情で目を閉じている。 マトリフ「連携が崩れはじめているぞ。おまえさん達、気を引き締めろ」 マトリフ、叱責の表情。 ダイ「はい!」 ダイ、真剣な表情。 3話『思わぬミス』
ポップ「まだやんのかよ! ちょっと休憩しようぜ……」 ポップ、驚きの表情。つかれている感じ。 マトリフ「モンスターは待っちゃくれねえよ!」 ☆ ☆ ☆ ポップ「なんなんだよ! おれの魔法から逃げやがって!」 ポップ、怒りの表情。 マトリフ「逃げてるんじゃねえ、当たってねえんだ」 マトリフ(ったく……やっぱりこいつにゃ、まだ修行が必要だな) ☆ ☆ ☆ ポップ「わ、わりぃ……ミスしちまった……」 ポップ、驚きの表情。申し訳なさそう。 マァム「いいから! 今は戦いに集中しましょう!」 マァム、戦いの表情。 ポップ「お、おう……」 ポップ、驚きの表情。 ☆ ☆ ☆ マトリフ(駄目だ、ポップが闇雲に戦って連携が立て直せねえ) マトリフ「おい! おまえさんたち! オレの合図で一斉にかかれ!」 マトリフ、叱責の表情。 4話『戦いを立て直せ!』 ダイ「マトリフさんのおかげでなんとか立て直せてきたね!」 ダイ、満面の笑顔。 マァム「ええ! がんばりましょう!」 ☆ ☆ ☆ ポップ「まだ終わんねえのかよ〜?」 ポップ、驚きの表情。 マァム「ちょっとポップ! 集中しなさいよ!!」 マァム、怒りの表情。 ポップ「へいへい……」 ポップ、目を閉じている。ドヤ顔風。 ☆ ☆ ☆ ダイ「ポップ、さっきの攻撃助かったよ!」 ダイ、満面の笑顔。 ポップ「へへ! あんぐらい朝飯前だって!」 ポップ、目を閉じている。ドヤ顔風。 マトリフ「調子に乗るんじゃねえ。ほら、ボサッとすんな!」 ☆ ☆ ☆ ダイ「よし、もう少しだ!」 ダイ、真剣な表情。 ポップ「ああ、踏ん張りどころだな!」 ポップ、真剣な表情。 マトリフ(連携も元に戻ったようだな。ここまで来るのに苦労したぜ) 5話『くじかれた自信』(イベントシーン)
相変わらず洞窟内。 ポップ「ははッ! 口ほどにもねえヤツらだったな!」(♪マーク付き) ポップ、満面の笑顔。 マトリフ「バカやろう!!」 マトリフ、叱責の表情。揺れるエフェクト。 ポップ「し、師匠?」(!!マーク付き) ポップ、驚きの表情。 マトリフ「状況がわかってんのか。おまえのせいで連携が崩れ、不利な戦いになったんだぜ」 ポップ「それは……」 ポップ、驚きの表情。戸惑っている風。 マトリフ「魔法使いの役目を果たせ。それが出来ねえようじゃ足手まといなだけだ」 ポップ「魔法使いの役目……?」 ポップ、驚きの表情。戸惑っている風。 マトリフ「その様子じゃ全然わかってねえようだな」 ポップ「うっ……なんだよ役目って?」(汗マーク付き) ポップ、ジト目。ショボンな効果音。 マトリフ「自分で考えな。じゃなきゃ意味がねえんだ」 ポップ(………………) ポップ、真剣な表情。 ダイ「ポップ……」 マトリフ「主人公、あいつを助けてやってくれ。おまえさんの行動を見て、気づくことがあると思うんだ」 主人公「ポップならきっと大丈夫」 主人公「力になれるといいんだけど」 マトリフ、目を閉じている。 《感想》
マトリフのイベントと銘打っていますが、実質的にはポップイベントですね、これは♪ ポップが連携を崩したおかげで戦いの流れが悪くなったということは、裏を返せば、魔法使いがしっかりと戦いを導けば勝利に繋がるということ。 昔読んだTRPGの本で『魔法使いの役割は不利な戦いの場を自軍の有利へ傾けること』との一文がありましたが、マトリフの主張に似通っているような気がします。 ところで、このイベントではベンガーナ衣装のダイと武闘家マァムが共演していますが、原作ではダイがベンガーナ衣装を着ているところはマァムは見てさえいなかったので、原作とは違う世界観がなんだか楽しいです♪ そして、『冷静沈着の大魔道士』イベントでは自分から修行をねだっていたポップが、キャラクターイベントでは修行を嫌がっているという矛盾に満ちた時間軸が面白いところ。 |