『魔族と人間の間で』

  


1話『村人から浴びた視線』(イベントシーン)

 寂れた寒村。ログハウスっぽい家が並び、奥に高い山が見える。針葉樹の生い茂る北っぽい村。夜。しっとりとしたBGM
 ダイ、ベンガーナ衣装。ポップ、マァム、ロモス衣装。ヒュンケル、アバンの使徒衣装。

ポップ「なんだか人気のない村だなぁ……」

 ポップ、驚きの表情。きょとん風。

マァム「でも、人の気配がないわけじゃない……おかしいわね?」

ダイ「どうしたんだろう……?」(?マーク付き)

 暗転。

村人「ひっ! うちにはなにもないっ! 助けてくれッ!」

 黒髪、ちょびひげのゴッポルさん似の男。ビビリ顔。

ラーハルト「………………」

村人「アイツの仲間なんだろう!? これ以上この村を襲うのは勘弁してくれ!」

 ビビリ顔。

ダイ「ラーハルト! どうしたの?」

ラーハルト「ディーノ様……物陰に潜んでいた村人に話しかけたら、このように怯えられまして」

マァム「この村になにかあったんですか?」

村人「あ、あんたは人間みたいだな……しかし見た目ではわからないしな……」

 ビビリ顔。

マァム「……?」(?マーク付き)

ポップ「ようよう、おじさんなに怯えてるんだ?」

村人「この村はモンスターに襲われ続けてるんだ。あんたたちもアイツの仲間じゃないのか?」

主人公「アイツって……?」
 →村人「モンスターだよ、モンスター!」
  村人、ノーマル顔。

主人公「襲われ続けてる?」
 →村人「そうなんだ、この村はもう終わりだ!」
  村人、ビビリ顔。

ポップ「村を襲うモンスターか……みんな行くよな?」

ダイ「うん!」

 ダイ、真剣な表情。

マァム「おじさん、私たちがその悪いモンスターを退治してきてあげるわ!」

 マァム、魔弾銃を構えている。

村人「っ! 本当か? もう隠れ住むのもくたびれたんだ……」

 ノーマル顔。

ダイ「みんな、行こう!!」

 ダイ、真剣な表情。

ラーハルト「………………」

 ラーハルト、目を閉じている。

主人公「ラーハルトどうしたの?」
主人公「ラーハルトは行かないの?」

ラーハルト「いや、なんでもない……」

ラーハルト「ディーノ様が行くのであれば私も参ります」


2話『村が襲われる理由』

 夜の森。

マァム「森の奥の方からモンスターが来てるみたいね……」

 マァム、魔弾銃を構えてる。

ダイ「みんな!! 主人公、急ごう!」

 ダイ、戦いの表情。

 ☆ ☆ ☆

ポップ「なんか村人のおっさん変な感じだったよな……」

 ポップ、目を閉じている。思い出してる風。

ラーハルト「………………」

 ☆ ☆ ☆

マァム「アイツって言ってたしモンスターの親玉を知ってたのかも?」

ポップ「なるほど……顔見知りってわけか」

ポップ「村が襲われ続けるなんか理由があんのかもしれねぇな」

 ポップ、真剣な表情。


3話『アジトを突き止めろ』

マァム「やっぱりこっちから湧いてくるわね」

 マァム、魔弾銃を構えている。

ポップ「その『アイツ』とやらがいるアジトを突き止めるっきゃねえな」

 ☆ ☆ ☆

ダイ「……ラーハルト、どうしたの?
 なにか考え事?」

ラーハルト「いえ、なんでもありません」

 ☆ ☆ ☆

ラーハルト(あの村人……オレの顔を見て怯えていたな)

 ラーハルト、目を閉じている。

ラーハルト(人間どもにはオレがモンスターに見えるということか……)


4話『怪しい洞窟』

ダイ「くっ……なんだかモンスターが強くなってきてる!?」

 ダイ、苦痛の表情。

ポップ「強いってか、なんか抵抗がどんどん激しくなるな!」

 ポップ、苦痛の表情。

 ☆ ☆ ☆

マァム「アジトに近づけさせたくない……って感じかしらね」

 マァム、魔弾銃を構えてる。

ポップ「ったく、やっかいだな!!」

 ポップ、戦いの表情。

 ☆ ☆ ☆

ヒュンケル「あの先にある洞窟が怪しいな……」

ダイ「みんな、あの先へ向かおう!!」

 ダイ、戦いの表情。

ポップ「おうよ!!」

 ポップ、真剣な表情。


5話『逃げた人影を追え』

 空が見えないぐらい木の生い茂った森。夜。しっとりとしたBGM
 一瞬、人影らしきシルエットが見えたかと思うと、すぐ消えてしまう。

マァム「っ! なにか逃げたわ!!」(!マーク付き)

 マァム、戦いの表情。魔弾銃を構えている。

ポップ「人っぽい影だったな……」

 ポップ、真剣な表情。

ヒュンケル「あれが親玉もしくは首謀者か……」

ラーハルト「……人影か」

ダイ「洞窟に逃げ込んだのかな?」

 ダイ、真剣な表情。

主人公「とにかく追いかけよう!」
 →ダイ「うん、そうしよう!」
  ダイ、真剣な表情。

主人公「アジトに潜入しよう!」
 →マァム「そうね、行ってみないとわからないものね」

ヒュンケル「……ラーハルト、浮かない顔だな」

ラーハルト「そんなことはない
 さ、ディーノ様参りましょう」

ダイ「え、あ……うん」

 暗転。

ポップ「おい、ヒュンケル。あいつどうしたんだ?」

 ポップ、ジト目。

ヒュンケル「……ああ、先ほどの村でなにかあったらしいんだが」

ポップ「へぇ……あいつの顔なんだかんだでイカツイから村にでも怖がられたんかな」

 ポップ、満面の笑顔。

ヒュンケル「そうかもしれないな……」

 ヒュンケル、目を閉じている。

ポップ「へ? マジかよ!? それでへこんでるっていうのか?」

 ポップ、驚きの表情。びっくり。

ヒュンケル「なくはない……」

ポップ「……う〜ん」

 ポップ、目を閉じている。考えている風。

ダイ「おーい、ポップー! ヒュンケル、行くよ!!」

 立ち絵なしで中央に字幕のみ。

ポップ「おう、すぐ行く!」


《感想》

 ラーハルトメインのはずのイベントなのに、めっちゃ目立たなくて寡黙。……そういうとこだぞ(笑)
 ついでに4話になってから突如、登場してきたヒュンケルにびっくりしました。

 最初の村にいる時、ダイ達が会話している時はいなかったと思ったのにっ、どこに隠れていたのやら。

 ダイもポップもラーハルトの様子を気にしているのが、面白いですね。ダイはド直球に聞いているのに対し、ポップはヒュンケルを通して探っている辺り、本人らの性格が出ていると思います。

 それにしてもこのイベントだけではないですが、ダイがベンガーナ衣装、ポップとマァムがロモス衣装という組み合わせは、原作では無いだけになんだか新鮮です。


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