H.7.2.20(月)No12 『揺れる大魔宮…!!』

 

 アバカムの光を、王宮の奥で見ていたバーン。
 彼は、テレパシーでミストバーンに話しかける。戸惑うミストバーンに、バーンはアバン復活を告げる。

 アバンの実力そのものよりも、アバンがいることで使徒であるダイ達の力が増幅されることを懸念するバーン。そんなバーンに対して、ミストバーンはキルバーンはどうしたのかと問う。

 しかし、同じようにバーンの名が冠されていても、キルバーンとミストバーンでは使命が違う。
 キルバーンは、暗殺こそを役目とする――。

 その頃、キルバーンはピロロと共に、幾つもの仮面がしまってある部屋にいた。一番のお気に入りの仮面を傷つけられた彼は、新しい仮面を選んでいるところだった。
 今後、黙っていてもキルバーンはアバン『だけ』を付け狙う――バーンはミストバーンに、勢いに乗っているダイ達を止める役目を与えた。

 だが、主君からの勅命を受けたにも関わらず、ロン・ベルクの存在があるせいでミストバーンは即座には動けない。
 それに人間達の奮闘の結果、何百匹といたはずの怪物はほぼ倒されてしまっている。いくら個々が強いとはいっても、しょせんは獣の群れ……使命感を帯びて戦う人間の敵ではなかったのだ。

 一方、バーンパレスにいるダイ達は、一流の宮廷を思わせる美しい城に圧倒されていた。 しかも、一本道過ぎる……。
 それは美しさを誇るためなのか、それとも、直進に限らせるための罠なのか……噴水のついた階段の前で、アバンは足を止めた。

 後続はヒュンケルが断ってくれている以上心配はないが、この先の敵をどうするかが問題だ。
 ここまできて、ポップはついにバテてへばってしまう。

 同じようにバテていたはずのダイは、走っている内にそこそこ回復して元気になったのだが、魔法力も体力もカラのポップは、ヘトヘトのままだ。それでも、回復魔法をねだってマァムに抱き付くなそ、変に余裕はあるようだが(笑)
 その様子を見たアバンは、ここで一休みしていこうと言い出した。敵陣でのこの発言に、みんなが驚く――。

   そして、その頃。
 バーンの元に、バーンパレス最強の守護者である男が、馳せ参じていた。カーテンの影にいるせいで姿さえも定かではない、そいつの正体とは――?

   


《タイムスリップな感想》


 久々に地上組の活躍を見たけど、頑張ってたんだな〜。メルルとエイミは役に立ってないみたいだけど……。
 ミストバーンとザボエラは、バーンパレスに戻ってくるのかな?
 謎の新敵も登場してきたし、次週が楽しみっ♪

 だけど、こんな時に休んでいる場合なんですか〜っ、アバン先生ーっ?!
 はっきりいって、休む必要があるのってポップだけだっつーのに(笑) 自分で自分にベホマをかけれないのかっ、とツッコんでから思ったけど、そう言えば魔法力カラだったっけ。

 しかしまあ、この非常時にしっかりとマァムの太股にすり寄る余裕があるとは、見上げたスケベ心である(笑)
 ところで、キルバーンの新しい顔……気にはなるんだけど、ずらりと並ぶ仮面の趣味の悪さを考えると、あんまり期待はしない方がよさそうだ。
 

次へ続く
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