H.7.9.4 (月)No40 『起て! 宿命の騎士』

 

 触手が窮状に集まり、レオナの体を覆い尽くしていく……!!
 重力波に抗い、必死に立とうとするダイ――だが、さすがのダイも潰されないように絶えるのが手一杯で、身動きもままならない。

 しかし、重力波以外の魔力を持たないゴロアは、どうダイを倒せばいいのか考え、ふと魔界のおとぎ話を思い出す。
 強力な剣と鎧で身を固めた戦士を倒したのは、少女に化けた魔族の女……勇者の命を奪った武器は、勇者自身が持っていた剣だった。

 レオナの身を案じ、焦るダイに対して、ゴロアはダイの剣を振り上げる。
 だが、ダイにはそのことよりも、レオナのことで頭がいっぱいだった。全力を振り絞っても大切な人を守れないほど弱いのかと、竜の騎士の力の限界に涙するダイ。

 目前まで振り下ろされた剣――だが、その時、ダイは、母ソアラがバランをかばって死ぬシーンの幻を見る。直接みたことはないはずなのに、ありありと見える幻に戸惑うダイに、バランが話しかけてきた。

 新しい竜の騎士であるダイなら、悲しい歴史も断ち切れるはずだと励ますバランの言葉に、現実に返ったダイは全力を振り絞る。
 初めて竜の力に目覚めた時のように、レオナを助けるために、ダイは立ち上がった!!

 ゴロアの剣を吹き飛ばし、重力波に逆らって立ち上がったダイの両の手には、竜の紋章が輝いていた――!!


《タイムスリップな感想》


 今回は、思いっきりダイが主役っ♪ さすがは主人公という活躍っぷりだけど、竜の紋章が二個も出てくるとは……どんどん人間離れしているよーな気が。
 でもまあ、これでレオナが吸収されるまでに助けられる気がする!

 ところで、今度、第三回目のキャラコンがあるそうなっ。今回はプレゼントも豪華だから、絶対応募するぞっ。…クジ運、悪いけど(笑)


《時を超えたおまけ》


 この回は巻頭カラーに加えて漫画は全て二色カラー、さらには第三回キャラクター人気投票の募集というスペシャルな回でしたっ。

 この回の表紙がまたスペシャルバージョンで、ゴメちゃんを肩に乗せたダイのバストショットの後ろに、チェスのような市松模様が配され、フルメンバーのカットが描かれているという趣向。

 この286話、コミックスで確かめていただければ一目瞭然なのだけど、表紙絵のない回でした。
 コミックスにもパーフェクトガイドにも未収録、さらには筆者の知っている範囲ではコンビニコミックスでも一度も使われていないというレアな見開きカラーだったんです!

 表紙の煽りは

『熱き仲間!! 熱き闘い!! いますべての想いが 閃光となる!!』
『時は来たっ! この冬! 「ダイ」に何かが起きる!!』

 と、思いっきり思わせぶりなもので、当時は「も、もしや再アニメ化っ?!」と、見果てぬ夢を抱いたものでした(笑)

 そんでもって、物語冒頭の柱の言葉は

『レオナが魔力炉の餌食に!!どうする、ダイ?!』

 次回への引きにあたる柱は

『ダイの魂の叫びに、ついに双竜の紋章目覚める!!』

 そして、予告では

『レオナ救出なるか?!第41号は「超騎士ダイ」の巻だっ』

 でしたっ。もちろんいうまでもなく、この予告の題と次回の題は違っております(笑)
 ところでこのキャラクター人気投票は連載六周年企画として用意された企画なだけに、抽選で特製カードダス(30枚セット)を600名様にプレゼントという大盤振る舞い。 人気投票でベスト30に入ったメンバーをカードダス化し、ベスト10メンバーはキラカードになるという特典付!

 当時、このカードダスが欲しくて欲しくて、応募した覚えがありますね。まあ、もれなく外れたわけですが(笑) サイトを初めてずいぶん経ってから、ヤフオクでとんでもない値段で出品された当時の特製カードダスを発見して、懐かしくなりましたよ。ま、高すぎて手が出なかったのは、当時と同じでしたが(笑)
 
 

次へ続く
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