H.7.9.25(月)No43 『大魔宮の頂上!!』

   

 バーンパレスを貫く光は、地上にいるフローラ達からさえも見ることができた。
 ミナカトールで抑えられつつも、ずっと唸り続けていた駆動音が途絶えたことで、ダイ達がバーンパレスの中央部を破壊したことを知り、一同は喜び合う。
 これで人間の住む大地が、魔王軍に空爆されることはない。

 みんなが喜び合う中、フローラとロン・ベルクだけは、バーンパレスがなぜか、ゆっくりと浮上していることに気づいていた……。
 一方、ダイの力を目の当たりにしたレオナは、父、バランの魂がダイの左手に宿っていると聞かされる。

 奇跡の様な話だが、レオナにはそれを信じられる。ダイの嬉しそうな顔を、久し振りに見ることができたのから――。

 バーンの魔力により変化していたゴロアは、ダイに破れた後、本来の姿である小さな怪物へと戻っていた。逃げていくゴロアを見送りながら、ダイは改めてバーンの強さを噛み締め、レオナと共にトベルーラで塔の最上階へと上がる。

 めちゃくちゃに壊れてしまった空間……。だが、バーンは掠り傷一つ負っていなかった。今までの超然とした表情を失い、殺意すら浮かべたバーンがそこに立っていた……!


《タイムスリップな感想》

 うむむ、ここのところポップの出番が無くて、ひたすら寂し〜。
 フローラの所からでさえ分かる大魔法に、ポップ達が気がつかないわけがないのにー。ちょこっとでもいいから、出番があってもいいのに。

 しかし、ダイってバーンパレスの動力炉を壊したら、最悪、落下する可能性は考えなかったな、おい(笑) 真下に落下してたら、フローラ様達は全滅やぞ。
 ま、結果的に浮いているけど、このまま際限なく上昇して宇宙に行かないで欲しいものである。
 
 

次へ続く
31巻に戻る
タイムスリップ日記部屋に戻る
トップに戻る

inserted by FC2 system