H.8.3.4 (月)N14 『バーン最大の謎』

 

 不気味な暗雲――そこから感じる覚えのある気配に、ダイは身構える。
 暗雲から迸った閃光より現れたのは、ボロボロになったバーンだった。バーンに代わってダイの攻撃を受け止めた光魔の杖が、バラバラに砕け散る。

 それを見て、バーンはあらためてダイの凄さを認める。
 危うく様子見で死ぬところだったと謎の言葉をはくバーンは、さらに不可解な台詞を続ける。

「このまま殺されてはたまらんよ…。…一応…、この肉体が本体(ベース)なのでな…!!」


 それと同じ頃、アバンはミストバーンの謎を解いていた。
 バーンの肉体に凍れる時間の秘法をかけ、ミストバーンという魔物がその肉体を預かり、操って一体化していた――それこそがバーン最大の秘密だったのだ。

 見事に謎を解かれ、ミストバーンは初めて本来の声で笑い、飾りと見えた頭飾りから本来の瞳をのぞかせる。
 バーンの命令により、ミストバーンは今まで預かっていた身体を一瞬でバーンの元へと送り返した。

 その昔、バーンは限りなく永遠に近い命を求め、自分の身体を二つに分けた。知力と魔力を残した肉体をベースに、若さと力を残す肉体を封印した。
 何千年振りかに二つの肉体を融合させたバーンが、ダイとレオナの前に光臨する――!!



《タイムスリップな感想》

 うぉーっと驚く真実発覚!
 しかし、数年前の○ァンロードでこれに近い予測がでていたことを、知っている(笑) だけど、バーンのかっこいい登場にビックリだ。ダイでさえ、こんなにドアップで出たことはないというのに。さ、さすがは大魔王様(笑)


《時を超えたおまけ》

 このおまけは基本○ャンプからとってくるんですが、今回は月刊フ○ンロードから!
記事だけを切り抜いているのでいつの物かは定かじゃないですが、ダイのアニメ放映中で『シュミの特集 ドラゴンクエストダイの大冒険&RPG』の号だったのは間違いがないです。

 今となってはご存じない方も多いかもしれないので軽く解説しておくと、シュミの特集というのは当時の○ァンロードの名物企画の一つで、好きな作品に対してツッコみ満載な意見を言いまくるという企画でした。今見ると、結構某巨大掲示板風な企画ですね(笑)
 この時の特集は旧コミックスでいえば12巻あたりまでしか連載が進んでいない頃でした。今見ても楽しい記事がたくさん載っているので、抜粋していくつか載せてみます。 


『大魔王バーン
 ☆ミストバーン、キルバーン、その他○○バーンが何人か合体すると彼になると、固く信じている』(<-この人、ほぼ大正解しとりますよっ! すごいっ、まだ老バーンが未登場の頃だったのに(笑))

『バラン
 ☆ハドラーの部下になんぞならんでも、一人で世界を滅ぼせたと思う』(<-ごもっとも(笑))

『ヒュンケル
 ☆悪党だったが改心し、性格は高飛車。いつも遅れてきてはオイシイところをさらっていく。オマケに鎧は自己再生能力を持つ。こんな彼を僕は密かにドラクエワールドのフェニックス○輝と呼んでいる』(<-ひ、否定できないっ(笑))

『パプニカ三賢者
 ☆……どこが?
 ☆もっと年とってて、役に立つ人達かと思ってたのに。
 ☆ルーラ、ベホマ、マホカンタの使えない彼らはどうやって三賢者に選ばれたのだろう』(<-何気にひどいこと言われているなぁ…割と同感でしたけど)

『ポップ
 ☆あのマトリフのベルトが生き返る伏線だったと思う』(<-当時は筆者もそう思ってましたが、違いましたねー)

『ミストバーン
 ☆無口な割にはよく喋る奴だ。
 ☆実はいいたいことがたくさんあって、ウズウズしているのかもしれない』(<-この予測も、大正解っ。正体がばれる前後はやたらめったら語りまくってましたしね(笑))

 いや〜、雑誌の切り抜きもとっておくと結構楽しいし、役に立つものですねv
 

次へ続く
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