マァムの身体を乗っ取ったミストバーン――動揺するクロコダインをよそに、ラーハルトはマァムを殺す覚悟でダイの敵を倒そうとする。
　だが、マァムの肉体を存分に使うミストバーンは、ラーハルト、アバン、ヒムを相手にしても全く引けを取らない強さを見せる。

　普段のマァムならば、敵であろうとも相手を気遣い無意識にパワーを抑えているが、ミストバーンはマァムの身体が壊れることさえお構いなしに攻撃するのだ。
　マァムの身を案じるヒュンケル……だが、ラーハルトとヒムは完全に開き直ってマァムごとミストバーンを倒す決意を固める。

　それでもマァムを諦めきれないクロコダインが食い下がる中、ヒュンケルはマァムを傷つけずにミストバーンだけを倒す方法を提案する。
　アバン流刀殺法、空の技――しかし、それでもマァムをまったくの無傷で助けだすのは、至難の業だ。

　迷うアバンに、ヒュンケルは自分ならばやると決意の固さを見せて師を説得する。
　心を決めたアバンは、ラーハルトより槍を借りてマァムに技を放った!!　だが、寸前でミストバーンがマァムの身体から抜け出したため、皮肉にも彼女は味方のダメージを受けて倒れてしまう。

　どこかに潜むミストバーンに対して、身構える一同――。
　だが、ミストバーンは突如としてヒュンケルの背後に浮かび上がり、彼を襲った！

「おまえだ、ヒュンケル！　……最初からおまえが狙いだったのだ…!!」

《タイムスリップな感想》

　マァムが助かったのはよかった……けど、代わりに今度はヒュンケルかいっ?!　なんか、ますます状況が悪くなっていくよーな気がするなぁ。
　でも、これをきっかけにボロボロになったヒュンケルの身体が、復活するような裏技が発動されることを期待するっ♪