H.8.4.15(月)N20  『正面激突!!』

 

 ダイの全身を包んだ光は、さっきレオナがかけたベホマの光――。強烈な闘気で苛烈な戦いをした者は、その反動として一時的に呪文を受け付けられない状態になる時がある。ダイの様子からそれを読み、敵が完全回復するまで待っていたのは、凍れる時間の秘法が破られ数百年の不老を奪われた代償に、ダイとの戦いを楽しむため……。

 その気持ちは、ダイにも少し分かる。
 戦いが大好きなわけではないが、ダイも戦い続けてきた竜の騎士の末裔――その本性は争えない。

 愚かにも人間に心ひかれし竜の子……その化けの皮を剥がし、地獄を味合わせるというバーン。それに立ち向かうダイは、レオナに離れるようにという。
 しかし、不安が残るせいかレオナはなかなか離れられない。

「……大丈夫……! 何があっても……おれはおれだ…! みんなのダイだよ!!」

 その言葉を聞いて、レオナもやっとダイから離れた。
 向かい合うダイとバーン。
 勿体をつけて戦うのは合わないと、ダイはいきなりギガストラッシュの構えを取る。

 大胆、かつ合理的。
 一見無茶に見えるが、自分と相手とのレベル差をはかるためには、自分の最強の技をぶつけるのが一番だ。
 そのダイに合わせて、バーンは踊りを舞うような奇妙な構えを見せ始めた――!!


《タイムスリップな感想》

 ふむむむー、ダイとバーンのどアップがすんごい迫力っ!
 いよいよ最終決戦が始まるのかと思うと、ワクワクするっ。頂上に向かったはずのポップ達が戦いにどう絡むかもドキドキものだ。
 戦いそのものも楽しみだけど、その後も楽しみ〜♪

 キルバーンの主という、もう一つの巨悪は実在するのか? 全員無事に生還できるのか? ポップとマァムとメルルとヒュンケルとエイミの五角関係の決着だって、興味津々。さらに、ここまで強くなったダイが人間と共に暮らしていけるのか、なんて疑問もある。
 全部の疑問が片付くまで、連載が続きますように♪
 
 

次へ続く
34巻に戻る
タイムスリップ日記部屋に戻る
トップに戻る

inserted by FC2 system