魔界編、天界編、ラヴァーズ・ビー編では、ポップの体調は全てが共通した設定で執筆しています。

　まず、ポップは禁呪の影響と『夜明け前』の長期昏睡のせいで、体力が本来の４分の３……だいたい７５％まで落ちていると思って下さい。しかし、最大ＨＰが落ちているだけなので、別に普通に動く分には不自由はありません。

　体力的には原作時より劣っているポップですが、魔法力の方はまったく問題はないです。魔法は普通に使えますし、威力も弱まってはいません。
　で、問題なのは体力、もしくは魔法力が半分以下まで下がるか、あるいはＭＰを一気に消費するような大魔法を使った場合、発作が誘発される病状だと言うこと。

　サイト内では咳き込んだり、心臓発作に近い現象が起きてますが、これは身体がだしている危険信号のようなもの。本人的にはすっごく苦しいし大変とはいえ、それが即、死に至る危険性に繋がっているわけじゃないです。

　ただ、発作を起こす＝毒状態になる、と思っていただければ、理解しやすいかと。
　なにせ、ゲームで言えば毒をくらったのと同じ状態ですから、無理して動けばザクザクとＨＰが削れます。ええ、そりゃもう、情け容赦なく、ザックザクと。このＨＰ減少には、回復魔法もあまり効果がありません。

　そして、ＨＰがゼロになれば……死亡です。
　安静にさえしていれば、発作が治まり病状は快方に向かいます。数時間から数日の休養でとりあえず体調は改善され、普通に体力が回復するようになります。

　もっとも、根本的に体調が戻るまでは年単位の時間がかかりますし、あまりにも発作が度重なれば徐々にですが体力そのものが落ちていきます。
　体力の最大値が落ちれば落ちるほど発作を起こす危険度が高くなり、回復までの日数もかかるようになっていくため、無理を繰り返せば危険度が増していくのが特徴です。

　アバン、マトリフ、レオナ、ヒュンケル、ラーハルトはそれを知っているからこそ、ダイ捜索時はもちろんのこと、勇者帰還後もポップが無理をする度に、安静をとるように薦めています。

　しかし、ポップ本人はそれを承知しているくせに、無茶をやめる気配はまったくありませんが（笑）
　なお、ポップの体調について正確に知っているのはこの６人だけで、他の仲間達は薄々察している程度です。