02 パプニカ王国の侍医

 

出身地:パプニカ王国  年齢:52才
家族:妻と娘。


 20年前からパプニカ王国に仕えている侍医。
 薬草の知識に優れ、下手な回復魔法よりもよっぽど治療効果が高いと噂される名医ですが、治療に当たっては王族、一般市民に関係なく厳しく注意するので、ちょっぴり恐れられています。

 ちょっと頑固で生真面目ですが、口の堅い信頼できる医師です。
 医療にかけてはひどく熱心で、以前パプニカ王妃が命を落とした流行病が猛威を振るった際、感染の危険を恐れずに陣頭に立って病気の被害を最小限に食い止めようと努力した人でもあります。

 ちなみに、書く時は簡単に侍医と書いておりますが、正式な役職名はパプニカ王国宮廷薬師長。
 パプニカ城で取り扱っている薬草を一手に管理し、病気が発生した時に医療知識を持ってそれに対処する部署の総責任者です。

 若い頃から優秀な医者であり、薬草の研究に熱心でカール王国やテラン王国への留学経験もあり、その実力を買われて先代の王の時代からパプニカ城に勤め始めました。

 薬草を使って病気の治療に当たる薬師や医者は、カール王国やテラン王国では多いのですが、パプニカでは回復魔法の使い手が多いため軽視されがちな職業であり、彼はパプニカ王国では初めての国家公認薬師となりました。

 王宮関係者の治療を主に行っていますが、パプニカ王宮は一般人にも広く門を開いておりますので、一般市民も治療しています。

 先代パプニカ王は、魔法を使えない者であっても本人のやる気や知識を持ってすれば、魔法以上の働きをもたらすことができるという信念を持っていたため、侍医の存在を重んじていました。

 そのため魔王軍にパプニカ城が襲われた時に、王は城にとどまろうと侍医に逃げるようにと説得しました。
 治療だけではなく攻撃魔法も使える賢者ならば、城にとどまる意味もあるだろう。だが医者は、戦いで命を落とすべきではない、と――。

 この戦いが終わり、再び治療手が必要とされる時に備えて安全な場所へ逃れるようにと、侍医を初めとして僧侶や薬師は城外に脱出しました。
 王の命令を守り、侍医はダイが大魔王を倒した後でパプニカ城に帰城し、再び医師として仕えています。

 ……と、ここまでドラマやら背景を考えているキャラクターなのに、いまだに名前すら決まっておりませんっ(笑) ……よくよく見返したら、外見描写は一行もないし(<-つくづくひどいっ)


主な出演作品:二次小説道場『秘めておくべきこと』が初出演で、同じく二次小説道場『忘却の川の渡河』など。
 実は、裏道場:恋愛以前『崇高なる野心』にもちょびっとだけ登場します。

 

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