03 パプニカ王国の図書室司書長 |
出身地:パプニカ王国 年齢:38才 10年前より図書室司書長の任についている、勤続20年目のベテラン侍女。 余談ながら、パプニカ王国では全ての侍女は勤め始めてから1年は主に掃除や雑事を受け持ち、その後、本人の希望や適性に応じて専門の役割を割り振られるようになります。
司書長はルールを厳格に守り、本の管理能力がずば抜けている優秀な司書と認められ、パプニカ王国歴史上、女性初の司書長に任命されました。 情報操作員達は侍女達の噂に密かに耳を傾けて噂を集め、時にさりげなくその噂を別方向へ誘導するのが役目です。情報操作員達の活躍は目立たないながら見事なもので、ことに恋愛関係の操作や噂管理に掛けては天下一品です。 思いのままにスキャンダルを発生させてカップルを引き離したり、噂を流しまくってお年頃の男女に互いを意識させ、結婚まで持ち込ませるなど思いのままです。
……と、言うと特別な役割の様ですが、その実態は有り触れたおばさん達がメインです(笑) 例えば、食堂でいつも朗らかに世間話を持ち掛けてくる年配の侍女とか、人が良くてなんでも愚痴を聞いてくれる優しい侍女、おしゃべり好きでついつられてこちらまで喋ってしまう侍女や、存在感がなくて側にいるのも忘れてしまうような地味な侍女 そんな数名の情報操作員から情報の報告を受け、管理するのが情報操作長の仕事です。 王に頼まれた情報を流したり、王から頼まれた情報を操作するだけでなく、情報操作員に相応しい侍女を厳選し教育するのも、王が望む情報操作が倫理から外れている時には諫めるのも、情報操作長の仕事と言えます。現在の情報操作長である司書長や情報操作員達は、先代パプニカ王に仕えていた者達でありレオナに選ばれたわけではありません。 年若いレオナは情報操作員達がいることさえ知らなかったのですが、それを教えたのは司書長本人です。 普通ならいくら王とは言えあまりに若い年齢のうちに即位した場合はこの秘密は教えないことになっていて、結婚をして子供も持ち、充分に判断力のついた中年以降になってから教えるのが慣例となっています。 その場合は、隠居した先王など若い王の後見人に当たる人間に従い、影から補佐をする形で活動することになります。 ですが、現在はレオナの後見人である三賢者も若いので打ち明けられず、あまりのレオナの孤軍奮闘ぶりを見兼ねて同情した上、彼女の判断力ならば信頼できると判断した司書長は、バーン戦半年後に自分達の秘密を打ち明け、その後は彼女を陰から支える形で協力しています。 ところで、職場ではガチガチにお堅いイメージで押し通している司書長はオールドミスと思われがちですが、実はベンガーナ兵士長を勤める夫がいます。 互いに他国の、しかも責任ある立場の人間同士の夫婦というのは周囲から誤解されやすいので伏せていますし、しかも仕事が忙しいためにめったに会えないのと子供がいないのが悩みですが、夫婦仲は至ってよろしいです。 眼鏡や髪形でガラリと印象が変わる方なので、司書長としてではなく情報操作員として動く時は眼鏡を外した姿で動き回り、こっそりと噂を収集したりばらまいたりしています。 …と、ここまで設定を練り込んでおいて、名前も決めていない辺りがいかにもうちのサイトっぽい気が……(笑) ごめんなさいっ。 追記:司書長を気に入ってくださった方からのアイデアで、彼女の名前は『ミスティ』に決定しました。 出演作品:裏道場恋愛以前『君を独り占め!』が初登場。二次小説道場『羅針盤は指し示す』にもちょい役で登場しています。裏道場恋愛成立後『秘密の噂』『謎めいた女』などで活躍中。
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