04 ラミー |
出身地:ランカークス村 年齢:17才 ランカークス村の唯一の道具屋(と言うか、雑貨屋)の娘。 ラミーは頭脳は平均的で、ランカークス村の教会で基礎教育ぐらいしか受けていませんし、はっきり言ってそれ程いい成績ではなかったし、村から一歩も出た経験もありません。 両親がおっとりとしていてあまり商売に向かないタイプなのに対し、ラミーはなかなかに要領がいいと言うのか、商才に溢れています。 季節外れの商品を安売りしたり、配送サービスを付け加えることで購買欲をそそるという手法は、実は彼女が考え出したものです。両親を説得してまで新しいサービスを実行する前向きさを持つラミーは、ランカークス村の道具屋になりたいという漠然とした夢を持っています。 積極的に道具屋になりたいと言うよりは、普通の女の子の様にお嫁にいくのが嫌だったと言う方が正しいのかもしれません。 幼友達であった少年(つまり、ポップ)が突然村からいなくなったことと、すぐ上の姉が遠くの村に嫁いだのが大きなきっかけになりました。 いなくなった友達を心配し、彼が戻ってくるのを待ちたいと考えたラミーですが、田舎の村では女の子は年頃になればお嫁にいくのが普通。その際、ラミーの姉のように遠くの村に嫁ぐ話が持ち込まれれば、最悪の場合二度とランカークスには戻ってこれない可能性もあります。 そうなればポップがどうなったか噂も聞くこともできず、永遠に会えないままで終わってしまいかねない……そう考えたラミーは、実家の道具屋になくてはならない看板娘になるべく、本気で道具屋修行を始めました。 その甲斐あって、今や評判の看板娘を通り越して、店主であるはずの父親よりもがっちりと店の経営をやりくりしている家庭内実力者となっています(笑) そして念願かなって行方不明だったポップとの再会を果たし、長年の気掛かりもなくなってスッキリとしたラミーは、今や特にランカークス村の道具屋に固執する理由もなくなったのですが、長年の習慣とは恐ろしいもので未だに彼女は実家の道具屋を仕切りまくっています。 胸の支えが取れた今ならば、別に玉の輿狙いも悪くないし、でなければ素敵な人と恋に落ちてもいいかも……なんて考え始めたラミーはまだまだ恋を夢見る乙女です。 ところで、そんなロマンやラミーの思惑とは裏腹に、ラミーの両親は三人姉妹のうち末娘にあたるラミーを道具屋の後とり娘として手元に残し、婿をとるか、でなければこの村の中から結婚相手を捜したいと考えていました。 また、正式な約束ではないし本人達は知りさえしませんが、実はジンの両親とラミーの両親の間で、内々に取り交わされている話もあります。 もし、子供達が年頃になって、その頃になっても互いに相手を憎からず思っている様ならば、結婚話を持ち掛けてもよいのではないか――。
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