Q10 『ポップの幼馴染達の出会いとかポップ帰郷編をくわしく。ポップと幼馴染達のポップ家出前と帰郷後の彼らの日常とか。ポップの幼馴染二人の設定が知りたいです』 |
ポップ「えー、そう言われてもジンやラミーとの出会いなんて覚えてねえよー?」 ジン「そう言えば、おれも……っていうか、ランカークスの村人なら基本的に生まれた時からみんな顔見知りだもんなぁ」 ラミー「特に、うちのお母さんとポップのおばさんは商売人の妻っていう共通点があるし、仲がいいものねー。ジンのおばさんだって村長の妻だから、顔が広いし。 ポップ「そうだよな、おれ達て年が近いからよく遊んでいたし。 ラミー「それに関しては、あたしは一言言いたいわ! ジンとポップって男の子達と遊ぶ時は、絶対にあたしを誘わなかったわよね? あれ、今でもちょっと腹を立ててるんだから!」 ポップ「いや、それはしょうがねえだろ。だって、村じゃそれが普通だったんだしさー」 ラミー「何言ってるのよ、あたしはポップよりも木登りが上手だったんだからね! それにジンとポップと一緒に遊びに行くと、いつだって服が泥んこになってたじゃない、それぐらい気にしなかったのに! ポップ「不公平って……なぁ?(ジンと目を見交わせて)」 ジン「(ラミーには聞こえないようにこっそりと)あの時はひどかったよなー、ラミー達に無理やりおままごとにつきあわされたせいで、後で男連中に冷やかされまくったもんな」
ラミー「(きょとんとして)なぁに? どうしたの?」 ジン&ポップ「あ、いやいやなんでもないよっ!」 ジン「ところで、ポップが帰郷した時の話なら今のところ二つあるけど、実はこの二つの話って繋がっているようで、いないんだよね。表の話と、裏の話だから」(裏道場 恋愛以前『村から消えた少年』と二次小説道場『遠き山に日は落ちて』) ポップ「このサイトの話って、ルートによってイベントや設定が少々変わるからよ。おれとおまえら二人が幼馴染みだってことはどのルートでも同じだけど、再会のタイミングやおれが大魔道士だって打ち明けるかどうかってのは、ルートによって差がでるんだよな」
ポップ「いや、幼馴染みじゃなくなることは、ないよ。 ラミー「なによ、それっ?! あたし達、幼馴染みでしょ?! それって冷たすぎない?!」 ポップ「だってよ〜……そんなら聞くけどさ、おまえら大魔道士ポップの噂を聞いた時、どう思った?」
この質問に、ジンとラミー、顔を見合わせつつ5秒ほど沈黙した後で答えます。
ラミー「『わあ、ポップと同じ名前なのに、なんてすごい人なの』かしら?」 ポップ「すっぱり言いやがったな! かけらもおれの噂だと思わなかったんじゃないかっ、だから打ち明けたくなかったんだよっ?!」 ジン「いや、その、ポップって、そう珍しい名前でもないし、偶然だと思っても無理ないじゃないかっ。だいたい、噂や吟遊詩人の唄では魔法使いポップってものすごい年よりの魔法使いか、でなければ超美形の青年だって話だったんだから!」 ポップ「なんだよ、それ?! 師匠やヒュンケルが混じってねえか?!」 ラミー「そんなの、あたし達が知るわけないじゃない! ポップ「あの時はンな余裕なんかなかったんだって! あの日は強盗が来た後だったし、アバン先生がおれをおいてさっさと出かけちゃうって分かってたから、大急ぎだったんだよ! 荷造りもろくにできなかったぐらいだったんだから」 ジン「(呆れて)それでよく、山越えで家出する気になったよね。ホント、ポップって無茶すぎるよ……もし、先生とか言う人に追いつけなくて、迷子になったらどうする気だったんだよ?」 ポップ「(ギクッとして)うっ?!」 ラミー「考えてなかったんでしょ、やっぱり。すっごくポップらしい話よねー」 ジン「ポップって色々と変わったようでいて、根本のところは全然変わってないよなぁ」
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